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Los Angels珍道中 Part.2

以下の記事の続編です。Part.1ではNRT→LAXの道中やロサンゼルスのビーチなどを観光した様子を記載しました。Part.2ではロサンゼルス滞在2日目の様子を綴ります。


2/9:Day2:Morning

ホテルでのひと時(その1)

今回のロサンゼルス滞在では2か所のホテルに滞在することとしました。1日目と2日目に滞在した1つ目のホテルは、「Homewood Suites by Hilton Los Angeles Redondo Beach」というホテルでした。ヒルトン系列のホテルらしく、部屋の内装はきれいでした。部屋の間取りはベッドルーム(クイーンサイズのベッドが2台あります)、リビング・ダイニング、キッチン、バス・トイレと至れり尽くせりの広さでした。キッチンには4人家族で使うのに十分な容量の冷蔵庫や食器洗い機なども完備されていました。今回我々はこの広々とした部屋を2部屋予約したので、1部屋を2人で使用することが出来ました。かなり贅沢に過ごしたわけですが、ホテルの値段はそこまで高額というわけではありませんでした。

ホテルの外観を映したが、カメラの画角が狭く良く分からない写真になった。
ベッドルームの様子
朝食付きのプランでした。ポークソーセージが朝マックのパティのような味でかなり美味でした。
リビングの様子。リビングとベッドルームにそれぞれ1台ずつ大きなTVがありました。

2/9:Day2:California Institute of Technology

10:00頃にホテルを出て、この日はまずカリフォルニア工科大学(通称カルテク)に向かいました。カルテクは量子電磁力学分野でノーベル物理学賞を受賞したファインマン教授が教鞭を執っていた大学でもあり、個人的に行ってみたい場所だったので今回の旅程に組み込んでもらいました。ファインマン教授の様々な逸話を集めた「ご冗談でしょう、ファインマンさん」という本は非常に面白いので、皆さまもぜひ読んでみてください。

ホテルからカルテクまでは私が運転しました。無料のハイウェイを乗り継ぎながら、1hr程度のドライブでした。カルテクの敷地外にカルテク訪問者専用の立体駐車場(無料)があったので、そちらに車を停めてカルテク内を散策しました。
カルテクは全米の中でも、マサチューセッツ工科大学(MIT)と並ぶ屈指のエリート名門校として知られており、理工学分野に特化した大学です。日本でいうならば東京工業大学のような大学ですかね。
アメリカの大学ということで、かなり広大な敷地を有する大学なのかと想像していましたが、意外にも小ぢんまりとしていました(それでもかなり広い構内でしたが)。学生数は学部生・大学院生含めて2,000人程度とかなり少人数です。参考として、東京工業大学の総学生数は10,000人程度ですので、学生一人当たりが利用できる大学構内の面積はかなり広そうです。大学はロサンゼルスの中ではかなり穏やかな地域に立地しており、喧噪から離れたゆったりとした環境で、のびのびと研究に励むことができるだろうなと思いました。

正門では無いっぽいが、カルテクの文字がありました。
こちらが正門っぽい。真ん中の高い棟は「CALTECH HALL」と言い、図書館などが入っていた。
この日は天気も良く穏やかな気候で、大学構内を散策するに丁度よい日和でした。
カルテク構内には自然がいっぱいです
リスや亀も当然のようにいました。カルテクの学生は動物に慣れっこなのか、見向きもしません。
穏やかな天気の中のカフェテリア。オレンジ色がカルテクのテーマカラーのようです。
カルテク内はほとんどLaboratories(研究棟)ばかりでした。なぜかMedical EngineeringのLabの前で写真を撮った。
謎の数式が屋外の黒板に書いてありました。
噴水などもあり、広々とした構内です。研究がはかどることでしょう。

カルテクでは「Caltech Store」でカルテクグッズを買いました。グッズ売り場には、我々と同じように観光でカルテクに来たであろう方たちが同様にお土産を買っていました。私はカルテクパーカーとノートを記念に購入しました。パーカーはおしゃれだし裏起毛で暖かく機能性に優れていました。

「Caltech Store」の外観。オシャレできれいな建物でした。

2/9:Day2:Griffith Observatory

カルテクを散策している間に、時刻はお昼を回っていました。我々はカルテクを後にし、グリフィス天文台に向かいました。グリフィス天文台は映画、「LA LA LAND」でも印象的なシーンで登場しており、今回の旅行で訪れるのを楽しみにしていた場所の一つでした。
グリフィス天文台に車で到着しましたが、駐車場は車で一杯でした。グリフィス天文台に向かう途中の道のりの路肩も有料の駐車場になっているようで、道を行ったり来たりしながらなんとか車を駐車することが出来ました。車を停めた場所からグリフィス天文台までは歩いて15分くらいかかりました…。駐車料金も10ドル/hrと観光地価格でした。一方で、この日は金曜日で平日だったためこの程度で済んだかもしれません。休日だったら車を停めることすら難しい状況だったかもしれませんね。

車を停めた場所から歩いてグリフィス天文台まで向かいました。天文台が遠くに見えます。

グリフィス天文台に到着して驚いたことは、天文台の観覧料金が無料であることでした。プラネタリウムは別料金のようでしたが、それでもかなり見ごたえがある館内でした。個人的にはグリフィス天文台に設置されているテスラコイル(物理の教科書で観たことがある方もいるかもしれません)を観たいと思っており、実物を観ることが出来て感動しました。お金を払えば実際にコイルからの放電を観ることができたのでしょうか?

