言いたい台詞from90年代神ドラマ『踊る大捜査線』

目次だけで場面が思い浮かんだあなた、お好きですね。
『踊る大捜査線』は各回のサブタイトルも素敵です。説明ばかりになりますが、よろしければお付き合いください。

「僕がやりました。反省してます」

第3話「消された調書と彼女の事件」より
女子中学生の鞄をひったくり窃盗事件を起こしたお偉いさんの馬鹿息子の台詞。

「こんなことしたいために、今日一日、おこって走って、あなたに手錠までかけたの?」

第3話「消された調書と彼女の事件」より
お偉いさんの馬鹿息子を取調べたのに何の手応えも得られなかった時の恩田すみれ刑事※の台詞。「あなた」というのは、主人公の青島俊作※のこと。この話の中で色々あって一時青島を手錠で拘束していた。

※恩田すみれ:深津絵里演じる湾岸署盗犯係の刑事。過去に自身もひったくりによる窃盗と傷害の被害にあったことがある。

※青島俊作:織田裕二演じる湾岸署強行犯係の刑事。このドラマの主人公。脱サラして刑事になった。サラリーマン時代の営業成績は2年連続トップ。

「暴力だ!刑事に暴力を受けた!これは人権問題だ」

第3話「消された調書と彼女の事件」より
お偉いさんの馬鹿息子が、取り調べ室から出た後の第一声。取調べの去り際に青島に胸ぐらを掴まれ釘を刺されたのだが、そのことをここぞとばかりに訴えようとした。
(事が起こる瞬間、取調べに立ち会った室井慎次管理官※が咄嗟にさりげなく扉を閉めたため、外にいた他の刑事やお偉いさんや弁護士には青島がやったことはバレていない)

※室井慎次:柳葉敏郎演じる警視庁捜査一課の管理官。東京大学卒ばかりの警視庁の中で東北大学出身のマイノリティ。部下から嫌がらせを受けることもあれば、政治家と癒着した上司から事件の揉み消しを指示されることもあり、苦労が絶えない。

「なら裁判にかけますか、そしたらマスコミにばれるど!」

第3話「消された調書と彼女の事件」より
青島の取調べ中の越権行為が問題になるのを阻止するため、室井管理官がお偉いさんに放った台詞。

「いいな」

第1話「サラリーマン刑事と最初の難事件」より
殺人を犯したサラリーマンが、脱サラして刑事になった青島を羨んで言った台詞。

「かしわぎゆきのー」

第5話「張り込み・彼女の愛と真実」より
麻薬密売に関与している疑いで湾岸署から本庁に連行されそうになった柏木雪乃を呼びとめたときの青島の台詞。この後、青島の雪乃への煽りが続く。
柏木雪乃は青島が刑事になって最初に携わった事件で殺害された被害者の娘で、青島は何かと気にかけていた。にも関わらず、雪乃の感情を逆なでるような言葉を投げつける青島。その真意を知った時、全視聴者は湧いた。

「欲しかったやつですよ」

第5話「張り込み・彼女の愛と真実」より
和久平八郎刑事※が、過去の傷害事件をきっかけに情報屋として重宝している地下組織「モグラ」のドンに、情報の対価としてお土産に持っていった。そのお土産を受け取ったときの台詞。ちなみにそのお土産はお魚図鑑。

※和久平八郎:湾岸署強行犯係の刑事。定年を目前に控えるベテラン刑事。現場の刑事として長年務めており、過去の職場や事件で関わった人で彼に恩を感じている人は多い。

「刑事が捜査する時代なんてとっくに終わったよ」

第8話「さらば愛しき刑事」より
本庁から派遣された科学捜査研究所のプロファイリングチームの一人が、昔気質の刑事を見下して言った台詞。

「ありがと!」

第5話「彼女の悲鳴が聞こえない」より
恩田刑事が青島に借りていたお守りを返した時の台詞。青島は、囮捜査をすることになった恩田刑事に、自分の大切にしているお守りを貸していた。

ちなみに囮捜査への経緯だが、恩田刑事が過去に逮捕した犯人が、逆恨みして彼女に暴行を加えてきた。犯人に怯え心が弱ってしまった恩田刑事のため、恩田刑事を囮に犯人逮捕を計画した。犯人を自分で逮捕し、事件を乗り越えて欲しいと考えたのだ。

以上、90年代神ドラマ『踊る大捜査線』より言いたい台詞集でした。
思いつく順であげてみたら話に偏りがありましたが、今回出てきた1話、3話、5話、8話は特に好きな話かもしれません。台詞だけピックアップしたら他の話でもありそうですが、今回はこの辺で。ありがとうございました。

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