January 2nd, 2024


ナショナルギャラリーへ行く。
混雑することを見越して、ちょっと早めにホステルを出たが、もうすでに人の山。
どこからこんなにわいてくるんだ、自分もその1人ではあるのだけれども。

有名どころはすでにルーム番号をチェックし、そこから優先的に回る。
午後の方が人も増えるだろうから、朝いちの方がまだましだろう。

最初に向かったのはゴッホのひまわり。
数ヶ月前にSOMPO美術館のひまわりを見たからひさしぶり感はない。
SOMPO美術館のひまわりの写真と、ナショナルギャラリーのひまわりを後でくらべるために、写真も撮る。

周辺のルノアールやモネの作品の数々も見ていて楽しい。明るい色使いの作品はみているこっちも嬉しくなる。
特大のキャンバスに描かれたアニエールの水浴の大きさに圧倒されたり、実際見てみて驚くことも多い。

館内にとてもいい感じのソファを見つけたので座っていたら、朝早かったのと歩き疲れた影響で、いつのまにかそのままうとうとしてしまった。危機感のかけらもないのが笑える。

昔のものも見ておこうとなり、調べたところアルノルフィニ夫妻の肖像やレオナルド・ダ・ヴィンチの作品、岩窟の聖母もあるとのことなので、見に行く。

アルノルフィニ夫妻の肖像は言われているとおり、全体のアンバランス感がなんとも言えない。奥行きがあるようでないような不思議な感じだ。トリックアートみたい。

岩窟の聖母は洞窟の暗い中でもちゃんと対象人物はわかるようになっていて、神秘的な感じがする。ダ・ヴィンチってすごい人なんだな。


午後は貧乏旅行のくせに奮発して、アフタヌーンティーを予約していた。とはいえホテルとかティールームとかの本格的なものはお値段的に厳しいので、大英博物館の中にあるカフェのアフタヌーンティーへ行く。こちらはカジュアルだが、その分まだ良心的な値段でアフタヌーンティーを楽しめる。

アフタヌーンティーのマナーとか知らなかったので、紅茶とお菓子が出てくる前に慌てて調べる。特にこれといって大きな決まりはないものの、少し知識を入れてちゃっかり『わたしは知ってますよ、』感を全力でかもしだすのが好きだ。笑 普段はそんなのとは無縁の生活だが、こういうときくらいできる女としてカッコつけさせてほしい。

さあきた、3段のケーキスタンド。
オフホワイトベースのお皿にグリーンの模様も、好みのドストライクすぎてかわいい…!とわたしの中の全女子がさけぶ。

下からサンドイッチ4つ、真ん中の段にはスコーン2つにバターとジャム、最上段にケーキ4つだ。
加えてティーポットとカップにミルク。ポットにはカップ3杯分のお茶が入ってる。
貴族のつまみ食いから始まったとされる、アフタヌーンティー。貴族の皆様、つまみ食いどころではありませんが。めちゃくちゃよくばりじゃないですか、なんて心の中でツッコミを入れる。

朝は小さめのパン一つしか食べていないし、昼も抜いていたが、サンドイッチとスコーンの下から2段食べ終えたところでけっこうお腹いっぱいだ。でもすべてがおいしい。
特にスコーン!外はカリカリ中はしっとりって最高よ、すばらしい。

紅茶は最初はストレートで、次はミルクをたっぷりいれていだたく。普段紅茶はストレート派だけど、ミルク入れるのもいいな。マイルドになる。

差し湯もお願いして、けっきょく2時間くらいアフタヌーンティーを楽しんでいた。奮発してよかった、めちゃくちゃ素敵だった。

東京でもアフタヌーンティー楽しみたいな、と思って早速調べると、きらきら女子向けのホテルのやつがたくさん出てきて、いやそれじゃない感がすごい。

わたしは形式とかオリジナルとか大事にしたいので、日本のホテルが提供してるケーキの盛り合わせみたいなアフタヌーンティーには興味はない。
ちゃんと紅茶と3段のケーキスタンドでくる、サンドイッチ、スコーン、それからケーキのイギリス式で楽しみたい。

東京に数ヶ所そういうところがあるようで、早速Googleマップにピンを立てたので帰国したら行こうと思う。

明日はロンドン滞在で動ける日の最終日。
まだみれていないところがあるので楽しみに歩く。

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