見出し画像

デザイナーがAdaloでデザイン実装してみた|チャットの吹き出しはどう作る?

はじめまして、デザイナーのオサダと申します。

c3reveでUIやバナー、NoCodeツールなどでデザインを担当しております。今回はAdaloでのデザイン実装をした経験から、チャットの吹き出しのデザインの作成方法をご紹介いたします。

この記事に向いている方

・ Adaloで簡単に実装した事がある

・データベースの作り方を少し知っている



吹き出しのデザイン実装に困る事

私自身、今回のデザインを実装する際に、
相手用の吹き出しと、自分用の吹き出しが必要で、
その実装に少し迷いました。

LINEやiMessageなどを参考にすると、『相手』と『自分』の吹き出しはそれぞれ端に寄っています。さらに色も変わっています。これらはAdaloの表示条件を使って、実現する必要があります。

ただAdaloのサンプルでは、送信者の名前を付ける事で、誰からのメッセージかを確認するUIになっています。これは少し、分かりづらい。

Adaloのサンプルのチャット画面

スクリーンショット 2021-06-17 10.58.13

実装例

まずは完成の画像から。

スクリーンショット 2021-06-17 9.26.17

こちらは開発画面

スクリーンショット 2021-06-17 9.37.09

実装方法

吹き出し図形の作成

スクリーンショット 2021-06-18 15.22.44

構成としては、Rectangle・Text・Vectorでできています。

1. Rectangle = 吹き出しの背景

2. Vector = 吹き出し (三角の) 部分

3. Text = メッセージや日付や送信者の表示



▼ レクタングル(背景)の作成

レクタングルを置いたら、サイドメニューから"Rounding"を "24"に設定します。ちなみに高さは48にしています。

スクリーンショット 2021-06-18 15.05.49

スクリーンショット 2021-06-18 15.07.43


▼ 吹き出し(三角)部分の作成

サイドバーの+マークから、Simple > Vector を選択して、先ほどの背景に吹き出しを書きます。

スクリーンショット 2021-06-18 15.15.25

スクリーンショット 2021-06-18 15.16.18


▼ テキストを配置する

スクリーンショット 2021-06-18 15.18.33

今回は、メッセージ内容、送信時刻、名前の要素として使う場所に配置します。

・メッセージテキスト 16px

・名前と時刻 12px


で配置しました。

▼ グループ化して、リストにする

オブジェクトとテキストを全て選択した状態で、グループ化し、続けてリスト化します。

スクリーンショット 2021-06-18 15.22.44

スクリーンショット 2021-06-18 15.24.13


自分用と相手用の吹き出しの表示方法

ポイントがあります。

"一つ" のリスト内に『相手側吹き出し』と『自分側吹き出し』を作る事が必要です。
先ほど作成した吹き出しをコピーして、テキストやベクターの位置を反転させて、自分側の吹き出しも用意します。

スクリーンショット 2021-06-17 9.50.23

そして、それぞれに表示条件の "Sometimes Visible" を設定し、自分のメッセージの表示と相手のメッセージの表示を実現します。

スクリーンショット 2021-06-18 15.40.26

スクリーンショット 2021-06-18 17.11.05

今回はそれぞれ表示条件で、メッセージの送り主が自分のアドレスと一致するかで、カードを表示・非表示にする設定をしました。

Adalo上でデザインを実装するうえで必要になるスキルは

Adaloでデザインを実装する時の重要なポイントとして、

動的に変化するデザインを、
条件分岐などを使いながら実装する

というスキルが必要です。

デザインをするだけではアプリは完成しないという点が、figmaなどでデザインする点と大きく変わってきます。

Adaloで実現できなかったデザイン → できた! (2021/06/21 更新)

ノート投稿時、下記のように書いていました。

新着メッセージを、LINEアプリのように下へ追加していくUIができない。

しかし、先日Twitterのリプライより方法を伝授してくださった方がおりまして、 実現する事ができました! 

1. Adaloのページを選択後、
2. Screen Navigation Typeを「Wellcome Screen」に設定後、
3. 「Edit Style」からReverse-scroll を有効にする

ご教示ありがとうございました!

最後に

今後もわたくしオサダからは、「デザイナー×ノーコード」での発信をしていく予定です。
いまはAdaloのみですが、BubbleやWebflowの方も発信していけたらと思っています!
最後までお読みくださりありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?