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うるおいと呼吸運動

こんにちは。
養生担当“ のぶ ”こと千葉宣貴です。

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はじめに

前回の記事では『呼吸運動と養生』と題して、呼吸運動と肝腎の養生のつながりで養生を考えました。

今回はそこでみた【肝腎の養生】が呼吸とどうつながるか書きます。

「養生に呼吸ってなんで?」
「もっと薬膳とかについて書いてよ」
と思うかたがいらっしゃるかもしれません。

しかしそれらの理論を実践して効果がでるのは、理想的な"気のうごき"を獲得できている大前提があります。

つまり、諸気を蔵する"肺"の機能が引き出せる身体であることが重要。

養生は呼吸改善がスタートであり"軸"なのです。

⇩前回記事はこちら⇩

前回記事で呼吸は"呼吸運動"であり骨・筋・神経系がおもにおこなっているとお伝えしました。

つまり呼吸運動は肝腎の充実がささえているということです。

"肝腎同源"という言葉があるほどお互いに密接なつながりをもっている肝と腎。

肝と腎が共通して蔵しているのは"陰分"

カンタンに言うと"うるおい"です。

それが呼吸のベースを支えているのです。

前回の記事でもお伝えしましたがここでも養生のベースは疏肝、補腎です。

それに加えてうるおい(陰液)を補うこともおさえましょう。

最近は乾燥注意報が多発し、呼吸の質が低下しやすい環境です。

これを機に"うるおい"と呼吸をつなげて考える習慣をつけていただけるとありがたく存じます。

筋と骨からうるおい不足をイメージ

皆さんがうるおい不足と感じたり、判断していることは沢山あるのではないでしょうか。

最近ではおおくの出張・在宅鍼灸師は、乾燥肌や唇のひび割れがを体感しているでしょう。

ただここでは肝腎にからめてうるおい不足をイメージしましょう。

筋や骨のうるおい不足の"小魚""ビーフジャーキー"がピッタリ。


ジャーキー


小魚

筋はかたくて伸びず凝縮しており、骨は脆いとわかります。

在宅医療では「高齢者は干物だと思え」といわれることもあるそうです。それはつまり、"気血不足""呼吸運動機能低下"の状態ということです。

また五労の久臥という考え方でも肺を傷めていることもわかります。


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