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WiFiで家の中が丸見え!?

COBRAの2023年5月21日の記事「Situation Update and Cobra Conference in Japan」で紹介された記事「Scientists Can Now Use WiFi to See Through People's Walls」を翻訳しました。

※翻訳がお気に召しましたら、記事下部からサポートをお願い致します。

”さらに物理層は、携帯電話の基地局や携帯電話本体、Wi-Fiを使ったスカラー網で監視されて管理されます。”

元記事

BY TIM NEWCOMB
PUBLISHED: JAN 20, 2023

この記事の要約
・カーネギーメロン大学では、WiFi信号を用いて家の中にいる人たちが何をしているのかを把握できる技術を研究している。
・さらには人体の特定の部位についての情報を追跡できる。
・この技術で手軽で安価に人身追跡ができる。さらに、開発者らは「プライバシー保護に技術革命が起きる」と不可解な主張をしている。


WiFiを使って壁越しに人間の動きを把握できる技術がある。さらには、この技術のおかげでプライバシー保護が大幅に改善する見込みがあるとカーネギーメロン大の開発者は語る。どのように改善するのかは未だ不透明なままである。

こちらの論文では、暗い部屋で他の電子機器の使用が制限されている状況下であれば、WiFi信号を使って中の人間の動きを画面に映し出せるという技術について説明がされている。記事より一部抜粋する。

「WiFi信号の届く範囲にある人物領域24ヶ所のUV座標をニューラルネットワークを開発しました。結果として、WiFi信号だけの入力で、複数の対象物の高度なDensePose(人体骨格推定ライブラリ)が可能になりました」

要するに、低コストで驚くほど広範囲の民家の中を覗き見ることが可能ということである。

ちなみに、これまでも壁越しに人の動きを把握する技術はあったが、どれも非常に高価な技術であった。マサチューセッツ工科大学では、携帯電話の電波やWiFiを利用した透視技術の研究は十年以上続いている。

https://openaccess.thecvf.com/content_cvpr_2018/CameraReady/2406.pdf

今回のカーネギーメロン大学の研究は、WiFiによって身体の座標を送受信させて、DensePoseを掛け合わせ、人体模型を画面に投影するというものだ。一部抜粋する。

「DensePoseとは、コンピュータービジョンと機械学習を応用して、RGBカメラ、LiDAR、レーダーからの2Dや3D映像により対象となる人物の姿勢を推定するという技術である。しかし、密閉された空間や、明るすぎる照明があると映像に著しい悪影響が及ぶという問題点がある」

それにも関わらず、研究者らはより安価に人体追跡を可能にするのだと言う。さらには、この技術はプライバシー保護により役立つものになるとも述べている。WiFiの電波よりも目に見えて明らかなのは、彼らの技術はどこか「アヤシイ」というところだろう。

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