放浪 アイスクライミング 二口、山スキー 月山 近郊

2月が始まる。

スキーもアイスも相方に恵まれて楽しめている。
スキーでは相方の天候の判断やコース取りのレベルがとても高い。
アイスでは相方の体力が半端ない。

水彩画はなかなか向上しない。相方を見つけるかな?

映画は集中力が無くて、つまらないと直ぐに他のに変えてしまう。
便利な世の中だ。中学の頃に名画座の3本立てで立ち観をしていた日々が信じられない。

1月にコロナのワクチンを遂に摂取した。今年は外国に行けそうかな?

2022.02.01
3:30に起きて4:30頃に

#二口渓谷

に向かう。
6:00  から行動。
姉滝の橋を渡って赤布に導かれて河岸をトラバースしていく。

#三方倉沢

に着く。
奥にある

#卒業試験

に取り付く。

見た目は短くて簡単そうなのだけれど、リードはとても無理。
その隣も結氷している。ココはもっとむずい。フォロー。ココは垂壁になっていて足で立てない。手だけの登りになってしまう。テンションの掛けまくり。
アックスが上手く刺さらないし、スナップを利かして上手く刺さったら、今度は抜けにくい。アイゼンをどんなに決めても足だけで立てない。かかとが上がってしまう。腰が入れられないので、メチャ腕に負担が掛かる。

駐車場に着いた時は暗くなっていた。温泉に入る元気も無くてヘロヘロで家に戻る。

2022.02.02
のんびり。

筋肉痛を通り越して、身体が壊れてしまったと思うぐらいギシギシしている。

2022.02.03
疲れが消えない。回復力が減退している。

エブリイを洗ってあげる。少しサビやキズが付いていた。
このエブリイはとても頑張ってくれている。

「ジョゼと虎と魚たち」2003年
がかなり良かった。
ワカンの件とパートナーの件があったので「ご立派」と言うセリフが気になった。
久し振りにイイ映画を観た。
「ご立派」で無いのがイイ。
最近は最後まで観ない映画ばかりだったので、映画よりもYouTubeの方が面白くなっていた。しかし、映画にまた目覚めた。矢張り、大勢で創る映画はとてもイイ。

2022.02.04
なんかまだ気だるいのでスキーに行かなかった。
情けない。明日は元気フィールドに行こう。

2022.02.05
明日の二口の用意をして

#元気フィールド

に向かう。途中の

#ICI

に寄る。
アルミのエキスパートオブジャパンのワカンを買おうと思っていたのでそれをチェック。
お目当てのワカンHS-M 17540円 があった。楽天だと18370円。ネットより安い。

#ゆうゆう館

にも寄ってみる。
ココには大きいサイズのワカンはあったのだけれど、お目当てのサイズは無かった。サイズは大切なので買うのはやめた。 

なのに図々しくも、スキーのバックルを店員さんに直して貰った。バックルはネジ式なので外せる様になっていた。
お金を払おうたしたら、お金はいらないよと言われた。ワカンを買わなかったので気が引けた。

#元気フィールド

ではクライミングシューズを忘れてきたので登れなかった。ボケボケだ!

ゆうゆう館にお礼としてビールを買って渡した。

そして、その直後にICIでワカンを買った。「ご立派」でない自分が情けない。
ココの店員さんも自分の事を覚えていてくれてイロイロと話し掛けてくれる。

ゆうゆう館からお礼のメールがきた。
律儀な方だ。

店員さんが自分と同い歳なのを知った。

「恩返しにはほど遠いですがもう少し楽しく仕事続けてみようと思っています。」
「今を楽しく過ごしてる人達には敬意しかありません。」

などなどイロイロと心に響くメールだった。

#映画 「ジョゼと虎と魚たち」

を観たばかりだったのでなおさら心に刺さったメールだった。

自分の過去を振り返ると「ご立派で無い」自分がたくさんいる。

2022.02.06
今日は

#二口

5:30の二口の駐車場には車が3台あった。テントも張ってあった。

みんなこの寒い中なのに元気だな。
この駐車場はもう少ししっかりと除雪されればイイと思う。狭いので縦列駐車しなければならなかった。

新しいワカンはとても締めやすいし歩き易い。

#独眼竜

をみんなでトップロープ。

右手はなんとか振れるけれど、左手はどうしてもぶれてしまう。スナップを効かせるのもタイミングが合わない。アイゼンも刺さるようになってなきたが、どうしても手に頼ってしまうので手の負担が大きい。なかなか腰を入れて足で立てられない。

