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義父には出張先各地に愛人がいた。「家族公認の愛人」というパワーワードが飛び交う家庭で育った元夫。

一族経営の創業社長の義父。
私立女子校出身で就業経験なしの義母。
そしてその両親から生まれた元夫(以下、もとお)。
嫁入りした私から見た、ちょっと変わった家族について、
今回はもとおと義父について書いていこうと思います。

■義父ともとおのお金の価値観

義父は大学には外車で通い、留年を経て6年かけて大学を卒業したらしく、
大学時代に乗っていた外車は両親が買ってくれたもの。
(無知な私でも聞いたことがあったくらいの高級外車)
4年で卒業できるところを2年余分に私立大学へ通わせる経済力もすごいし、大学生に外車を買い与える感覚もすごい。

こんな様子で義父はお金に困ったことがなく、
その親の元で育ったもとおももちろんお金に困ったことはなく。

よくもとおは「お金が必要になったときはなぜかお金が舞い降りてくるんだよね」と言っていました。
「ねだったら親に出してもらえるだけだろ」と
身の置かれた状況のありがたみがわかっていないもとおに
心の中で悪態をついていました。

■創業者の義父

いまでは従業員も数十名いる中小企業となった会社を立ち上げたのがもとおの義父。
もとおもその会社で働いているので、創業者である父親への憧れと敬意がとにかくすごい。
たしかに義父はカリスマ性が高いのだろうけど、
嫁入りした身である私はどこか宗教的ななにかを感じていました。

■「愛人」というワードが家族の会話で出る家庭

もとおが小さい頃から、義父は出張へ行くことが多く、出張先それぞれに「愛人」がいたらしい。
人様の家庭ですし、まあそれは百歩譲っていいとして
それを「すごいよな、かっこいいよな」と私に同意を求めてくるもとお。

結婚したならば、生涯一人の女性を愛しぬくことこそ正義、
結婚ってそういうものではないの?と思っていた私にとってはかなり衝撃でした。

そして出張先それぞれに愛人がいることを、子であるもとおが知っている状況も意味不明。

家庭内で「愛人」というワードが出ていたのか?
家族でも周知の事実だったのか?
家族への考え方の相違を感じました。



なぜ、付き合っている間に見抜けなかったのかという疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
今となっては私自身もそう思います。
しかし、義両親にはご挨拶等でお会いして数時間の食事会ではここまでの話は出ず、
ここまで変わった家庭環境だったとわかるには結婚して数年の間で、
誕生日やお正月等、家族での集まり何度か行われてが行われてからでした。

最近は結婚相談所やマッチングアプリ等で出会い、数か月で結婚を決める方も多いと聞きます。

一緒に家族になっていく人とどういう家庭を築いていきたいかももちろん大事ですが、どんな家庭環境で育ってきたか、についてもぜひよく聞いて、
この記事にたどり着いた方には、私と同じような過ちを繰り返さないでほしいなと思います。

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