+ 蒼の向こう側 +
寂しさが怖かった
大切なものが目の前から消えるのが怖かった
けれどその思いも虚しく、リアルの中であたしは一人になった
だけど孤独に食い荒らされたくなくて孤高を選んだんだ
誰も、何も寄せ付けず、ただ孤高の中で前だけを見て歩こうとしたんだ
振り向けば涙しか見えないから
振り払って凛と生きようとしたんだ
だけど・・・・・
何もかもが遠すぎて、あたしの伸ばした手では何も掴むことは出来なかった
春も夏もそして秋も冬も、ただ空だけを見上げて生きてきたような気がする
この蒼の向こうに行けたらいいのに