このみ のこ

既婚・二児の母。二次創作初心者の字書き。昭和生まれ。 略歴:中小広告代理店勤務(真っ黒…

このみ のこ

既婚・二児の母。二次創作初心者の字書き。昭和生まれ。 略歴:中小広告代理店勤務(真っ黒)→大手メーカー派遣(定時で帰れる純白の大奥)→婚活・結婚・出産→育児しんどい←今ココ

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  • わたしの二次創作日記

    アラサーで初めて二次創作(同人)に出会った「わたし(既婚・二児の母・昭和生まれの主婦)」が、コロナ禍に突然、二次創作小説を書き出した三年の記録。 日常の愚痴から創作の悩みまでを、ただただぼやいてるだけの日記です。 二次創作(同人活動)の息抜きに更新しようと思っているので、更新頻度はまちまちです。(月2目標)

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わたしの二次創作日記_1

序文と目次世の中に子育て漫画やエッセイは溢れている。 共感できて、笑って泣ける。 そうやって、感情移入して楽しめる人たちが羨ましかった。 それは、たぶん。 私の行動範囲が、めちゃめちゃ狭かったから。 第一子の出産をきっかけに仕事を辞めた私の行き先は、公園、スーパー、児童館、たまに病院……。 それ以外は、日々の大半を家で過ごしていた。 それでもまだ、コロナ禍前は県外の友達とたまにランチ行ったり出来てた。 が、コロナ禍になってからというものの、ママ友or家族と子育ての話しかし

    • わたしの二次創作日記_16

      6.結局、創作したい気持ちから逃れられなくて開き直った2021年の春① わたし、わたしを管理する  深海でも光を感じられるようになり、少しずつ元気を取り戻してきた私は—— すっかり、ハマってしまって忘れられなくなってしまったドラマ。 「ノエルー聖なる夜にー」の二次創作小説を、なんとか書きたいと思うようになっていた。 一方、同人活動のことで私が一喜一憂してる間に、子供達はスクスク大きくなっていた。 2021年4月某日—— 長男イチロウが、幼稚園に通いだした。 イチロウに

      • わたしの二次創作日記_15

        5.一旦、創作は諦めようと悟った2021年の冬②わたし、新しい沼を見つける とりあえず、家族が今日も生きてる。 とりあえず、「今は」それだけでいい。 念仏のように、自らの心に語り続けた。 創作を「今は」、あきらめるために。 それでも、苦しい時は日記を書き殴り。 それでも、どうしようもない時はチラチラPixivにログインして、なんの通知も無くてため息をついた。 とりあえず、とりあえず。 無理しないことを最優先にしながら過ごしていたら、東京オリンピックが開催されないまま2

        • わたしの二次創作日記_14

          5.一旦、創作はあきらめようと悟った2021年の冬①わたし、わたしを整える 夫に「同人活動」のことを打ち明けられた日を境に、Pixivへの執着は不思議と薄れていった。 なぜなら「不満があれば、その日の終わりに夫と話をする」という習慣ができたからだ。 毎晩、「私の話」を聞いてもらえる場所があることを確認できたことで、私の心は落ち着きを取り戻すようになってきた——。 そうして初めて気がついたことがある。 私は心の片隅で「男性である夫に、愚痴など言っても理解してもらえないから

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        わたしの二次創作日記_1

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          わたしの二次創作日記_13

          4.創作意欲の再燃、そしてまたメンタルに来た2020年の秋③わたしと夫 2020年11月—— リア充の輪にも、オタの輪にも入れない。 その思い込みから、全世界に無視されてる気分に陥ってしまった私は—— 引き続き『遠くの公園行脚生活』に精を出していた。 私は筆を折り、心も折れていた。 同時に、空想の世界をみつめて濁っていた私の目に、クリアな現実が飛び込んできた。 リビングの一室で(我が家は1LDK、夫は週4で在宅勤務の為)家族四人が一日中顔を合わす生活。 という、現実

          わたしの二次創作日記_13

          わたしの二次創作日記_12

          4.創作意欲の再燃、そしてまたメンタルに来た2020年の秋②わたし、公園の中心で孤独を嘆く 2020年10月中旬—— やっと自宅に戻った私は、また懲りもせず小説を書き始めていた。 1LDKのマンションに、家族四人が鮨詰め状態で暮らしているのは相変わらずだったが…… 一つだけ変化があった。 フルリモートだった夫が、金曜日だけ出勤するようになったのだ。 誰の目も気にすることなく、好きなだけ書ける日。 私は、金曜日を待ち焦がれた。 「書きたい欲」は、自由な金曜日を得たことで燃え

          わたしの二次創作日記_12

          わたしの二次創作日記_11

          4.創作意欲の再燃、そしてまたメンタルに来た2020年の秋①回復したわたし、敗因を分析する ※前半、私の思い出話が続きます。私の人生にご興味ない方は、 後半(これまでの同人活動の反省と分析結果を踏まえた、今後の活動方針の決定)区切り線以下の箇所からお読みください。 2020年9月某日——実家でウダウダしてる私は、ウキウキでラインをしていた。 相手は、高校からの友達、ユウコ(仮)。 友達歴でいうと、ほぼ十年!? いや二十年選手である。 お互い気を使いまくってるママ友と、十代

          わたしの二次創作日記_11

          わたしの二次創作日記_10

          3.メンタルが完全にヘラった2020年の夏②わたし、「評価依存」という言葉を知る 2020年9月——私と子供たち(イチロウ3歳とジロウ0歳)は、一ヶ月ほど実家で過ごすことになった。   小説を書かなくなって、家事も育児もうまくできなくて、実家にいる——。 この時の私は、ひどく落ち込んでいた。 自分以上に情けない人間などいない、世界にとってなんの価値もない人間だ、などの言葉が常に脳内を駆け巡るほどに、ネガティブ思考に支配されていた。 そんな思考を遮断したかった私は、小説は全

