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偏差値50の戦い方その③アナウンサー編


一般的な大学偏差値の考え方について

50歳を超えたら大学の偏差値なんて意味を成さないけれど、受験生や企業人事部や若者には大学の偏差値に囚われるのは仕方がないとも理解できる。それに地方在住呑気なおじさんになると、受験偏差値競争は都市伝説となる。と、思っていたが、結構引きずるのが大学の偏差値だったりする。

6浪した女子アナ

そんな折、先日「6浪女子アナ!安住アナもびっくり!」なニュースを目にした。入学したのが私の母校である福岡大学だと知ったことで、若干不安になる。
案の定ネットのコメントは「6浪してまで入る大学(偏差値50程度)じゃない」的なものが目につくようになる。私も「でしょーね」ってなる。

https://dot.asahi.com/articles/-/212289

フリーアナウンサーの原千晶さん。6浪して偏差値50程度ならば、受験に向いていない、そう感じるのが普通の受験経験者。
だがなんで福岡大学だったのだろう?その女性アナウンサーが入学したのが数学科と言うことから、ネットで得られる情報と地域性を考慮して想像してみる。
以下、情報と想像。

女性が生まれ育ったのは福岡の女子高卒。
浪人期間中は予備校の寮で勉強した。
自宅から通える大学に行くように親も本人も願ったようだ。
理系で医学部志望だった。

私が知り得た情報を元に


お嬢さんだったのだろうと想像する(お父様が開業医でお母様は歯科医)。
医学部入試は多浪も多い。
福岡市内から通える医学部のある大学は国立ならば九州大学、ちょっと通学頑張って佐賀大学。私立ならば福岡大学、久留米大学、産業医科大学。


実は私、最近まで私大医学部はレベルが低いと思ってた。確認のために調べてみると私が入学する頃の福岡大学医学部の偏差値は50。今は65⤴️となってるらしい。マジか、私がアップデートできていなかっただけ。けれど、私がレベルが低いと思ってしまっていたのもご理解いただけると思う。ぶっちゃけ、カネさえ払えば結構イケると思ってた(これも当時の常識だったが)。

都会と田舎の大学事情

ここまで他浪してなんで福大なの?って都会の人たちは思う。だよね、少しレベル下げたら次のレイヤーの大学が存在する都会中心の偏差値競争にいたら。慶應医学部に落ちたら慶應理工、更には理科大とか明治の理系とか検討できる都会とは異なり、九州の場合、九州大学落ちたら次の理系は福岡大学しかない、という。

これ、きっと東京、名古屋、関西圏の人たちには伝わりにくい話だよな、と。
北海道や東北、日本海側や四国九州の人たちは頷ける話で。受験だけでなく通学のコストが田舎からのちょうせんは段違いにハードルが上がる。
佐賀県の所得と東京の所得は大きな差がある。なぜなら佐賀には大企業が少ない。公務員の給与が佐賀県内では一番高いなんて、昔ならば考えられない世界だと思う。

それだけでなく九州というより田舎は「地元志向」が強い。「家」の概念が強い。女子はちょっと賢くても少し働いたら次はお嫁さんね、ってマジでみんな思ってる。それが良いのか悪いのかは別の話だけれども、東京の大学に行くよりは国立の佐賀大学に入って県庁などに就職するのが勝ち組なのだから。

まとめ:偏差値50の戦い方はコアコンピタンス?

とりあえず、今日のまとめとして、偏差値50の生き方として女性アナウンサーもあるぞ。なんといってもこの素敵女性も福岡大学出身。福大らしいイモっぽさが好感度高い逸材(私の個人的感想)。


女性アナウンサーではないが先日の日経新聞ではこの方がフィーチャーされていた。

ここまで煌びやかな方はほんの一握りにしか過ぎない。
ほとんどのOBは普通だろう(普通の定義とかここでは無用)

実際の我々OBの中で鉄板のとなるOBは
博多華丸・大吉
ドブろっく
である。この二組が最も福岡大学らしい成功したOBとなる。
私も同じようなもんである。偏差値50なんだもの。


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