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子どもたちの苦しい気持ちに接点をつくる #SOSフィルター

私は今、普通の顔をして仕事をしていますが、もともとそんなにメンタルが強くはありません。相性の悪い上司、オラオラ系の同僚がいる職場では、毎朝、吐きそうになりながら出社をしていた時期もあります。そこそこの期間あります。

遡って学生時代。特に中学生の一時期、誰ともしゃべれずに、学校に着くと、一限目の前から机に突っ伏して、やり過ごしていた時期もあります。

つらいつらい時期、死にたくなることもありました。何度もありました。確実にもうダメだという瞬間も二度ありました。

私は、今、普通に仕事ができていますが、私の周りでは、そういう気持ちをやり過ごせなかった人もいました。本当に親しい関係だった(だと思っていた)だけに、何もしてやれなかったことを残念に思っています。

今でも、私の友人に対する一部の行動(構い方・接し方)は、そうした経験がもとになって作られています。


今、自分以外の人間のメンタルで一番気になっているのは、小学生の息子のことです。私より社交的だし、動画を見まくっているせいで、私が子どもの頃よりも、ずいぶんと語彙が豊富です。きっと人間関係による苦労は私より少ないだろうと信じていますが、離婚して、一緒に暮らしていないので、普段どんな気持ちを抱えて生活しているかわからないことも多いです。

日曜日の夕方が憂鬱な気持ちは小学生も同じようで、学校生活も楽しいことばかりではないようです。時々、うちにも遊びに来ますし、いつか元妻と息子の関係が悪くなった時には、シェルター代わりに使ってもらえるようにしたいと思っていますが、息子が本当にしんどい時、そばにいてやれるかどうかわからないことが、私の人生で無視できない悩みの一つです。

すでに私の人生では助けられなった人がいるし、私自身が死なずに済んだのは、偶然の要素が強いと感じているからです。仮に、息子にそんなつらい場面が来たら、何をおいても息子をその気持ちから1mmでも遠ざけたい。「死にたい」と強く感じる時、突発的な行動を避け、その瞬間をやり過ごせば、実際に死に至ることは避けれることも多いことを知っています。

そんな問題に向き合う取り組みに協力できることはないかと、いつも思っています。

こんなクラウドファンディングが始まりました。

学校で配布されているGIGA端末で「死にたい」気持ちに関する語を調べた子どもに、気持ちの回避の仕方、相談の方法を提示する機能の開発です。無償で提供される機能で、この機能では、個人の特定まではしません。

実際に、ベータ版では、思った以上に検索をされた事実もあるそうです。

2023年11月にβ版を開発し、ご協力いただいた教育機関で試験導入を行なってきました。ある私立の中学校・高等学校(生徒数計981名)では、月に約20~60件を超える検索行動が行われていることが分かっており、

子どもたちの“生きる”を支える「SOSフィルター」を開発したい | READYFOR

直接、命を絶つ手段を必要とした人より、著名人の自殺を調べたようですが、こうした記事だって模倣の誘因になります。

リリース時には、「自殺予防」の機能だけのようですが、登録するワードによって、「虐待」「いじめ」などにも対応できるそうです。

この取り組みをしているOVA「検索エンジンで自殺関連用語を調べる自殺リスクの高い方々に対し、検索連動広告を通じてアウトリーチとインターネット相談を実施しているNPO」です。助成金の申請なんかを待っていては、早く子どもたちに届けられないため、今回は、クラウドファンディングでの開発費用の募集を始めたそうです。


自分の子だけじゃありません。

自分の子どもの大事な友だち、姪っ子、甥っ子、同僚の子、助けてやれるなら、手を差し伸べたいと思う子どもたちに手を差し伸べる機会を与えてくれる機能だと思います。周りの人間が悔やみ、悲しさが続く出来事を回避するために、私も支援することにしました。

支援は、5,000円からと、寄付をしなれていない人が見ると、割高に感じる価格かもしれませんが、想像できる子どもたちの顔をこれからも見続けられるように、一緒に支援してみませんか? 

今年のゴールデンウイークは、半分くらいの方が出かける予定がないそうです。本当は行きたかった旅行に行かなくなったことで、使わなかったおこずかいをちょっとこちらの支援に向けてもらえると嬉しいです。


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