          わたしの二次創作日記_10

          わたしの二次創作日記_9

          3.メンタルが完全にヘラった2020年の夏①わたし、相互フォロワーさんに苦しむ(その3) 二、三日。 悔しさで、頭が沸騰していた。 しかし、一日のほとんどをタクシン小説を書くことに費やしていた私の脳は。 長編小説を書き終えたところで、タクシンのことを考えるのを止めてくれない。 癖みたいなものだろう。 こんなに苦しいのに、やはりまだ、書きたいのだ。 そんなある日の夕食後、スマホを見ながら夫がクスクス笑っていた。 「なんか、おもろかった?」と私が聞くと、夫はスマホをスクロール

          わたしの二次創作日記_9

          わたしの二次創作日記_8

          3.メンタルが完全にヘラった2020年の夏①わたし、相互フォロワーさんに苦しむ(その2) 「待たせたな、フォロワー!!!!!! おっしゃぁ〜〜〜〜!!!!!! 書けたど〜〜〜〜!!!!!!」 七月も終わりに差し掛かる頃、五月から書き始めた処女小説「夕闇に踊るは、誰そ彼」は完結した。総文字数は約十万字、全七章だった。   アップしたその日にすぐ、Moeさん、山川さん、ゆらゆらくらげさん、茹でブロッコリーさんという、脳内を円グラフ化したらほぼ「タクシン(腐)一色」なメンバーが

          わたしの二次創作日記_8

          わたしの二次創作日記_7

          3.メンタルが完全にヘラった2020年の夏①わたし、相互フォロワーさんに苦しむ(その1) 七月に入った——。 緊急事態宣言が解除されたものの、夫のリモートワークはまだ続いていた。 「壁」の私が、初めてマイちゃんに噛みついたあの日以来、彼女からLINEが来ることはない。 夫は毎日、家で仕事をしている。 子供二人は、乳児と未就園児。 私は、無職の主婦だ。 当時、私たち家族全員が「コモリビト」状態だった。 私はあいも変わらず、夫の目を盗んではタクシンの長編小説を書くことに心血

          わたしの二次創作日記_7

          わたしの二次創作日記_6

          2.突然、創作に目覚めた2020年の春③わたし、ブクマに狂って調子にのる 私を初めてフォローしてくださった方は、山川さん(仮)という方だった。 プロフを拝見したところ「支部は、ほぼ見る専」とのことで、活動のメインはTwitterらしい。 一年あまり、ピクシブを「無料作品が読めるサイト」扱いしていた私の興味は、あくまで作品だった。ご本人に興味を抱くことは、ほぼ無く。 よって、プロフのリンクにある『鳥マーク』をクリックしたこともなかった。 そんな私だったが、いざ一つ作品を投

          わたしの二次創作日記_6

          わたしの二次創作日記_5

          2.突然、創作に目覚めた2020年の春②わたし、創作デビューする 2020年5月——。 私は、理想のシンタクもしくはタクシン(腐カプ)を書きたい衝動に取り憑かれていた。 深夜の授乳中や夫が寝室で仕事をしている日中に、ピクシブアプリを立ち上げて「シンタク、もしくはタクシン(腐カプ)」をひたすら読んでいた私は、 代わりに「シンタクもしくはタクシン(腐カプ)」の『萌えシチュ』を、スマホメモにひたすら書き殴るようになった。 そうして、ほぼ1年間近く蓄え続けられた『萌えシチュ』が、

          わたしの二次創作日記_5

          わたしの二次創作日記_4

          2.突然、創作に目覚めた2020年の春①夫の在宅とコロナパニックとわたし それから4月、緊急事態宣言が発令された——。 ずっと他人事だったコロナが、ガツンと生活に侵食してきた。 一番の変化は、会社からリモートワークを命じられた夫が、一日中家にいることだった。 平日は基本、朝とほぼ夜九時以降しか家にいなかった夫。 多い時は月の半分ほど出張でいなかった夫が、だ。 それにより、家族四人が間取り1SDLK ——生活空間と別の部屋は寝室しかない——の自宅で終日過ごす毎日が始まった

          わたしの二次創作日記_4

          わたしの二次創作日記_3

          1.読み専でただただ楽しんでいた2019年②わたしとこんにちはPixiv(ピクシブ) 自宅に戻った私は、イチロウ繋がりで特に仲良くしていたママ友たちに連絡をとった。 そして生後1ヶ月のジロウを連れて、児童館や公園で、週に1〜2回集まるようになった。彼女たちとの話題は、夫か子供の話か、便利な育児グッズや子供とのお出かけ先など、健全な話がほとんどだった……。 が、そんな優等生ママをしていた私には——彼女たちには絶対、バレたくない嗜みがあった。 時は戻って、2019年の夏。ジ

          わたしの二次創作日記_3

          わたしの二次創作日記_2

          1.読み専でただただ楽しんでいた2019年①当時のわたしとコロナの足音 私は2015年に結婚した。 そして2017年に長男イチロウ(仮)の妊娠、出産を機に仕事を辞めて主婦になった。 イチロウがよちよち歩く頃には、児童館や公園で少しばかりママ友もできた。 平日はだいたいママ友か母(車で30分ほどの距離)と過ごし、誰とも約束のない日は子供がお昼寝している間に好きなドラマを見たり、ハンドメイドを楽しむ日々。 たまに一時保育にイチロウを預けて、学生時代の友達や元同僚と、都会でラン

          わたしの二次創作日記_2