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「なにもしない」をする

仕事を辞めて3ヶ月。

うちは妻が正社員で家事全般は僕が担当しているので、兼業主夫から専業主夫になった。


専業主夫といえば聞こえはいいが、実際は今まで仕事をしていた時間がフリーになっただけ。

子どもは2人とも小学校に行っているため平日の昼間は何でもできる。

でもこの3ヶ月で有益なことは何一つしていない。


それこそ忙しく仕事をしながら家事をこなしていた3ヶ月前までは「自由な時間ができたら今度こそブログを書くぞ・・・!」と意気込んでいた。


しかしフタをあけてみればあっという間の3ヶ月。

今までせわしなかった家事に余裕をもてるようになったくらいで、それ以外の時間はゲームしたりアニメみたり昼寝したり・・・


一生このまま仕事をしない、という訳ではない。

近い将来に引っ越す可能性が高いため、数か月で辞めるのに再就職してもな・・・という邪念がある。失業保険もらうため就職の意思があるようにしばらくは振る舞わねばならないが。


引っ越しのことを考えればもう少し会社を頑張って続ければよかったのだろう。ずっとそう思って5年半耐えてきた。

だが限界だった。

退職して改めてわかったが、信念を曲げて商品を売るのは心底嫌で苦痛だった。


自分が鼻息荒くして稼ぐ必要がないとはいえ、今まで仕事で埋まっていた時間を無駄遣いしている気がして最初は気が咎めた。

でも3ヶ月がたって思うのは「だいぶ心が楽になった」ということ。


子どもが保育園・学童保育に通い続けるためには、働き続けて就労証明をもらわねばならない。

年齢的にもすぐ再就職できる可能性はだんだん低くなる、と考えると心がすり減っていても簡単に職を変えるわけにはいかなかった。


これが完全に回復した状態なのかはわからない。

ただ仕事を辞めたときにブログを書いたとき以来、向かう気になれなかったパソコンで今キーボードを叩いている。

きっと充電が必要な時期だったのだろう。


長い人生で時には「なにもしない」をすることも大事なのかもしれない。

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