私たちの存在とは
解明不可能な理論を確立できた
前人未到の記録に到達できた
弱小校が強豪校に勝利できた
常識的に無理だと考えられていたことが
誰かの手によって打破されたとき
私たちはその誰かの成果に感動し
尊敬の目を向け称賛の拍手を送ります
輝かしい成果を上げるまでには
私たちが知る由もない
血のにじむような努力と
研鑽があったに違いない
単に結果だけを
称賛するのではなく
目に見えないストーリー
いわゆる浪花節的な話を
多くの日本人は
好む傾向にあります
江戸の昔に大ヒットした
「赤穂浪士」の物語も
常識的には許されないことを
見事に打破して本懐を遂げ
最後は自害して終わるという
日本人の嗜好に
見事にフィットしたもので
現代でもヒーロー的扱いで
語り継がれています
今も昔も管理統治された
ムラ社会の風潮が色濃く残った
抑圧の中で生きる日本人は
個が抱く不平不満を押し殺し
代わりに誰かの手によって
成し遂げられた
勧善懲悪の物語の中に
心の救いを求めます
平凡な自分には
夢でしかないことを
どこかのヒーローが
実現して見せてくれる
世の中には特別な人間が存在し
平凡な大衆とは違う人種である
いつの間にか
そんな風に刷り込まれ
自分はできない側の人間
特別ではないのだから
できないことが当たり前
実は支配層にとって
ヒーロー物語は
大衆の力を弱めるためには
とても好都合な
ツールの一つなのです
もともと特別なのに
誰もが平等で誰もが同じ権利を持ち
誰もが幸福な人生を歩むことは当然
このように言われて
異論をはさむ人がいたとしたら
独裁者の素質を持っています
メンターの「松田 豊さん」は
私たち人間は生まれてくること
その時点ですでに奇跡的なことだと
メッセージの中で伝えています
特別な記録を打ち立てたり
難解な理論を解読したり
想像外の大逆転劇だけが
奇跡ではなく
私たちの存在がすでに奇跡
人と人とのつながりは
その奇跡の上で起こった
奇跡を超えた奇跡だといいます
そもそも人と人との出会いを
理路整然と論を並べて
説明することなど
誰にもできないことです
何か不思議な力に導かれて
顕在意識の外側で行われたこと
そのようにしか考えられないことです
私と妻はおよそ
1000㎞離れた地で生まれています
出会うまでに何一つ接点はなく
出会うことを目的にして
お互いを知ったわけでもありません
結婚は自分の魂を磨き
相手の理不尽さを
どれだけ許容できるか
その修行のために
ぴったりの人を捜し求める行為
だそうですが
「修行に必要なのはこの人だ」と
お互いの魂が
（少なくとも妻の魂は）
求めたのでしょう
奇跡は自分の生活とかけ離れた
遠い世界の中だけのものでなく
ましてや特別に選ばれた
ヒーローだけが成し遂げた
記録や功績ではないのです
自分は何もできない平凡な人間
すでにその時点で奇跡を成し遂げ
成果を上げてしまっているのです
平凡な自分こそ当別な自分
一般大衆の中の一人
平凡な市民の一人
これまでこうした表現は
遜（へりくだ）った謙虚な
態度を表すものとして
認識されていましたが
存在そのものが奇跡的ですから
特別な功績・賞歴など
奇跡の前では霞んでしまいます
何と言われようと
私たちは奇跡の結果
存在しているのですから
その存在を好きでいることは
当たり前のことです
自分を勝手に無力だと思い込み
貶めるなんてありえないことです
ノーベル賞をとれない自分
ホームランを打てない自分
美術展で入賞できない自分
楽団で指揮ができない自分
将棋で名人になれない自分
それよりもはるかに奇跡的で
かけがえのない存在が
この地球に生まれ出た自分
すべての物質は静止することなく
常に振動し波動を発しています
当然「平凡な自分」も
無数の振動エネルギーを発し
話す言葉や心の中の思いにも
振動エネルギーは存在します
何かを成し遂げていようが
ぼーっと過ごしていようが
エネルギーは常に発し続けています
何もできないと思い込んでいた自分
実は常に何かをしている自分
この特別な存在が
「どこにでもある名もなきつまらない存在」
であるはずはありません
これを読んでいただいた瞬間から
「どこにもない名がなくても貴重な存在」
に変わるはずです
特別な存在を
もっと大切にしたい
そう考えているのなら
ぜひ
自分自身への投資をお勧めします
メンターにつながることで
自己投資の大切さを学ぶことができます
ここまでお読みいただき
ありがとうございます
あなたのもとに 素晴らしいことが
たくさん たくさん
降り注ぎますように
サポートしていただければ大変うれしいです もっともっと読み応えのある記事を執筆してまいります