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西大寺、頭塔、元興寺

奈良旅は3日目。電車で西大寺駅まで。西大寺は友達が住んでるし、鍼に行ってる友達もいてよく聞く地名だったのでずっと気になっていた場所の一つ。

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西大寺は四箇所の開放してる院があって、全部を千円で拝観できる。

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本堂が素晴らしく、拝観券を渡して遠くから見ているともっと中へと言われてゆっくり見せてもらった。本尊よりも立派な弥勒菩薩と堂々とした文殊菩薩に感動。文殊さんは四侍者像を従えているので、もっと広い場所に安置してあげたい感じ。それが薄暗い本堂の中で三方ぐるりと灯籠で照らされていて、その優しい光の中で見せていただきなんとも言えない気持ちになってしばらく佇みたくなる。

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宝物館の聚宝館は雑然としているのに立派な仏像や宝物ばかり。それが重要文化財とも思えないように置かれているw他にも別院で不動明王や最近、せんと君の薮内さんが作ったイケメンの道鏡の仏像もあり笑えてくる。その上四王院で日本で3番目にでかいと言うでかでか十一面観音がおられてびーーーーっくりした。西大寺は荒廃していたと言ってもこんなに広くて立派な仏像があるんやなーと関心。予想していたよりもたくさんたくさん感動した。

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その後、電車とバスを乗り継いで、奈良のピラミッドとも言われている頭塔を見に行った。

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門に到着すると現地管理人まで電話してくださいと入り口に書いてあり恐る恐る電話すると近くのお家から出てきたおばあさんが鍵を開けてくれて三百円を渡す。

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ここは二月堂のお水取りを始めたアイデアマンの坊さん、実忠が作ったと言う石と石仏の階段型ピラミッド。ずっと一人で見てたんやけどなんだかぞくぞくするような場所だった。

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頭塔作った実忠は渡来人やったって説もあるみたい。
昔は奈良には韓国系だけでなく、インドやイラン、もしかしたらローマ人も渡来人にいたとも。二月堂のお水取り創始した実忠、その教義は実はゾロアスター教だったのでは?。そう、奈良は終着点、シルクロードに想いをはせる。。。

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その後、元興寺へ行こうとしたら途中に春鹿の蔵元があったので500円の試飲をする。説明を受けて5種類も飲ませてもらってその上奈良漬も食べてお猪口までもらった。優しい。

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元興寺は世界遺産になる前、ニコンの大和路のクラスで行ったことがある。

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その時に、あれが飛鳥時代の瓦だよと言われて、へーと思いながらパチパチ撮りつつ、寂しいような寺だったのに、世界遺産になったらこうも変わるのかな。前に来たのは別のお寺でやっぱり勘違いかな?などと思う。でもその時に日本で一番古い瓦の話は聞いたので同じなんだろう。世界遺産を各地の観光の目玉として呼ぶ意味がわかった気がした

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瓦と苔は雨の日に写真を撮るのが美しい。元興寺に着く前ぐらいから雨も激しくなり、頭塔のとこで鍵を開けてくれたおばあさんがくれた傘がすごい重宝した。普段、自分の店で傘をあげててよかったわ。ありがとう。こうやってご縁って戻ってくるもんなんやなー。

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21.5.7

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