寒いのでツェルトを出した。ツエルトを被るとかなり暖かい。外の風の音も軽減されてホッとする。

下山でワカンが壊れた。シュリンゲが緩んでしまって、締められなくなっていた。シュシンゲを糸で縫って止めないとダメらしい。相方はテープで止めていた。

今日はやや明るい時間に駐車場に戻れた。駐車場には誰もいなかった。前回の様にヘロヘロではなかったが疲れた。とても寒くて肩がめちゃくちゃコッていて痛い程だった。 

2022.02.07
雪がチラついている。今年の冬は雪がたくさん降る。

2022.02.08
今日ものんびり。

ワカンのベルトを調整してズレない様に糸で縫う。
ついでにカムのワイヤーも直す。

2022.02.09
キネマ旬報を買う。

GYAOで

#キネマ旬報

のベスト10記念で、今までのベスト10入りの何本かを無料で観る事が出来るのを知る。

2022.02.10
のんびり映画。

#道の駅  村山

に向かう。近くののヤマザワで半額を買う。
車中泊。シラフに入る程は寒くない。

2022.02.11
相方が6:30に来た。
曇ってはいるが晴れそうなので、少し遠いいけれど月光山ダムに向かう事になった。

#月光森

に着く、
地図にも載っていないロープリフトのスキー場からの出発する。
山スキーヤーが20人ぐらいいた。
年期の入っている人たちが多かった。

天気も快晴で快適。見上げると透き通った空の藍色が気持ちイイ。星が輝いて見えそうだ。宇宙がとても近くに感じる。

途中にあるスズキ小屋では雪降ろしをしていた。
ココに泊まるのもイイかも!

1404mピークから滑り出す。少し重いけれどトップを上げてパウダーの様にクネクネと滑れるので楽しかった。
でも、登り返しは大変なので勘弁して貰った。

2022.02.12
のんびり。
家族が来て9人で夕食。

5月の連休は静岡の凧揚げのお祭りを観に行くことになった。

2022.02.13
3:00に起きてのんびりと

#二口

に行く。
駐車場にはテントが張ってあった。前回もいた人たちだ。

今日は全部で6人かな?

#奥陰エリア

に向かう。
このアプローチの沢は新雪後だと雪崩が起こりそうな沢だ。歩くと表面の雪がバリッと割れて下に滑っていく。
先ずは氷の出来具合いを偵察。
アイゼンを着けていないでワカンだけなので怖い。なんとストックを何処かで落としてしまっていた。何処で落としたのだろう。注意力が無くなっている。何処で落としたのかもさえ解らない。

相方が薄々の氷に取り付く。60mロープなので1ピッチと2ピッチを繋げて1回で登った。
途中は氷が切れて岩登りも出てきた。気温が低いので石コロはコンクリート化をしている。でも、全体重を石コロに掛ける気にはならない。
氷柱の後ろが空間になっている所で相方はビレーをしていた。氷柱は下まで届いているが薄いので透けていてとても明るく光っている。下部は穴ぼこが空いていて反対側の雪の斜面が見える。それははスクリューを指すとスクリューが突き抜けて来そうな薄さだ。
よく見ると相方はオデコから血を流していた。それでも相方は普通にこの氷柱は下部が折れそうだと言いながら登り始めた。
始めの方はスクリューを刺して氷が壊れるると怖いので、スクリューを刺さないで行くからと言って登りだした。ビレーにスクリューを3本を取っているけれど、この氷柱が折れたらどうなるのだろう?想像が出来ない。アックスを指すとドス〜ンと不気味な音が響く。相方は流石に怖くなったのか、矢張りスクリューを刺すと言ってグリグリしだした。自分は氷柱の後ろにいるので何も見えない。氷柱がシャンデリアの様に明るく輝いている。ロープの緩みだけを気にするだけしか出来ない。後は銀世界を眺めるだけだ。
氷の世界。
相方がまた登り出した。垂壁を抜けたと言ってやや緊張が緩んだ。その後のロープは順調に伸びていく。コールが掛かって自分が登り出す。アックスを刺しても、アイゼンを刺してもドスーーンと不気味な音が響く。なんとスクリューを抜く時にヌンチャクを落としてしまった。
 
