駆け抜けた2021年を振り返る



2021年は『透明人間』だったのーこが、たくさんの色に彩られた年でした。





どーも、のーこです。
2021年もそろそろ終わりますよ。
皆さま、本当にお世話になりました。



上のリンク先にある通り、以前から私は自分のことをずっと『透明人間』だと揶揄してきました。

自分で自分のことが分からない。
これと言った趣味も特技もない。
この世に未練もないし、いつ死んでも構わない。

自分の目にも誰の目にも私は映らないなぁと感じていたんですね。
たまにスマホに残ってる自分の写真を見ると「こいつ誰だ?」っていう謎の違和感もあります。

そんなのーこですが、今年は非常にバタバタと忙しなく過ぎ、近年稀にないレベルで生きている実感がありましたね。

ではでは、早速振り返っていくよっ。



ちょうど一年前、私は八年お付き合いした元カレと結婚する予定で埼玉へ引っ越しました。

だがしかし。
その環境に馴染めず、元々友達もおらず一人で過ごすことには慣れているのに、普段寂しいなんて思わないこの私が無性に「寂しい」と感じてしまいました。

家の外に出れば清々しいほどに広々とした景色が見えるけれど、壁のない独居房にいるような感覚に陥ったんですね。

元カレも仕事が忙しくて中々帰って来れないし、不安とか心配で体調も崩すし、かなりやられておりました。

東京に帰りたいと駄々をこねる私。
それを宥める元カレ。
もはや結婚どうのこうのの話ではなかったですね。

そうして今年の五月。
別れ話をするなんてもう何度目か。
私はまた別れたいと話をしました。
今まで何とか耐えてきた元カレも、「そっか」って受け入れてくれました。

まぁお別れしたのには色んな理由があるんですよ。八年あった訳ですから。
お互いにこれ以上一緒にいるのは無理だって思えたんでしょうね。

私視点から色々書くと元カレの悪いところばかり出てきてしまいますので、伏せておきます。
のーこものーこで性根腐っていますので。あまり出さないけどね。

お別れするのはいいけれど、ここで大きな問題が。
私の住む場所です。

埼玉へ引っ越したのは、元カレのお祖母様の家が空いていたので、そこに住まわせてもらうことによって家賃分のお金を結婚資金に回そうという理由があったんですよ。
つまり元カレの持ち家なので、私が出ていくしかないんですね。

普通だったらまずは一旦実家に帰るとか、ちゃんと職や貯金があればすぐに部屋を借りるとかできたのですが、そのどれもできなかったのが私のーこでございます。

一応実家には母がいますし、姉は結婚して義理のお兄様と一緒に暮らしています。(そういえば結婚して三年経つのにまだお兄様と会ったことねえわ)

いやー、家族の元に帰るのなんて無理。
誰よりも信用していない。
その辺歩いてる赤の他人の方がまだ信用できる。

と言うことで、じゃあどうするか。
まずは働いてお金稼ぐしかないよな?
お金を貯めて部屋を借りるしかないよな?

でもそうなると、私はまだしばらく元カレの家にいなきゃいけないんですよ。
向こうからしたら「何で別れた元カノが自分の家におるんじゃ」って感じですよね。

どうすればいいかと方法を模索している間も、関係はもう冷え切っていたのでそれはそれは喧嘩してばかりでした。


その中でも一度、お互い泣きながらの大喧嘩をしたことを覚えています。

私はずっと元カレが羨ましかった。僻んでいた。妬んでいた。
体力も才能もあって、思う存分仕事を頑張れて、いつも誰かと一緒にいて、大変なことばかりだけど楽しいこともいっぱいで。
私はいつも一人で、元カレが仕事が忙しくて帰ってこなくても寂しくないことが寂しくて、いつも一人でご飯作って食べて。

仕事したいという気持ちがありながらも、家のこと全部やりながら仕事もするのってキツいって理由づけて逃げて。
でも本当は、私が仕事できるようにもっと協力してほしかった。
いつも家にいなくて、帰ってきても寝てばかりで、じゃあ誰が家のことやんの?全部私でしょ?