グリフィス天文台に到着。多くの観光客でにぎわっていました。
天文台の中に入ると「フーコーの振り子」がお出迎えしてくれます。
テスラコイル。中央の丸い球から放電されます。
テスラコイルからの放電の下で呑気に本を読むテスラ氏

グリフィス天文台では、他にもアメリカ合衆国に落下した隕石を観たり触ったりすることが出来ました。月から採取した石とかも触ることが出来ました。月の石に触れるということはこれまで経験したことがなかったので、貴重な体験となりました。

隕石やら月の石やらに触れることも出来ました。

グリフィス天文台では、館内だけでなく天文台の屋上のような場所にも行くこともできます。屋上からは、かの有名な「ハリウッドサイン」も望むことが出来ます。またロサンゼルスの街を一望することも出来ました。ロサンゼルスの街はニューヨーク(行ったことはないですが)のように高層ビルが至る所に建っているというわけではなく、比較的低層の建物が目立ちました。
天文台の屋上には望遠鏡が(確か)2台設置されていました。そのうちの1つは実際に観ることが出来ました。夜にはその望遠鏡を観るだけではなく、実際に使用して天体観測が出来るようでした。グリフィス天文台は日中だけでなく、天文台としての真価を発揮する夜に来ても面白そうな場所でした。

グリフィス天文台の屋上からは、かの有名な「ハリウッドサイン」を臨むことができます。
ハリウッドサインの反対側に目を向けると、ロサンゼルスの街を一望できます。
望遠鏡が収められているドームの外側には、「THIS DOME CONTAINS THE ZEISS 12 INCH REFRACTING TELESCOPE」とカッコよく書かれていました。

2/9:Day2:Hollywood

ハリウッドの様子

グリフィス天文台を一通り見回った後、お腹が空いたのでグリフィスパークの麓にあるハリウッドの街まで降りてきました。アカデミー賞の授賞式が毎年行われるというドルビーシアターを駐車場替わりに利用し、ハリウッドの街を散策しました。ハリウッドの街では、きらびやかな街並みの中で歌を歌ったり、ドラムを叩いたりしているストリートパフォーマーの方もちらほらいました。露店からはアメリカらしいおいしそうな匂いの食べ物も売られていました。その日の午前中に訪れたカルテク周辺の落ち着いた雰囲気とは打って変わり、街中が賑やかな雰囲気でした。一方で、昼間はまだ安心して歩けるものの、夜になると外には出歩き辛いだろうなという雰囲気もどことなく感じ取ることが出来ました。

グリフィス天文台からハリウッド市街へ向かう道中
駐車場替わりにドルビーシアターを利用。
ハリウッド市街の様子。ドルビーシアターの変わった外観も観えます。

Chick-fill-A

ロサンゼルスでは、まだ日本に上陸していない「IN-N-OUT BURGER」という、ハンバーガーチェーン店に行ってみたいと思っていたので、ハリウッド周辺にあるIN-N-OUTまで歩いて向かいました。しかしながらハリウッドのIN-N-OUTは、15:00頃という時間帯にも関わらず現地の方々で満席でした。IN-N-OUTはハリウッド以外にもロサンゼルスには各所に点在しているため、この時はIN-N-OUTでご飯を食べることは諦めました。その代わり、個人的にもう一つ行ってみたかったアメリカのファストフードチェーン店である「Chick-fill-A」というお店に行きました。Chick-fill-Aはチキンサンドイッチをメインに販売するお店です。サンドイッチと言いながら見た目はハンバーガーの形をしています。しかし、アメリカではビーフパティをサンドしたもの以外はハンバーガーではなくサンドイッチと呼称するようです。私はChick-fill-Aサンド(with Chick-fill-Aソース)とフレンチフライとドクターペッパーを注文しました。注文してすぐに大きなコップにドクターペッパーをなみなみと注いで頂き、手渡してくれました。ドクターペッパーと一緒にレシートを貰いますが、そこには注文時に言った自分の名前が書かれています。注文した料理が出来上がると、この時に店員さんに伝えた名前で呼ばれる仕組みになっています。Chick-fill-Aサンドはバンズ、チキンフィレ、ピクルスというシンプルな構成です。そこへ色んな種類の中から選んで注文したソースを自分でかけて食べます。余計な味付けでごまかすことなく、シンプルな味で勝負しており、人気の理由がわかる美味しさでした。近所にあったら週1回は行きたいお店です。

