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失敗して落ち込んでいる方へ>「ミスとエラー」への私の対応方法(振り返り)

見出し画像:naobimによるPixabayからの画像

【今日のポイント】

起こしたくなくても必ず起きる「失敗」心理的にも実務などの現実面にも影響を及ぼすものですね。

平凡なものではありますが、「失敗」を「ミスとエラー」に分けて心理面と仕組み面から私の対応方法をご紹介しますので、何かのご参考になれば幸いに存じます。


1.失敗の中の「ミスとエラー」(本記事での区別)

 仕事やプライベートまで、暮らしの中で「しまった、失敗した!」とか「こんなはずじゃなかったのに!?」などと、失敗とその影響を感じる場面は、数多くありますね。

 とくに、生活環境や事業環境が変わり、その変化に対応しなくてはならなくなったときには、どうしても思わぬ失敗が増えてくると、私も実感しております。

今までにも、『AIやデジタルツインによる防災予測技術による人災低減への期待』 https://wp.me/p9D2bS-2it などで、人災(人のミスによる災害発生や災害の影響拡大)における先端技術の貢献への期待や、

『スターシップの打ち上げなどにみる、トライ・アンド・エラーの重要性とサイクルの加速』 https://wp.me/p9D2bS-2kE などで、トライ・アンド・エラーの重要性とその回し方についてお話してきましたが、

この失敗への向き合い方(対応)について、私が今までの経験で気づいたことなどを、大変平凡なものではありますが、お話したいと思いますのでご参考になれば幸いに存じます。

なお、本記事では、失敗を大きく「ミス」と「エラー」に分けて、
「ミス」「やったら意図とは異なる結果が出てくることが分かっているプロセスを誤って行う(あるいは、やるべきと分かっていることをやらない)」

「エラー」「どの様な結果が出るか、予想はしているが確定はできないことをやって、期待した結果が得られない(あるいは、想定外の環境変化などにより、意図したものとは異なる結果が出てきた)」

とこの2つを区別してお話したいと思います(もちろん「ミス」と「エラー」の境界は曖昧ですし、「エラー」の背景に「ミス」が隠れている場合などもあるかと思いますので、あくまでざっくりとした区分です)。


naobimによるPixabay

2.不安など心理面からの失敗への私の対応

● 私の心理面でのミスとエラーへの対応方法は、
「ミス」については、反省することはもちろんですが、やはり、早期の一次対応(被害の拡大回避と現状回復など)を行うとともに、原因究明と再発防止策など、(やるべきこと=ToDo)に意識を振り向けること、

また、そのToDoをリスト化やスケジューラに日時を決めてタスクとして入れることなどにより「可視化」することで、
「ミス」によって生じた不安や自己嫌悪を、前向きな行動への意識に変えて行くことを心がけています。

● 「エラー」については、

一次対応はもちろんですが、「原因の探求」に重点をおくことで、前向きに行動する意識付けを行うことが多いかと感じています。

この原因の探求では、元々の前提に間違いがなかったかや、前提の置き方(前提としている項目に抜け漏れがなかったか)などに加えて、
前述のように、「エラーの原因には前提の置き方などのプロセスや仕組みなども含めて「ミス」がなかったか?」ということも確認して進めるよう、意識しています。

そして、この「原因」を含めて「エラー」自体を貴重な知見が得られたと捉えて、次のチャレンジにつなげる「トライ・アンド・エラー」のサイクルを回すことで、心理面での負担軽減にもつながると感じている次第です。


Pete LinforthによるPixabay

3.自動化など仕組み面からの失敗への私の対応

 仕組みの面から、失敗に対応することは、個人の問題と、企業など組織の問題では、自分でできること(その範囲、限界)はもちろん異なりますが、
ここでは、組織的な問題については、自分が提案などができるかという視点から、自分が検討している項目を取り上げたいと思います。

● 「ミス」に対しては

やはり「複数チェック」「マニュアルやチェックリスト」、特に「複数の目でのチェック」の体制つくり重要と思っています。

これは、仕事だけでなく、家庭などでも、家族とお互いにチェックする(例えば、LINEや共通のカレンダーなどで、情報を共有する)ということで、実施できることかと思い、心がけています。


● 「エラー」については、

普段からの「前提」の置き方自身(例えば「利用する情報源」とその分野)の見直しと、「トライ・アンド・エラー」のサイクルの回し方自体を、体系的に行うことが、仕事でもプライベートでも重要と考えています。

なお、上記の「エラーへの対応仕組み」に関する事項は、前述のブログ記事以外に、

前提の置き方の検討項目の例として、

『「見えない強み」としてのイノベーションの環境』 https://note.com/nobu_g_smb/n/n0c1c1c7f2fae

『中小企業のIT活用に考える、「外すべき制約」の検討の重要性 』 https://wp.me/p9D2bS-2l7 

事前の対応策の立て方として、
『「未来予測とプランB」~プランBの立て方のヒント』 https://wp.me/p9D2bS-2kO

などもご参考になれば幸いに存じます。

以上、私が普段、「ミス」や「エラー」などの失敗にどのように向き合っているかをご紹介してきましたが、

いつもこのように実行できているわけではなく、また、実行しても効果が上がらずに落ち込んでしまったり、焦って二次的なミスを誘発してしまったりすることもままありますが、

今後も、この「失敗との向き合い方」自体もブラッシュアップしつつ、前に進みたいと考える次第です。


Gerd AltmannによるPixabay

【今日のまとめ】


・普段の仕事やプライベートにおいて、「失敗」は必ず生じ、特に環境変化の対応時には増加する。この失敗を「ミス」と「エラー」に分けて個人的な対応方法を、心理面と仕組みの面からご紹介します
・心理面での「ミス」への対応は、反省しつつ「これからやるべきこと(TODO)」を明確にし、スケジュールなどに落とし込んで「可視化」することが効果的。「エラー」は「原因の探求」を前提の見直しを含めて行うことが心理面でも有効と感じる
・仕組み面での「ミス」への対応は、「複数チェック」の体制整備「チェックリスト」などと並んでが重要。「エラー」は、「前提」の置き方と見直し方の体系化が重要。

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