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はじめようよ あの頃追いかけた夢もう一度【2024.3.17】

・「推しくん」の卒業公演でした。

・私の持っている怒り以外の全ての感情が混じり合って爆発してしまったので記憶が曖昧ですが、アーカイブを見る前に感じたこととしての日記を残しておきます。

・見ての通り、公演は夕方からだが午前には同会場でリリースイベントがある。めちゃくちゃだろ。遠くから私のお守りと推しくんの最後を見届けにNちゃん(日記頻出友人)が来てくれたので二人で並ぶ。推しくんのメンカラみたいな曇り空(ポジティブ)の下、セトリ予想ビンゴを作って遊んだ。途中からただの願望ビンゴになったし、あとで見返したら同じ曲が2マスあった。あと、購入後入ったカフェでメンバーと遭遇してウケた。店員さんに「ご馳走様」と言っていて良かった。

・リリイベ、セトリはまあいつもの(既存2、新曲、そのカップリング)だろうと思っていたら古めの既存2、新しめの既存1、新曲だった。さらにその古めの曲が卒コンでやると思っていたド定番曲だったのでオタクもざわつく。これ……どうなる!?

・MCで推しくんが昨日2時3時に寝た(いつも通りらしい。私たち生活リズムまで一緒だね♪)と笑っていて、もっと寝ろ!と叫びそうになった。

・特典会。推しくん列はいつもの何倍も長く、爆速剥がしだった。会話内容はまあいつもの。ほんっとにいつもの、という感じで笑ってしまって、これ夜もいつも通りで楽しくバイバイできるかも、なんて思った。

・終わったらまた並ぶ。次は夜の特典会用の物販だ。途中で雨が降ってくるわ、列整理がぐちゃぐちゃすぎて物販と別にやっているくじが買えず・入場が押しまくるわであー私この運営嫌い!になった。嫌いにさせて推しくんをポジティブな気持ちで送らせようという運営なりの気遣いかなあ!?と結構な大声で言ってしまった。

・壮絶すぎてエモい気持ちは吹き飛び、なんとか物販だけ確保してげんなりした顔で席についた。開演直前にBGMが大きくなり、幕が上がってステージが露わになる。そのBGMが推しくんの大好きな「CAUTION!!」のインストで、やっぱ何かが始まると予感がしてるなんだよな……と思うと同時に、終わりの始まりを確信して泣いてしまった。早。

・いつものカウントダウン、いつものoverture。問題は出てくる方法だ。今回の公演タイトルは見ての通り頭文字Dのパロディなので、まあ車関連の茶番を見せられるだろうと覚悟して待っていた。ステージに飾られた灯籠的な明かりが光り出す。

・大きなダンボールでできた民族の仮面?をつけて他メンバーが出てきて、円になって踊り出した。何?マジで何?曲がどんどん盛り上がり、そこでやっとあ〜これ儀式ね!?そういうことね!?と納得したし、納得できた自分が面白かった。無事儀式は成功し、最後に救世主である推しくんが召喚された。いつものあのポーズを掲げて。そこから推しくんのラストシングルとなった「ヴーカ・ヴーカ〜恋の筋肉〜」とそのカップリング、「ぶっちぎりRUNNER!!」。推しくんと2推しくんが作る最後のハート。久々に現場に来てくれた同コンビ担に「絶対見て」と言いふらしていたので、やってくれてよかった。

↑これの一枚目。最後までコンビ厨やれてよかったー!

・そこからは定番曲が続く。自己紹介曲「BOYS AND MEN夜露四苦」では推しくんのパート(歌詞がなく、ひたすら推しくんがキメ顔をしまくる)が倍くらいの長さになっていて笑ったし、改めて顔が好きすぎると思った。本当はもう一つの古い方の自己紹介曲をやって欲しかったけど(通称・世界の救世主擦りを一生やっているので)、顔が好きなのでいっか!となれた。

・ここまでは面白さが勝ってあまり泣いてなかったが、「炎・天下奪取」で号泣してしまった。定番の盛り上げソングで泣き曲ではないんだけど、長ランを翻し、だるだるのドカンを膨らませて全力でジャンプして、声を張り上げて……もう何十回、いや下手したら何百回も見ているその姿もこれが最後だと思うと涙が止まらない。それからの「帆を上げろ!」、ズルです!!

