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自己紹介⑧

訪問を終え、LINEをひらく。
「限りなく0に近いね」
当時本気で好きだった上司からの連絡でした。
彼は遊びでした。
でも、私はズルズル関係が続き、入社時から3~4年
その期間で本気になりました。
「限りなく0に近いね」
そう連絡がきたときは、仲が良かった頃とは違い、彼は関係を切りたいと思っていたことに気づいてはいたものの、それでも好きでした。

普通に考えたら、仕事と恋愛は別で関係のないこと。
それはわかっていました。
でも、いつの間にか仕事と恋愛が一緒になっていたことき、LINEを開いたとき気づきました。

障がいをお持ちの方が一概に精神面を壊すとは言い切れない。
ただ、少なくとも私が訪問をしている利用者さまは間違いなく精神面を壊すような方でした。

そのときに書いたメモを貼り付けます。
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・移乗のとき、手をはなす
・〇〇さんと違うといい続ける
・落ちるシチュエーションやめて下さいと大きな声をだす
・置いてる場所、言い方は都度「〇〇として下さい」と直るまで言う
・ため息をついていないのに、ついたと言って泣き出す
・ずっと同じことをやるまでいっている
・言われたとおりやっていても、やっていないと家族に伝え、クレーム
・なにか作業中に、全く他のことを依頼する
・そんなことを言う方だったんですね、と罪悪感を与える
・一度で済む作業をわざと分けて伝える
・予測ができることについて、確認を行い作業をしても、終えたあとに「やっぱり」としてほしいことがでてくる
・聴こえない音量で話し、ミスをすると大声で怒鳴る
・ものを落としたりすると、「落とすシチュエーションやめてください」と30分はずっと同じことをいっている
・体温をはかりましょうとうながし、はからない。ご主人から電話があり話を本人がする。「体温計が届かなかったから、はかれなかった」と伝える
・ヘルパーの質問に答えず、ご主人が確認すると、「私は言いました」と返答する。結果、クレームになる
・こんな仕事よくやっていらっしゃいますねと侮辱する
・多少の汗を拭おうとすると、「私のことが先です」と声を荒らげる
・水を出すと、「貧乏ですので、使わないでいただけます?」と必要最低限の水の使用もままならない
・薬塗布は自分でできるが、行わない
・洗髪、洗身、自身でできるが行わない
・タオルヘルパーのものを使用
・「マヌキュアを塗っていただけます?」と依頼する
・おむつがきついと調理中10回言われる
→ご自身の感覚のほうが正確ですよと伝えると、私わかりません。やっていただけます?と何度も訴える
・ポーチを持っており、いつも手元においている。その中にあるものですら、自分でとらない。ネイルが崩れるから。とらないとずっとエンドレスで要求し、声をあらげる
・汚物や汚いものは、自分で行わない。すべて人に依頼。やらなければ、クレーム

従わなかった結果、協力してもらえず自身が困る、時間延長になることも多い
・車椅子をうごかす。もうすこしこちらですと数cmの移動を何度もする。
・ハブラシを使う。おけない位置なのでヘルパーがおく。ちょうど戻そうもしたらまだ使いますという
・手順、順序を確認する。シカトされる。行いだしたら、全く違うことからやってほしいと言われる。またやりはじめると、他のことからという。
・英語、ロシア語ではなしかける
→答えないとご主人にいう
ご主人からクレーム
・ご主人はヘルパーの話はきく。
きいたことを奥様に話す。
奥様からバッシングをうける
・ご主人はそんなことはない、言わないと奥様に対して思っている。
・障害があるのだから、甘えたって仕方ないとご主人は考え、甘やかす。それが当たり前であり、やらないほうがなぜやってやらないのか?という考えをもっている。メールや電話のやりとりの中で、意見をいうと「妻もつらいと思うので」。
・ベットに戻ってからも、化粧水をつける
化粧水が瓶のため重くひっくり返して化粧水を出せないといい、ヘルパーに手をかりる
・時間がないのに、ゆっくり行う
・ご主人が言っていたことを「主人があなたの料理マズイといってましたよ」とヘルパーが嫌な思いをするように伝える
ご主人には、「えのもとさんがあなたが指示したことを嫌がっていましたよ」など、悪い印象を与える言い方をする
することによって、連絡をしないようにする
・何度も何度も同じ質問をする
記憶障害なのか?と思うが、都合が悪いときのみ覚えていない。都合が悪くないときは、覚えている
・知らないふりをする。
ばかにする。笑う。3時間くりかえす。
・こちらのほうがいいのでは?という提案は一切のまない。
歯間ブラシをおいておく場所。
結局、必要で都合でとる。
それが毎日つづく。
・声が聞こえない。作業をとめてききかえす。こたえない。
・「私なにか失礼なこと言いました?」とはなす。確かに失礼はないけど、一度で済むことを何度も依頼し、苛立たせる。
その苛立った瞬間を切り取り「〇〇事業所の〇〇さんにこういわれました。おかしいとおもいませんか?私黙っていたのですが」といわれることになる
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みなさんにとっては、よくわからないメモかもしれませんが、
こういった利用者さんが全体の9割を占め、
いつの間にか彼が逃げ場になり、執着するようになっていたのかもしれません。



その日から、なぜ理由のない涙が止まらなくなりました。



何をしてても涙が出てくる。
体が重い。
ダルい。
することはわかっていても、できない。
いや、できないは言い訳で体は元気だ。
でも、動けないよ。と心の声がありつつ、仕事をこなす日々。



私の役割と権限で何が会社にとってできることか
会社の考え方、理念
周囲に取り巻く人たちの関係性や思い
どうしたらより良くなるか
1日1日が終わってからの振り返り
仕事が大好きな私は、こんなことを考えていましたが、
1度辞めたいと思った仕事がどんどん辞めたくなり、
でも、辞めたくない。



どうしたらいいか葛藤している中
更に追い打ちをかけることが起きました。




「○○さんのとこのお子さん」と話している会社の人の話を耳にしました。


  


「○○さん」それは、私が大好きな彼の名字でした。




私はすぐに「子供いるの?」と彼にLINE。



「兄のね」と答えがあり、
私は「ありがとう」と返事をして



安心したのは一瞬でした。
















「もう無理なんだよ、えのもとさん。
○○さんは結婚したから」



彼からではなく、別の人からのその言葉により、
胸が締め付けられるように苦しくて苦しくて
涙が溢れました。








次回に続く。

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