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悔しさをバネにする:ハーフマラソンでのリタイア | CEOの心の声

いつ以来だろう、こんな悔しい思いをしたのは。
4月7日、会社メンバーとハーフマラソンに出場した。
今回はそれなりに練習で走ってきた。

結果は、8キロ地点で脱水症状によるリタイア。7キロ過ぎた辺りから急に頭がクラクラしてきた。焦点が定まらない。脚は動いているだけに続けようとも考えた。明日の大事な朝のプレゼンが頭によぎった

それよりも高校野球のときの3年生が引退した後の初めての練習の日を思い出した。

中学まで室内メインのバレーボール部所属だったため、もろ屋外、しかも炎天下7月末の1日フルの練習は相当キツかった。午後練から頭がクラクラだった。

だけど高校から野球を始めた自分にとって、ただでさえビハインドがあるので、そんな言い訳は許されないと何とか喰らい付いた。

数時間、気づいたらバックネット裏で倒れていた。

どうやら練習最後のクールダウンのジョグ中にフラフラと列から外れ、バックネット裏にたどり着き倒れていたようだ。

それから3日間部活を休んだ。ベッドから起き上がれない。太陽が怖い。身体が痙攣する。何とか4日目には部活に戻ったが、少し抑制して練習に臨んだ。

そしてそんな初っ端のスタートで、野球初心者の自分が試合に出ることができたのは、一番最後だった。

しかもその遠征合宿で監督は、
「今日はこれまで試合に出てなかった1年も全員出すから」と言われていたのに、8回裏まで存在すら忘れられていた。

優しい同じポジションの試合に出ていた同級生が、「監督、藤田がまだ出てないですよ」と自分の打順が回ってくる前に言ってくれた。

9回の守備は、忘れられたことの悔しさと同級生の優しさに涙で守備なんてできる状態じゃなかった。

それから1年間。
猛練習と練習できる身体作りのための長距離ランニング。
更に部活だけでは足りないと思い、早朝4時から自転車で新聞配達もした。

その結果、2年秋にはキャッチャーのレギュラーを獲得することができた。

悔しさは人を成長させることができる。帰りの電車で悔しさを噛み締めながら、この悔しさは同じマラソンで借りを返す。
(20代・30代ともハーフマラソンは完走経験あり。40歳最初のマラソンで洗礼か。。)

何より一緒に走ったメンバーが気を遣って、祝杯の美酒を上げるのを控えさせてしまう空気感を作ってしまったことが非常に情けない。
申し訳ない、佑佳、大登。

頑張った分だけ達成できないと、悔しい。
今回はマラソンだったけど、仕事でも何でも自分のコンフォートゾーンからどんどん出ようと心に誓った春の1日だった。

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