最初はIN-N-OUTへ向かったがお店は満席。地元の方々にも愛されている様子が伝わりました。
代替案として近くにあったChick-fill-Aへ向かいます。お店はテラス席のみでした。
料理が出来上がったら、シートに書いてある名前で呼ばれます。トータル12.02ドルした。
写真は同行者が頼んだチーズチキンバーガー。こちらも美味しそうでした!
ハリウッドのメイン通りから少し離れると、多少落ち着いた雰囲気。

GHIRARDELLI

その後は「GHIRARDELLI(ギラデリ)」というチョコレート屋さんに行ったりしました。私は知りませんでしたが、アメリカで3番目に古くからあるチョコレート会社とのこと。由緒あるお店です。私はハリウッドのギラデリではチョコレートを購入しませんでしたが、結局帰りのLAXでお土産としてチョコレートを購入しました。

ギラデリ ハリウッド店。イートインコーナーもありました。

2/9:Day2:IN-N-OUT BURGER

ハリウッド周辺を後にして、ホテルのあるRedondo Beach方面へ車を走らせました。途中、LA LA LANDの撮影地の一つである、「Cathy’s Corner」という場所に行こうと試みましたが、車で行くのはどうやら難しかったようでした。「Cathy’s Corner」に行くには、グリフィス天文台から1hrくらい歩いていくと確実にたどり着けそうです。
この日の夜ご飯は、お昼に食べ損ねた「IN-N-OUT BURGER」で頂くことにしました。ホテルに近いIN-N-OUTに向かうと、夜ご飯時でしたが比較的空いており、店内で席を確保することが出来ました。IN-N-OUTのメインメニューは「DOUBLE-DOUBLE」、「CHEESEBURGER」、「HAMBURGER」、「FRENCH FRIES」の4種類。少数精鋭のメニューで堅実に勝負している点が好印象です。私はDOUBLE-DOUBLE(パティが2枚入っているダブルチーズバーガー的なもの)とFRENCH FLIESと飲み物のセットを注文しました。占めて11.19ドルでした。ハンバーガーの味は、しっかりとした味のパティとレタスや玉ねぎ、トマトなどの野菜との組み合わせがかなりマッチしていておいしかったです。こちらも「Chick-fill-A」と同様に余計な調味料を使わず、素材の味が活かされた味付けでした。注文の際に特定の呪文を唱えると裏メニューが手に入るようなので、次回行く機会があれば裏メニューにもチェレンジしたいですね。

IN-N-OUT BURGERの店内。料理が出来上がったらレシートに書かれた番号で呼び出されます。

2/9:Day2:Night Time

TOPGOLF

IN-N-OUTからホテルまで変える道中でWalmartに立ち寄り、お酒やおつまみなどを調達しました。その後ホテルで少し一服した後、同行者が見つけてくれた「TOPGOLF」という施設に遊びに行きました。ホテルを出たのは夜22:00くらい。Uber TAXIを利用してTOPGOLFに向かいました。TOPGOLFはゴルフの打ちっぱなしにゲーム性を付加したような、エンターテイメント施設でした。日本でいうラウンドワンのゴルフ特化バージョンといったところでしょうか。
打ちっぱなしの席(Bayというらしいです)が空くのを待つ間、ビールを飲んだり卓上のサッカーゲームで遊んだりしました。
40minほど待つと係の方にBayに案内してもらいました。私は日本でもゴルフをしたことがなかったので、この場で初めてゴルフクラブを握りました。全くの異国の地で初めてゴルフを行うというのもなかなか不思議な体験でした。7番アイアンやドライバーを使ってボールを打ってみましたが、上手に飛ばずゴルフの難しさを痛感しました。せめてボールを上手く前に飛ばせるようにはなりたいものだと思いました。
ロサンゼルスの夜は治安が不安でしたが、少なくともTOPGOLFという施設は比較的安全そうでした。夜でも多くのお客さんで賑わっており、対応してくれた店員さんも親切でした。移動もUber TAXIを利用すれば明瞭会計で安心できました。

TOPGOLFの外観。親切なUber TAXIの運転手に送り迎えしてもらいました。
ゴルフに初挑戦する私。思うようにボールが飛ばずに大苦戦。

ホテルでのひと時(その2)

TOPGOLFを後にして、ホテルに戻ってきたのは日付が変わり夜1:00頃でした。それから同行者がWalmartで購入したベーコンを焼いてくれ、それをおつまみにお酒を飲みました。私はWalmartでカリフォルニアワイン(シャルドネ)を買い込んでいたので、それを4人で分けて飲みました。ベーコンもワインもかなり美味しかったです。

深夜1:00からベーコンを食べたりワインを飲んだりと酔狂なことをしました。

結び Part.2

そんな感じでロサンゼルス2日目の夜が過ぎていきました。例によってその日の夜も、明日どこに行くかを決めながら4人で過ごしました。1日中遊び倒し疲労が溜まっていたため、この日もぐっすりと爆睡することが出来ました。

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