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【NFTアートはじめました】③NFTバブル、乗るか反るか。生き残るのはどこ?

いよいよ本格的に企業がNFTに参画してきて、まさにNFTバブルの雰囲気が出てきました。SBI、電通、集英社、楽天、GMO、スクエニ…NFTバブルに乗り、成功する企業はあるのでしょうか?
NFTはIT技術として、日本経済にイノベーションを起こす可能性を秘めています。このNFT戦国時代の勝者はどのような企業になるのか、少し未来(SF)の姿を考えます。

■NFT戦国時代

2021年10月ですが、各企業のNFT参入ニュースが後を断ちません。まさに群雄割拠。そして、NFTアートで一山当てようと、足軽を目指す兵(つわもの)たち。
さあ、このNFT戦国時代を生き残るのは誰なのでしょうか。

そのヒントは、NFTの本質に立ち返ってみましょう。

 「デジタルなものを唯一なものと証明できること」

NFTは、このシンプルな原理しかないのです。この原理を活かして、ビジネスモデルを作り上げられるものが勝者となるでしょう。

※本質についての説明は過去記事を参照ください。


■NFTはアートだけではない?価値を活かすのは?

NFTといっても、アートだけではありません。元々は、ゲームアイテムの管理が主に使われていました。デジタル上のゲームアイテムを1個1個を識別して保証し、その流入数を制御してレア度を確保することに成功しました。
要は、10個限定のレアアイテムです!保証しますよ!って事です。

このように、NFTの原理を最初に活かしたのがゲームアイテムでした。そして、2021年初めから大流行しているので、NFTアートです。
デジタルのアート作品についても、本物です、10個限定でシリアルナンバー入りでレアですといった保証がされました。このNFT原理がアートと相性が良く、コロナ禍の金余りと合わさって、NFTアートにお金が流れている状態でなのです。
NFTアートの話は次のセクションで話します。

NFTの原理を考えれば、ゲーム、アート以外にも価値を生み出せる可能性がある。生活の中でデジタルの比重が高くなる少し未来において、大きな価値があると考える。

■NFTアートのプラットフォーマーは生まれるか?

NFTアートの範囲には、今まさに各企業が参画している。NFT時代のGAFAのようなプラットフォーマーを目指しているようである。胴元を狙うことが利益に繋がることを知っているからでしょう。しかし、プラットフォーマーの乱立は、顧客体験で見れば不便極まりない。確実に淘汰されるでしょう。

NFTアートにおいては、現在はOpenseaが先行して市場を築き、実質上のプラトファーマーとなっている。現在はもはや、タイムマシン経営の時代ではないので、日本で同じことをやってもダメだろう。
生き残るなら、日本のローカライゼーションが必要だろう。または、圧倒的なユーザビリティも良い。ETHを買って、ウォレットに入れて・・・と、NFTアートのある回はまだ複雑である。楽天あたりはここを目指すだろう。しかし、世界に拡大が難しい中、どこまで事業を拡大できるかは不透明である。

個人としては、多くが潰れるNFTのマーケットプレイスから、自分の参加するものを選ばなければいけない。ポイントは、アート作品のサステナビリティ(継続性)でしょう。
マーケットプレイスが潰れたら、アート作品が無くなってしまうのであれば、仮想通貨をドブに捨てるようなものである。保証証がブロックチェーンに記載されていても、作品が無くなると元も子もない。
アート作品の所在は主に2種類あり、(1)マーケットプレイス自体のサーバに保存される場合と、(2)IPFSのような分散技術上のサーバに保存される場合がある。真に安全なのは(2)と考えると良い。(1)においても、Openseaのようにプラットフォーマーとなれば、長らく流通は可能となるが、その期間はどれくらい必要かはアートに関する個人の考え方次第かもしれない。


NFTアートが今アツイのは間違いないですが、そこに参加する場合は、継続性に気をつけましょう。そして、企業としてはNFTアートのプラットフォーマーとなるのは険しい道です。NFTの原理に立ち返り、少し未来に新しい価値を生み出すことに注力すべきでしょう。そのための技術取得のためにNFTに手を出すのは良いかもしれませんが。



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