あなたばかりズルイと、このようなことを泣きながら元カレにぶつけました。

すると元カレも泣きながら、「もっと早くその言葉を聞きたかった」と言いました。

「世の中には社会に貢献しないと生きていけない人間がいるんだよ、のーこちゃんもそうなんだよ」と言われました。

本当の本音をお互いにやっと吐き出せた感じでしたね。

そんなこんなで、私は実家のある東京のとある区の行政に頼り、元カレの家を出ていくことにしました。
それが八月終わりのことです。

一旦この辺の話は置いておきます。


二年前にも私はnoteをやっていました。
何かと消し癖があるので、もちろん当時のアカウントは残しておりません。
今年の三月にまた戻ってきて、当時仲良くしてくださった方とまた繋がりが持てたこと、とても嬉しく思っております。

たくさんの素敵な作品が産まれていて(磯貝さんの『箱』とか)、やはりと言いますか、「皆さんすげえな!!」となりました。
私は皆さんのような文学的な作品を産み出すのは苦手なのですが、感化されますね。

そうそう、今年は作詞にも挑戦しているのですよ。
冒頭のリンク先にある『透明人間』という詞も習作の一つです。


こちらの『ブルー(仮)』という詞に、Twitterがきっかけで知り合ってnoteでもフォローさせていただいている、コダヌキさんというバンドがメロディーをつけてくださっています。

んで、曲が完成した際には配信も予定しているんですね…!
本当に感動…!!

ちょっと私自身が今バタバタし過ぎてて、MVの協力だったりが滞ってしまっているのがとても申し訳なく思っております。
落ち着き次第すぐに動きますので!

この『ブルー(仮)』、歌詞は私が書いたんで気恥ずかしさいっぱいなんですけど。
進捗の報告としてデモをいただいて聴くんですけど、私の詞が素敵なメロディーを纏って形になっていくという過程がですね、エモさしかないんですよ。

こうやってコダヌキさんと一緒に楽曲制作に携われることも、今年あった大きな嬉しい出来事ですね。
本当にいつもありがとうございます。

配信されたらぜひたくさんの方にお聴き頂けたらと思います。


話は変わりまして。
今年の春頃から私は、二年前に音声配信していたRadiotalkというアプリに顔を出すことが増えました。
その時のアカウントは消してしまいましたし、当時の私を知っている方はごく少数しかいません。

でも、その時から仲良くしてくれている方のライブ配信に顔を出すようになったことをきっかけに、たくさんの配信者の方とお話しする機会が増えました。

その時は弟子という名前で、ひたすらコメント欄でボケてました。ボケまくるスタンスはのーこになった今も変わっておりません。

するとコメント欄で弟子に絡んでくださる方も増えまして。
それがとても嬉しかったんですね。

なので他の方のライブにもお邪魔してコメント欄でボケて、それが本当に楽しくて面白くて。

んで、友達のライブ配信にゲストとして参加して喋ったりもして。
「弟子さんって女性だったの?!」と驚かれたりもしました。

なんやかんやありつつ、夏頃に私は弟子の名を捨て(師匠がいるので弟子であることには変わりませんが)、ずっと使っているのーこという名前でRadiotalkに顔を出すようになりました。

せっかくなんで、Web上で作れるアイコンメーカーでそれっぽい後ろ姿のアイコンも作って。
Twitterのアイコンも、エレカシファンという理由でずっとゾウさんのアイコンを使ってたけど、人間になろうと思ってあの後ろ姿アイコンに変更しました。

その辺りからTwitterに変化が訪れましたね。

そう。
スペース機能の実装です。

説明するまでもありませんがザックリ話すと、Twitterのユーザー同士が声と声でコミュニケーションが取れる機能ですね。

最初は限られたユーザーにしかホストとしてスペースを開くことができなかったので、権限がない私には開けませんでした。

でも優しい友達が「申請したらホスト権限持てるよ」と教えてくれたので、私も申請してスペース開けるようになったんですよ。
一回しかやったことないけど。

今ではユーザー全員がホストとしてスペース開けるようになったらしいので、興味がある方は気軽に開いてみると楽しいかもですよ。

スペースの説明でちょっと話が逸れました。
私のTwitterは所謂普通な個人アカウントですが、Radiotalk関係の方もそのアカウントでフォローさせていただいてます。

するとですね、やはり音声配信をされている方にスペースがハマったようで。
連日Radiotalkの方がスペースを開くようになったんですね。これが夏頃かな?

私も仲良くさせていただいている方のスペースに、よくリスナーとして聴きに行ってました。
最初は私も話す度胸がなくてですね。

でも徐々にのーこという人間が知られていき、話しかけてくださることも増えて、私もスピーカーとしてお話しする機会が増えました。

そしたらもうね。
「えっ?人と話すのってこんなに楽しいんだっけ?時間が過ぎるのあっという間なんだけど?」とどハマりしてしまいましたね。

私の性格上、その時にまだ元カレと付き合っていたら多分スペースでそんな話してないんですよ。
やっぱり一応ね、彼氏という存在との時間を優先させるべきかなって思ってしまうので。