今日は2回も物を落とす。

落ち込む。

(´・ェ・`)
( p′︵‵。)

木からの懸垂。今度は途中で氷を落としてしまう。

V字スレッドでの懸垂。相方はV字スレッドは信用が出来ないと言って、年代物のスクリューを残置として付け足していた。

今日は氷の偵察も入れたのでコレだけ。駐車場に着いた時はまだ明るかった。厳冬期は過ぎ去ってしまった様だ。

今日も温泉に行かないで家に戻る。

2022.02.14
のんびりしてコロナワクチンの接種に行く。

#ICI

でストックの輪っかを買う。660円。店員さんが中身を取り出して調べてくれた。ネジのサイズを袋から出して調べてくれた。バッチリだった。新しいストックを買わないで拾ったストックで済んだ。もう、落とさない様に気を付けないと!
それにしても注意力が散漫になっている。

2022.02.15
雪が降っている。
昨日の

#コロナワクチンの接種

で肩が痛い。身体も少し重い。

水彩画が少し成長してきた。彩色では濃くしすぎないで薄く溶いて重ねながら塗るのが良さそうだ。でも、大胆さがそれだと無くなるし、色が濁ってしまう。
デッサンの時の姿勢の大切さも解った。スケッチブックをしっかりと立てて描かないと、デッサンが横に比べて縦が長くなってしまうのに気が付いた。スケッチブックや対象にしっかりと向き合う姿勢が大切だ。背筋を伸ばして向かい合う事が大切だ。

2022.02.16
スッキリと起きれない。頭がボーとしている。
今日ものんびりだな。

2022.02.17
のんびりが続く。

2022.022.18
のんびり。

夕食後に

#道の駅にしかわ

に向かう。途中、東根のイオンで半額を買って車中泊。布団だけだったので寒かった。

2022.02.19
気温はそれ程は低くないのだけれど、湿気が多いのでとても寒い。

朝食は火器を持ってこなかったので、冷えたお弁当をそのまま食べた。

今日はのんびりと8:00に出発。トンネルの脇から登り出す。

#鉢伏山

今日は女性組の2人を入れて全部で4人いた。

適度な同じ傾斜が続くので、ビンディングの高さを調整をあまりしないで済むから楽チンだ。

前回の山行でストックを落としたので、拾ったストックを使ってみた。ストックにスプリングが付いているので、体重を掛けると沈むのでとても登りにくかった。ストックの長さもネジ式なのでやりにくかった。ネジ式だとキツくネジを締めると緩めにくくなるし、軽く締めると縮まって短くなってしまう。最後はスプリングが筒の中に残って調整が出来なくなってしまった。
相方にテーピングを借りてなんとか対処して誤魔化して使った。

ストックを買わないとダメだ。

高圧電線の所まで滑って2回登り返しをして駐車場に向かった。
相方はこの長さを短い様に感じているらしかったが、自分にはダラダラ滑ってしまわないで、集中して滑られるので丁度イイ長さだった。雪質もトップを上げてクネクネできる柔らかめのパウダーなので楽しかった。

明日の二口の準備。

2022.02.20
4:30に家を出発。

#二口

の駐車場には前回と同じテントが張ってあった。今日は全員で6人かな?

