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小説的精神年齢鑑定法

自分の精神年齢を知る方法と言うものはいくつかあると思いますが、『小説を書いていて、最も書きやすい年齢がその人の精神年齢である』と言うようなことを文芸関連の本で読んだ覚えがあります。

自分の年齢よりも上の年齢の人物を書くのは難しいとされています。

想像に頼るわけですから。

小説に限らず、漫画やゲームに出てくる年かさの人物が主人公などの若者にとって都合のいいキャラクターになっているのも作者が想像で描くしかないからだと思います。

私が書いたものでは、二十代後半、27、28歳くらいの主人公が多いわけですから、私の精神年齢は、そのあたりなのでしょう。

一度、40代の主人公を立てて恋愛小説を書いたのですが、だらだらと600枚くらい書いても一向に文体が上がってこなかったので、消してしまったこともありました。

そういうわけで、自分の精神年齢を知りたい人は、一人称で自由に描いてみて、自然と書きやすい主人公の年齢、それが精神年齢と言うことになると思います。

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