でも別れて、そういうのも気にしなくなって。
のーこというひとりの人間が、自ら「楽しい!」って思えることに積極的に関わっていけたことが、何より大きな変化かなと。

皆さん優しくて面白くて。
最初は距離感を探っていたのでボケることも少なかったのですが、今ではボケるしボケるしボケるし。
それにちゃんとツッコんでくれる方もいるし、ただただ楽しい。

「あー、人生ってこんなふうに楽しんでいいんだ」って、そんなことを思いました。

そしてね、友達が一気に増えましたね。
これが今年一番嬉しいことですね。

夜から朝まで話したり、お互いのことを知っていったり。

あっ、以前から私のことを知っている方はご存知かもしれませんが、ドMなのがバレました。
バレたことでイジられることも増えたので、私としては大満足でございます。

そして、こんな私と話をして笑ってくれる人がいるんだなって、たったそれだけのことが幸せで。

気がつけば、自分が透明人間であることを忘れていました。

私と接してくれるそれぞれの人に、その人が思い描くのーこの色が存在してるんだなって実感しています。

本当に人それぞれ違うと思うんですよ。
私に対する印象って。
でもそのどれもが、そのままの私です。

青かったり赤かったり、マーブル模様みたいに複数の色が混在したりしているのでしょう。

やっと、私という人間が自分の目にも他人の目にも映るようになりました。

今私がこうして元気にやっていけてるのは、そんな方たちのおかげです。
本当に、ありがとうございます。


話をかなり戻します。
八月終わりに、私は行政を頼って元カレの家を出ました。
最後に元カレから握手を求められましたが断りました。

そうして私は今いる施設に来たわけですが、ここでのことはまぁね。
そんな楽しいことではないんで割愛します。他の記事で書いたりもしてますし。

ただ、ここに来なければ知らなかった現実がたくさんありました。
ここに来る方はやはりと言うか、大変な思いをされていまして。
それでも入居者同士で時には助け合って、世間話をして笑ったりして。

そうして過ごす時間が和やかでとても大事なものなんだなって。
ここを必要としている方には、少しでも心穏やかに過ごしていてほしいなって思いました。

しんどくてストレスが溜まっておかしくなりそうな時が多々あるけれど、結局はみんな幸せなのが一番ですから。


さてさて。
私のーこは、夏から冬にかけてお世話になったそんな施設を出ていくことになりました。
入居する段階で三ヶ月から半年はここにいることになるという話をしていたのですが、友達から「もっと行動していかなきゃダメなんじゃないの?」というアドバイスをいただいたりしまして。
あと、あまりにも暇すぎまして。

仕事したい!引っ越したい!ここにいたくない!うわー!

という気持ちでケースワーカーさんに相談した訳です。
そしたら「ではまず引っ越しをして、落ち着いたらお仕事を探していきましょう」ということになりました。
これが十一月頭のことですね。

それからの私はひたすら物件を探す日々。
私の状況が状況なだけに、中々借りられるお部屋がなくてですね。
それで一度ポッキリと心が折れましたね。

だが、人間の骨は折れることによってより強く再生するものでして。
心は骨ではありませんが、一度折れたらその後は動じなくなっていきましたね。

途中、不動産屋さんに対する不信感からキャンセルを申し出たら逆ギレされたなんてこともありましたが。

その後担当してくれた別の不動産屋さんがとにかくいい方で。
こんな状況の私に親身に対応していただきまして。

そして2021年の年末。
引っ越しが決まりましたーーーーーーー!!!!!!!!!
やったーーーーーーーーー!!!!!!
めっちゃ大変だったーーーーーーーー!!!!!!!
メンタルも体調も擦り切れてたーーーーーーーーーーー!!!!!!!!


引っ越しが決まったから色々やることあるんで更に忙しくなるんですけど。
とにかく良かった!!本当に!!嬉しい!!

昨年埼玉に引っ越したちょうど一年後にまた引っ越しをするという、なんともドラマチック(?)な2021年の締めくくりになりそうです。

※ってね、12月12日に書き始めたこの記事にはこんなふうに書いてありました。
その翌日13日夜になんやかんやありまして、追記します。
ここでのことは書いてはいけない約束なんですけど(まぁまぁ書いてるけど)、なんかもう、なんかもう。
書かせてくださいな。

色んな事情を抱えた人たちが集まって、それぞれが何気なく察して、何気なく世間話をして、何気なく助け合って。
ご近所さんと呼ぶには距離感が近すぎる環境に疲れ果ててはいるのですが、それでも仲良くしている方はいまして。
私の実の姉よりもお姉ちゃんらしい方なんです。
お菓子をくれたりアイス買ってきてくれたり、とても嬉しいお手紙をくれたり、年が近いからふざけ合ったりもして。
「おばあちゃんってお菓子ポッケに突っ込んでくるよね?私おばあちゃん目指したい!」って言っておばあちゃんらしさを追求したり、明るくお茶目な方です。
とにかく気遣い屋さんだからみんなにも愛されていて。