6:00に駐車場から出発。今の季節はもう夜が開けている。辺りは明るくなっている。

春も近い。

橋を渡った水場の隣にテントを張ってから

#日陰磐司

に向かう。トラバースは雪崩が起こりそうで気になる。

氷柱はなんとか出来ている。
バイルもアイゼンもコツがつかめててきた。でも、垂壁の所でアイゼンが外れてしまった。
ココのアンカーは木が細いのを何本も集めてようやっとと言った感じ。残置のロープも古くなっている。

帰り道はとても楽チン。相方はピンクテープで明日の為にマーキングをしていた。

テントに入っていると駐車場で会ったパーティが降りてきて、声を掛けてくれて、そのまま降って行った。

夕食は札幌塩ラーメン餅。水を作らないで水場から取ればイイので楽チン。
トッピングは毎食分をビニール袋に分けてある。中身はワカメ、とろろ昆布、長ネギ、ソーセージ、キノコなど。キノコと長ネギはラップをしている。なので新鮮で美味しいのでお気に入り。
ガスヘッドのゴトクとスイッチが壊れている。でも、まだまだ使えるし、さほどの不便は感じない。ヘッドが可哀想なのでなかなか買い換えられない。

ゾウ足を持ってこなかった。
ペットボトルトイレで済ませた。500MLなので溢れそうで心配したが丁度ギリだった。

2022.02.21
相方はヘリティージのシラフカバーの湿気が抜けないので寒かったようだ。新しく買ったシラフカバーだったので残念がっていた。
多分、このシラフカバーは3層なのだと思う。自分のモッベルのシラフカバーも3層なので冬では湿ってしまって使えない。冬には2層のシラフカバーがイイ様だ。
明るくなるまでシラフの中でグタグタしていた。

朝のお勤めを橋の下でしてみた。橋の下に行くまでがかなりなラッセルだった。橋の下でのテントは水場を考えるとイマイチに思えた。

凄い雪と風なので今日は停滞に決めた。

テントの中に居るのもヒマ過ぎるので、明日の為に洞窟までトレースを付ける事にした。

股下までのラッセルも出てきた。
そんな時のラッセルは力を入れないで体重を利用するのがイイ。始めに膝蹴りを入れて窪みを作る。、直ぐにその窪みにワカンを置かずに、その上にある雪をできる限りその窪みに乗せる。窪みよりは下にできる限り雪を下に落とさない様にするのが大切。上にある雪を窪みに乗せてからワカンを置く。それもできる限り窪みの奥の方に蹴り込む様に置く。踵でなくつま先に体重を掛ける様に立ち上がる。踵に体重を掛けると雪が崩れてしまう事がある。立ち上がったら膝蹴りとその繰り返し。

股下以上のラッセルがある山行は余りしなくなってしまった。

吹雪が頬に当たって頬が凍傷になりそうだった。雪が目に刺さる様で前も見られない時もあった。こんな天候でも取り付く人は普通に取り付くらしい。。アイスはもっとスポートに近いのかと思っていたがアイスもアルパインも同じだな。厳冬期の様な天候は大変だ。

鳥が岩陰に隠れていた。年がら年中同じ姿で寒くないのだろうか?あの羽毛が羨ましい。

#風の堂

洞窟は氷の世界だ。
こんな垂壁の氷柱のリードをフリーではとても無理だな。人工でも大変だな。

トラッドだと5.9も満足に登れない者が5.11のワイドに取り付く感じだな。

テントに戻るともうテントには朝と同じ様に雪が積もっていた。雪かきをしてもしなくてもしてもテントに積もる雪は同じ様な気がする。
まだ14;00だ。まだテントに入るのは早い。柔軟体操をして吹雪の中で時間を過ごす。しかし、流石に寒くなってテントに潜りこむ。相方はまだ外でウロしている。元気な方だ。

ラジオでは寒気の注意報が何回も流れていた。電車が動かなくなったり、高速道路では玉突き事故があったりと下界は大変なことになっている様だ。
ココも体感としては年末年始の厳冬期の様なのだけれど、精神的には人里が直ぐ隣りなので緊張は全く無い。この天候が楽しい。

16:00頃までのんびりして夕食。今晩もラーメン餅。美味しい。

ペットボトルトイレはとても便利だ。相方はペットボトルトイレは気にいらない様で、雪払いを兼ねてテントの外に用を足しにいく。そして雪まみれになって戻ってくる。
ココではガスを全く気にしないで済むのが楽しい。

