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【若手ビジネスパーソン向け】成長をどうやって測るのか?

振り返って「自分はどのくらい成長したのか?」と考え込むことはないだろうか。成長とは極めて曖昧であり、私も20代前半の頃は悩んでいた。

自己の成長を追い求めることは現状に満足しないという点で重要なことである。VUCAの時代と謂れる時代において、サラリーマンであれば、給与やポジションを維持することすら容易ではない。私と同じく、サラリーマンとして生きているビジネスパーソンは日々それを痛感しているはずだ。芸術家などの仕事においても、新しい才能の原石が登場して自分のポジションを脅かされるような事態があるのではないだろうか。みなさんは、自己の成長のため、たくさんの努力をしているのだろうと想像する。仕事での成果、語学の習得、資格の取得など様々なものがある。

それでは「どうやって成長しののか?」判断すれば良いのだろうか?私自身は3つの観点から成長を測り、振り返りをしている。

1つ目は、他者からのフィードバックである。「プレゼンテーションが上手になったね」「知識が増えたね」色々な褒め言葉はあるだろうが、「何かしらの変化を他人が気づいてフィードバックしてくれる」ことは成長した一つの証ではないだろうか。

2つ目は、外的な要因に対する自分のリアクションの変化である。例えば、プレッシャーがかかった場面での自分の振る舞い。以前より落ち着いて対応ができている、と感じれば成長しているのではないだろうか。自分自身の変化を感じることは容易ではない。よって、日々の些細な変化は成長ととらえることができるのではないだろうか。一歩一歩成長している自分を感じるはずだ。成長している自分を褒めることで自己肯定感が高まり、更なる活力に繋がる。

最後の3つ目は、自分が関わっている人々のポジティブな変化だ。「周りの人は鏡」と言われるように周囲は自分を映す鏡なのである。特に部下や後輩の成長は上司/先輩である自分自身が大きく影響している。自分が良い影響を与えた分だけ、部下や後輩も成長するのだ。よく「部下の能力が低い」「仕事ができない」という上司がいるが「すべて自分の責任」なのだ。自戒の念を込めてこの言葉を胸に刻みたいと思う。

私が20代の頃から意識してきたエピソードを記そう。MR時代、売上計画の100%を達成するために使う自分の時間は70%を目安にしようと決めていた。この考え方の背景には大きく2つある。1つ目は「残りのメンバーに好影響を与えることがチームの力を何倍にもする」。2つ目は「70%の力で100%を達成できれば、自力は必ず高まる」からだ。「志を語る意義やメリットについて(Note参照)」で記載しているが、大きなインパクトを残すために1人でできることは少ない。チームの力をどうやって最大限引き出すのか?を考えれば、自ずとチームに好影響を与えようという話になる。また70%の力で計画を達成するには?単純に業務時間を延ばすだけではない思考が求められる。例えば「医師が自動的に自社製品を処方してくれるようになるには?」など発想の転換が求められるのだ。結果、自力は高められる。

VUCAの時代、将来の予測が難しい現代において、成長を意識することはますます重要になっている。しかしながら、成長の度合いを意識はしていても、測る方法は確立していない。私の方法が参考になれば幸いである。

なお、資格取得など客観的に「時間を投資して学び得たもの」これは成長している証になるのではないだろうか。

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