でもメンタルが相当追い込まれていたのか、ちょっとよろしくないことをしてしまって、みんながその方を心配してたんです。
案の定というか、その方はとても衰弱していました。
んで急遽ね。その方がこの場所からバイバイすることになったんです。
ここに住む人たち全員で、バイバイするお手伝いをしまして。
その方が最後にタクシーに乗った時、「頑張れ」って言いました。
「ありがとう」って言いました。
「お姉ちゃん」って呼びました。
お姉ちゃんは疲れ切ってて喋れなくて、でも私の目を見て手を強く握り返してくれました。
なんとなく言いたいことは分かりました。
最後に「おばあちゃん」って呼んで、「またね」って手を振って見送りました。

多分ね、もう会うことないんですよ。
お互いに連絡先も知らないし、どこに行くかも知らないし。
私が物件の審査が通った日のことだったんで、近々出て行くことも伝えられなかったんですよ。
だから、もしその方が今後ここを訪れることがあっても、私はいないんです。

なんか、ここにいるとしんどかったり嫌になることもあるんですけど、ここに来たからその方と知り合えたんだなって思って。
これからも貰ったお手紙は大切にしようと思いました。
はー、久しぶりに泣いた。



さて、ここまでのーこの2021年を振り返ってみました。
ここには書いていないこともありますが、全部書いたら終わらないんで。

今年はたくさんの方と出会いました。
ずっと前から仲良くしてくれている方ともお話しできたり、お互いに励まし合ったりもしました。
声や文字など、表現方法は違くとも、確かに皆さまの優しさを感じています。

八年付き合った人と別れるなんて、普通に考えたら嫌な年なのかもしれないけれど。
私はとてもよい一年だったと胸張って言えます。

あの八年があったからこそ、私は自分の足で自分の人生をちゃんと歩んでいきたいと思えました。
だから元カレには感謝していますよ。
本当にありがとう。でも握手はいらん。

まぁ喧嘩ばかりしてたし、結局は腐れ縁ってやつでして。
それを切ったからか、その後怒涛に素敵な縁が舞い込んできまして(恋愛って意味じゃないよ、人間関係の縁ね)

んでね、なんかすごく身軽なんですよ。
自分のことしか考えなくていい分、メンタル的にも体力的にも色んなことができるなって気がしています。

それだけ元カレとの縁は大きなものだったんだなとも思いましたね。
一応言っておくと未練全くないからね。


そんな2021年。
のーこの今年を漢字一文字で例えるならば、【彩】です。

たくさんの方のおかげで、彩鮮やかなのーこが存在しています。
私が笑っていられるのは、これを読んでくださっているあなたやあなたやあなたのおかげです。

いつも本当に本当にありがとうございます。
これからも末永くよろしくお願いします。


2022年はどんな一年になるんだろうなぁ。
まずは仕事ですね。これ必須。

noteの記事ももっと書きたいですね。最近近況報告しか書けていないので。
それこそ作詞だったり、創作をしたいです。

あと、先ほども書きましたが『ブルー(仮)』が配信できたらいいなって思います。
メロディーや歌声がほんと素敵なんだ。

あとはですね。余裕ができたらですね。

恋愛がしたいですね!!

今本当にそういう状況ではないですし、「好きってなんぞや?」と考えてしまうこともあったりするのですが。

素敵な出会いがあったら頑張りたいなって思ってます。
年齢的に結婚を意識してしまうけど、その辺考えないで、好きな人と一緒にいられたらいいなってくらいの感じでね。

そんな出会いあるんかねぇ。
分からんねぇ。
だからと言ってないとも限らんからね。

私がまずちゃんと自立して、お互いの存在が心の支えになれるような、それでいて依存しない関係っていいなと憧れてます。
憧れです。言うのはタダなので。


2022年は、のーこが更にのーこらしく生きられるように頑張ることを目標にします。

のーこは来年34歳になります。それなりの年齢です。
だけどまだまだ生きたいように生きていける気がしてます。
過去に乳ガンやってるしどうなるかなんて分からないけど、仮にすぐに死んでしまったとしても、一日でも多く自分らしく生きていられたらそれでいいんじゃないかなって思うのです。

皆さまにとっても、2022年が幸多き一年になりますように。

それでは皆さま、まだちょっと早いけど。
よいお年を!!そしてメリークリスマス!!!



2022年も彩っていくよ


生きる糧にさせていただきます。サポートのおかげでご飯が美味しい。