2022.02.22
相方がトイレのついでにテントの雪はらいを頑張っている。外は相変わらず雪が降っているとの事だ。テントの中からもゴーゴーと風の音が聞こえる。
自分はペットボトルトイレで済ましているので、雪はらいをしていないので気が引ける。火器を点けてテントの中の湿り気をとってあげた。相方は雪まみれになって入ってきた。
テントを取るか、雪まみれを取るか、悩む所だな。
ガスはたくさんあるので問題ない。ココが人里から近いのでガスも贅沢が出来る。テントの周りは厳冬期状態の天候なのだけれど、心はウインターキャンプ状態だ。年末年始の山行をしなかったので、厳冬期の経験が出来てとても楽しい。
年末年始ならもう起きて出掛ける時間なのだろうが、もう一度寝る事にした。
ラジオからのニュースではこの寒気によって電車が止まったり、玉突き衝突の事故があったりと下界が大変な事になっている事が繰り返し報道されている。
自分らは厳冬期の天候を楽しんでいるのが不思議だ。やっている事は同じなのだけれど、人里に近いとこんなにも心に余裕が出来るのが面白い。
リードとトップロープの違い以上の気楽さがある。

明るくなってから食事を作り出す。4食を続けてのラーメン餅だけれど全く飽きない。美味しい。

昨日の作ったトレースは完全に埋まっているので、諦めてテントをたたんで

#表磐司沢

に行く事にした。
ココはサルがいるので食料が心配なのだけれど、シラフや食事などの生活用具は入口にデポする。

公衆トイレの所からやや左の尾根を登って行く。雪が深いのでラッセルが大変だった。取り付き着いた時はかなり時間が経っていた。

氷柱は威圧感がある。下部までは繋がっていない。相方はココの上部を懸垂して降りてから登ったらしい。垂壁がズ~~と続いている。辛そうだ。
自分らはその右手の右手を登る。

#鏡月グリーンルート

かな。
大きなチリ雪崩が5回ぐらあった。左手からはバスケットボールぐらいの雪の塊も時々落ちてきて怖い。◯や□も落ちて来た。

あたりはまだあ明るいが下山時刻が20:00。ラッセルもあるので、時間切れになった。

今回の天候は厳冬期そのもの。人里に近い不思議な感覚の風雪の仙台市での3日間の山行はお終い。

公衆トイレの入口に着いた時はもう暗くなっていた。サルは出て来なかった様だ。サルもこの雪ではウロウロしないのだろう。今もまだ雪が降っている。結局、3日間降り続けだった。
駐車場までの膝までのラッセルは下りなのだけれどキツかった。駐車場に着いた時は下山時刻を過ぎてしまっていた。幸い途中で電波が入ったので、相方が下山時刻を過ぎる連絡を入れる事ができた。遭難救助が作動しないですんだ。自分のAUは電波が入らなかった。相方の電波が入らなかったらどうなっていたのだろう?
最終下山時刻を20:00でなくお決まりの19:00にしていたら完全にアウトだった。

もう少し山岳会で最終下山時刻を検討して貰いたいのだけれどこのまま話し合いはされない感じが大かな。

以前は余り最終下山時刻はあまりしっかりと決まっていなかった。安全圏に着いたら行動食の余りを食べながらホットした余韻を楽しんでいた。のんびりと大の字になって疲れた足を伸ばしながら夜空を眺め、その日のルートや次回の山行をダベっていた。
相方がザックの奥底からなにやらを取り出してプッシュ〜としていた時もあった。

今回は下山時刻が迫っているので、ガッチャ分けも適当、行動食も歩きながら食べた。ひたすら小雪のチラつく中を駐車場まで休む事もなく、膝までのラッセルをした。踏み固められたトレースはなく、ワカンに体重とザックの重さを掛けるとワカンが更に沈んでいく。
ようやっと遥か遠くに人家の光が薄っすらと見えてきた。しかし、なかなかその光は近づいてこなかった。

駐車場の雪は除雪をしてくれていた。楽に車を取り出せた。

LINEを見るとみんなが心配してくれていたので、お詫びのメッセージを入れた。

この時刻では救助の出動は二次遭難を考えて明日の朝からになると思う。それなら下山時刻を明日にしておいたら良かったかとも感じた。しかし、本当に事故っていたら、厳冬期の中のビバークは大変だな。
明日の朝に有事判断をするとなると、救助の出動は朝でなく昼からになる。

