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母の晩年の様子。

母が亡くなる3年くらい前からか、さらに入院期間も増え、症状も変化してきていた。

常に何か、ブツブツと、声にならないような小さな声で、独り言を言うようになった。

食卓で座って、目を瞑って、ブツブツと呟いている。

お正月の母方の親戚の集まりでは、機嫌よく饒舌に話出したかと思うと、急に悪態をついたり。

母方の親戚で、母の姉妹や身内だから、症状はわかってくれているのだけれど、こちらとしては、せっかくの集まりなのに雰囲気を乱す母には気分が悪くなった。

ある時、母とスーパーに買い物に行った時、母がいつもとは違う買い物の仕方をしていて、愕然とした。

滅多に食べない簡易のおにぎりを一気に3つ程、ガサッとカゴに入れたり、絶対それ食べないやろみたいな子供が食べるようなお菓子を次々にカゴに入れたり、とにかくとりあえず目についた商品を、適当に勢いでカゴに入れているような状態だった。

これはいつもとは違うな、と少し不安になった。

どこか、違う病院を探した方がいいのかとか、私の職場の人に、県外だけど病院を紹介してもらう予定もあったけど、結局はずっと地元の大きい精神科の病院で、お世話になっていた。   

主治医に聞くと、このような病気は概ね、年齢を重ねる程に悪化していくようなことを言われた。
たしかに今までと違う症状が出てきているし、今までとは違う段階に入ったような感じがしてならなかった。この時、母は55歳を過ぎたくらいだったと思う。

もっと大変になっていくのかもしれないというのを、改めて意識し始めた時だったと思う。


そんな日々をしばらく過ごしながら、ある時、思いがけない出来事が起こった。





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