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桜を見て思い出すこと。


今年も桜の季節がやってきた。
行動範囲の狭い私は、古新聞や空き缶などを積んで車を5分程走らせる。
リサイクル庫が置いてある場所には、桜の木がある公園があるのだ。
車を停めてゴミを出した後、しばし桜を眺める。



今年も綺麗に咲いてるなぁと思いつつ。
桜を見ると、毎回思い出すのは学生時代に読んだ漫画の台詞。


「桜の花が毎年こんなに綺麗に咲くのは、その下に死体が埋まってるからですよ」


漫画にはハッピーエンドしかないと思っていた自分に、初めてバッドエンドを教えてくれた漫画。

「東京BABYLON」

内容…特に最終章の衝撃が強過ぎて、今でもバッドエンドな話は読めなくなった。
それなのに未だに手放せない不思議。
桜を見る度に脳内再生されるくらい、深く深く刻まれているようだ。



薄曇りの天気の下、桜は満開に近い花をつけていた。
きっと桜の名所では夜でも沢山の人で賑わっているだろう。
今年は桜の開花が遅かったから入学式も桜の咲く中で出来ただろう。
いつもなら葉桜になっていてもおかしくない時期だから、ある意味ラッキーかもしれない。



いや、今年が普通なのか?
ここ何年も異常気象が多いせいか、季節感が感覚が狂っている気がする。



いろんな事が変わったり起こったりしても、きっと来年の桜も綺麗な事は変わらないだろう。
そして自分も。
また同じ台詞を思い出しながら桜を見ている事だろう。

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