みんなをこの様に夜中まで心配させてしまうから、最終下山時刻を19:00にするのは仕方ないのかとも、今回の報告の遅れでは感じた。

しかし、今回のラインのやり取りを見ると、明日の朝の下山報告時刻にしていても、連絡が真夜中になっても無ければ、明日の出動の準備を夜中にしていてくれていたかもしれない。

どっちにしても心配は掛けてしまう。
どんなルールがイイのかみんなの意見を知りたい。

自分がこの会に入ったのは救助よりも、パートナーを見つけたいとの考えで別な山岳会に入っていた友人に誘われてこの会に入会した。その友人はもう引っ越してしまって仙台には居ない。その友人とは夏の陽の長い山寺でも時度ヘッデンを付けて下山していた。黒伏や猿岩では下山時刻はほとんど頭の中に無かった。

あの頃は携帯も無かった。
プロのガイドさんがこの移動式電話は便利だよと言って見せてくれた移動式電話はドカベンの弁当ぐらいもあった。

メールだけでなくラインでの連絡のやり取りも大切に感じる。しかし、有事にはならなかったけれど、今回の様にみんなに心配を掛けてしまった。

ルールの決め方には疑問を感じる。話し合いをする事なしにイロイロな事が決まっていく事が多い様に思うので、もう少しみんなの意見を知りたい。

大学闘争を横目で観てきた自分にはこの様に話し合いがなされないで物事が決まったいくと、どうしても異議申し立てをしてしまいたくなる。
しかし、自分は実際にヘルメットを被っての闘争まではしなかった。なので直ぐに「マ、イイか~~」と中途半端で日和ってしまう。

「日和見主義」と言う言葉を使わなくなって何十年経つのだろう??

静岡に家族が出来たので連合赤軍の兵士だった植垣康博さんの経営している「スナックバロン」に行ってみよう。この方が刑務所に入っている時にこの方に手紙を出した事がある。桜のマークが押されている返信のお手紙を戴いたのを思い出す。

クライミングでも「誤魔化す。」と言う言葉を使わなくなった。アブミをする人も目にしなくなった。アブミの方法を知らない人のが多いかも。
今や市販アブミの最上段にヌンチャクで立つ方法を知っている人は化石だな。

アイスクライミングをスポーツクライミングの様にテンションを掛けない様に登るのでなく、アメリカンエイドの様にエイドで登っていくスタイルでも下手くそな自分にはそれで十分に楽しめる。
しかし、それはとても時間が掛かるのでパートナーを見つけるのが大変だな。その登りスタイルなソロになってしまうな。ソロだと
荷物も多し、会話も出来ない。ソロはもう楽しめないかも。
鎌倉ぐらいなら楽しめるな。
もう、黒伏と猿岩は楽しめない。行けたとしても、2ピッチ登れるのだろうか?

青空ひとりきり

もう少し下山時刻などの話し合いが出来る様になればイイと思うのだけれど、このままな気がする。
ルールの作り方に疑問を投げかけて、ミーティングで騒ぎ立てて、すったもんだするよりも自分が変化する方がイイ様だな。

しかし、最終下山時刻が19:00から20:00も可能になったのだろう?

人を変えるのは難しい。ならば、自分を変えるだな。

智に働けば角が立つ  情に棹させば流される  意地を通せば窮屈だ  とかくに人の世は住みにくい

公益財団法人日本山岳スポーツクライミング協会も宮城県山岳協会も仙台山岳会もイロイロとこの世の中は難しい。

仙台市内も雪が積もって道路が氷っていた。みんなゆっくりと走っていた。

2022.02.23
身体はそれ程には筋肉痛を感じていない。身体が出来てきたのかもと感じる程だ。
それとも身体の反応が鈍くなってきて、これからガタガタになってくるのか?

