君にとっての大丈夫になりたい
人は生まれた後、多くの場合は親との時間を長く過ごす。
ある程度成長したら子は親から巣立ち、自分の道を歩き出す。
しかし巣立ちのタイミングを見誤りって親は過干渉に、子どもは親に依存した状態が続くと、親離れ子離れが難しくなることがある。
自分は良いタイミングで親に失望するできごとがあり、世界で頼りになるのは己のみだと実感して自立することができた。
妻は残念ながら未だに親離れできていないし、親も子離れしていない。
妻が人の親として自立するためにはどうしたらいいかずっと考えてきた。親への依存が自分への依存になったところで、自立は望めないのではないか?適度に距離を置きつつ自立を促す働きかけをすべきでないか?と。
そして最近、1つの結論を出した。
それは「もっと愛を伝える」ということ。
妻に自立してほしいという願いはあくまで自分の願いにすぎず、妻が自立するかどうかは彼女自身が考えて決めることだ。
ならば自分がなすべきことは自立の働きかけでなく、彼女が自立するまでの支えとなる存在であることを伝えればよい。
そのための手法としては、親に期待して注がれなかった愛情を代わりに与えることだ。自分の知る限り、それができるのは自分しかいない。
自分の足で立つために、寄りかかって、踏み台にしても「大丈夫」と思える存在だと感じてもらうために。
今日から僕は君の「大丈夫」だから。
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