春の絵

書斎の小窓から垣間見える
凛と佇む一本の枝垂れ桜

穏やかな朝の微風に
花びらが一枚ずつ其々揺れる

二匹の鶯が
しなやかな枝に止まり共鳴する

薄い雲が枝垂れ桜の背景を
やさしく撫でる

桜と風と鶯と雲で描いた春を眺めながら
詩を書く鉛筆の芯を削る

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?