晴れている。でも、まだ寒気が停滞しているのかも。風がとても寒い。

山の道具を風呂場でのんびりと浸かりながら洗う。カラビナなどに油も指す。

身体の疲れはさほど出て来なかった。
気だるさが無い。身体がこの生活に慣れてきたのかも。身体からはそれ程のギシギシ感が無い。

2022.02.24
晴れ。

図書館でアイスの本を借りる。家からは図書館まで歩いて行ける。

セカンドストリートとブックオフのウインドーショッピング。

買い物をビックリドンキーとセカンドストリートとゆうゆう館でする。

アシックスのバック 500円
ネックウォーマー 1419円
薄いスクリーン対応でメリノウールの手袋 3080円
ザックのバックル 308円
中古のストック 3000円
細引き 5m 150円

#ゆうゆう館

にブラックダイヤモンドの伸縮のストックが中古で置いてあった。新品だと15000円は超えている。ゾウ足とアイスのカラビナは無かった。

さらにブックオフでウインドーショッピング。ザックとバックが欲しいのだけれどイイのは見つけられなかった。

2022.02.25
山道具の整理。どうしても部屋が狭いので道具が上手く整理出来ない。自分が単管パイプで作ったベッドの下の空間が無かったら部屋の中はとんでもない事になっている。
引っ越し前は農家なのでいくらでも物を保存出来た。ココは仙台市内の住宅地なのでなにかと規制があったり、見た目が大切らしくゴミ屋敷の様には出来ないらしい。

2022.02.26
6:00に東根を出発。今回は高速に乗る。1080円。喜多方の豪雪地帯の景色は凄い。普通にロープも付けないで屋根に登って雪降ろしをしている。降ろした雪が軒下に届きそうだ。あれなら落ちても平気な様にも思える。
普通に民家の庭先で家庭用の小型の除雪車が雪をかき揚げて飛ばしている。

大峠トンネルから登る。学生の様な3人組がワカンで登っていた。今日は全部で5人。

ゆうゆう館で買った3000円のブラックダイヤモンドの中古の2段式ストックはバッチリだった。今度は無くさない様にしよう。
暖かいのでフリースは脱いで登る。せっかく買った薄手の手袋もネックウォーマーもザックの中。働き出した時に買ったアウターが染みてきた。もうそろそろ替え時かな?
上着のアウターのチャックが壊れてしまった。コッチほ直すのは諦めて買い換えよう。
コレを利用してゾウ足を作ってみるのもイイかも。

ココは急斜面が続く。なのでスイッチを何回もしないとならないのでとても大変だった。3回ぐらいズリ落ちた。ピークの手前ではスキーをザックにくくり付けて歩いて登った。相方は簡単に取り付けていた。自分は慣れていないのでスキーを引きづるのも有りかとも思ったが細引きを使ってなんとかくくり付けてみた。重心が上過ぎるので歩くのが大変だった。先行者が歩いていて踏み固められていたので急登どけれどなんとか登れた。またスキーを履いてピークの手前で滑りだす。こんな急斜面だと斜滑降ばかりになるかと思ったが極上パウダーなのでなんとかトップを上げてクネクネと滑りが出来て楽しかった。
登り返しも考えたが隣斜面の偵察もするとの事で一旦駐車場まで滑った。尾根が細いのでやや滑りにくかったがそれなりのパウダーが楽しめた。
隣斜面を偵察して、まだ時間があるので先程のルートを登り返して滑り出す。
気温が上がっているのと、自分らの滑った跡があるので滑りにくかったが、この急斜面にも慣れて気持ち良く滑れた。

ガソリン代も入れて一人2200円。

#天童はな駒荘

の温泉に入る。ココは60歳以上は250円。泉質は普通だけれどシャンプーもある。WiFiも飛んでいるし、頑張れば充電も出来る。テレビで漫才グランプリの様なのをしていたが面白さが解らなかった。

マックスバリュ天童で車中泊。温泉に入って身体が温まったのだけれど車内が寒く感じた。ダウンを着ながら布団に潜りこむ。
夜中に起き出して半額を買おうとしたらもう売っていなかった。廃棄されてしまったのかな?

鶏がらスープの粷でウドンと鶏肉と白菜。麺つゆばかりの鍋だったので鶏がらスープの粷味は美味しかった。

2022.02.27
晴れ。三日月が南の地平線近くにオレンジ色を発している。

この世に産まれてきてから65年が過ぎる。
自分の周りには普通でない人たちが多い。
自分も普通でない経験をたくさんしている様に思う。
振り返るな過去に夢は無い。過去は夢ばかり。
思い出す事は「ご立派」でない事ばかりだ。

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