これほど難しい課題があるなんて。初めてこのルールズ＃２の法則を知ったときは衝撃でした。

相手のことを好きになると猛進してしまう私は「あー！これだから駄目だったんだ」と気づくきっかけになった章です。

相手に興味がないふりをする

この章では「相手に興味がないふりをし続ける」「こちらから電話しない」「忙しいふりをする」を徹底すること、と書いてあります。

そもそも私は相手のことを簡単には好きにならないけど、いったん「いいな」って思うと一直線なタイプ。そんな私が「興味がないふりをする」なんていままで考えたことも、もちろんやったこともありませんでした。

人生最大の失敗

私が婚活中最大の失敗、そして人生で５本の指に入るほど後悔している出来事があります。
お相手の方は某有名会社の役員。それは会ってから明かされたので会う前は知りませんでした。

待ち合わせ場所に現れた彼は思っていた以上にイケメン、高身長。もちろん年収も大変良いかたでした。デートもとあるホテル最上階にあるレストランを予約してあって、最高に夜景が綺麗な場所。

席に着く前に「奥へ座りますか？それとも夜景が綺麗に見えるこちらに座りますか？」なんて気の利いた事を聞いてくれたりして好感度高し！

デート中は彼はその日どんな仕事をしてきたかを話し（結構Bigな話で興奮！）、私はそのとき特殊な仕事をしていたのでお互いの仕事について話は盛り上がりました。

その日の別れ際、照れくさそうに「また会ってくれますか？」なんて聞いてくれたりして「イケメンで地位もあるのになんて謙虚」と私は完全に恋に落ちたのです。

何回かLINEのやりとりをして、次のデートが決まったときは完全に私は彼に夢中になっていました。そうして２回目のデートの日がやってきたのです。

ここで気づけばよかったんですよ、雰囲気が悪化していることに。
私は彼とのデートの最中、終始盛り上がり完全に舞い上がっていました。
ルールズでいう「ほとんどすべて」ダメな女だったのです。

彼の言うことをなんでも笑顔で聞き入れ、料理は取り分ける。
あなたに興味がありますという態度全開で彼に質問しまくる。
あげく根掘り葉掘り聞く。
過去の恋愛話をぶっちゃける（今後出てきますが最大級にダメパターン）

とにかくルールズでいうルール違反ばかりをしてしまいます。

そうしてこの彼との３回目のデートは幻と消えたのです。

彼からLINEの返信が途絶えぎみになったとき、理由がわからない私は自分でとんでもない爆弾を落としてしまいます。

それは「LINEの連投」

「なにか私わるいことしましたか？」みたいな系統のＬＩＮＥを連投して彼に送りつけてしまったんです。いまでも忘れません、あの画面いっぱいに広がった私の文章。

悲しいかな結局そのＬＩＮＥは既読されることなく葬られることになるのです。

あー！！！いま思い出してもはずかしい。何度思い出しても心臓の奥がズキっと痛むあの出来事。もしあの時に戻れるならもう一度やり直したい、すべてを。

逃がした魚は本当に大きかったけれど、これがきっかけで本気でルールズを丸暗記することになるのですから今思えばよかったのかもしれません。

相手からアプローチをもらうために

アプリでも、ラインでも。電話もデートも徹底的に「あなたにはあんまり興味がありませんよ」という一貫した態度をつらぬくこと。それが相手から猛烈なアプローチをもらう秘訣です。

実際いまの旦那様には「あんまり興味がない」という作戦を結婚直前まで遂行しました。本当に結婚するその日まで徹底したのです。

そのおかげで遠距離だったにもかかわらず、知り合って３回目のデートでプロポーズ、せかされて半年で結婚することになりました。

結婚してから彼は時々笑いながらこう言うのです

「だってノエルは僕のことそんなに好きじゃなかったでしょ」

いつも優しい彼はそう言う時、なぜかとっても嬉しそう。
きっと「手に入らないと思っていたお姫様が僕のもとにやってきてくれた」っていまでも思っているはず。

そう、それがいつまでも大事にされる秘訣なのよ。