・そこからは懐かしめの曲。伝説のタイ曲「サワディ音頭」が捩じ込まれていて笑ってしまった。オタクもメンバーもサワディが大好きだからな。「バリバリ⭐︎ヤンキーロード」「なごやめしのうた」と「Voyager」は私が現場に通い始めた2014〜2015年の定番曲だったので、当時の色々なことが思い出された。バリヤンはリーダーが欠席の時に推しくんが代打させてもらえるから好きだったし、なごやめしはチアダンスしてくれるから好きだったし、ボイジャは初めて行った現場でやったから好きだ。最悪発言をするけど振りコピできていることが誇らしさすらあったし、隣のNちゃんも振りコピしていて、Nちゃんと出会ったのもそれくらいの頃だった、こうして最後を一緒に迎えられて良かったと思った。

・衣装チェンジのため暗転。推しくんの歴史を振り返る映像が流れる。やめてくれーと零しながら号泣。

・そして衣装を変えて「One For AlI,AIl For One」。もうこの曲では推しくんも大号泣で、涙と汗で顔面が物理的に輝いていた。他メンバーもつられて泣き出して、真ん中にぎゅっと集まって歌うサビではもう……なんで卒業しなきゃならないんだ……というくらいオタクもメンバーもみんな泣いていて凄まじかった。

↑これの1枚目。推しくん満身創痍すぎ

・「Chance for Change」のバラードバージョンでは、推しくんが最後のサビをソロで歌う。この曲はやっぱ「繋いだ手をずっと離さないで」の何と手を繋いでいるか思えば「夢と希望とチャンス そしてキミも!」なところが良い。夢が第一で、最後にファンなのがこれからの推しくんに重なって、そしてその歌声があまりにも不器用なのに優しくて訳がわからなくなるくらい泣いた。本当にこのあたりの記憶ない。

・そして、一人ステージに残された推しくんが涙声で語り始める。ここマジで良すぎたということしか記憶がなくて……アーカイブ見たらまた日記にします。このグループが大好きで、でも最初の「役者になりたい」という夢に本気になりたくて……推しくんの葛藤がこっちにまで伝わってきてしんどすぎた。でも、推しくんは自分の気持ちを大切に生きていきたいと語った(と思う)。これは私が発売日の特典会で「人生で一番大切なことって何?」って聞いた時の回答と同じだった(そんなこと聞くな)。私は現金かつお花畑なオタクなので、推しくんがファンの皆さんがいてくれたから……と言ったとき、本気で嬉しくてまたもう一段階泣いてしまった。この時の推しくんの言葉の全てが本当だと信じることができた。

・そして話の最後に、泣き笑いしながら「でも、(グループ名)にはしんみりしたのは似合わないから!」と言うと、後ろから他メンバーが変身ポーズを決めながら登場、そこからの「We never give up〜もう一度〜」。おい!!ウィネバはズルすぎるだろ!!歌詞がいいんだよめちゃくちゃ!!しかもメンバーが一人ずつ推しくんに駆け寄り、肩組んだりハグしたりするやつが始まってしまいもう爆発するかと思った。ハグもさ、めっちゃ力強くて、みんな泣きながら笑っていて……私の好きな(グループ名)ってこれなんだよなー!!この普段はベタベタしないのにいざという時の結束力よ。私が信じたかった人間の善性みたいなもの……それが全部彼らには詰まっている。

・もうめちゃくちゃになりながら「道」「あなたに出逢えたこと」。道はユニットライブで、あなたに〜はバースデーライブでめちゃくちゃ沁みた曲だ。メンバーたちが推しくんの背中を押すように、そしてこれからの自分たちと私たちに言い聞かせるように歌う。

ほんとに、これ推しくんの卒業のために書き下ろしたんじゃないの!?ってくらいの歌詞だ。全部に推しくんを重ねてしまう。

・その後だったか!?タイミングを忘れたけど、メンバーが一人一人推しくんに言いたいことを言うターンがあった。2推しくんは「同級生で13年もやってきたのに俺だけいまだに苗字+くん呼びなのはなんでなのか」というコンビ厨にとっての永遠のテーマのやつをこの期に及んで引っ張ってきて、思わずNちゃんの手を握った。全部やるじゃん。最後まで推しくんは彼のことを名前で呼ばなくて、でもそれが良かったしこれからもそうでいてくれと願った。

・なんか一周回って元気になってしまい、最後の曲は「Yamato⭐︎Dancing」。この曲は推しくんたちがレコード大賞新人賞を取って、一気にその名前を広げた転機の曲だ。特に歌割りの変更もなく、推しくんがどうとかじゃなくて今の、6人の最後の全力!と言う感じのパフォーマンスで純粋にめちゃくちゃ良かった。

・あっさりめに捌けてアンコール。暗転したシルエットで誰が誰か分からなくて困惑した。なぜなら、全員が歴代の推しくんの学ランを着て出て来たからだ!嬉しいーーーーー。そしてまた「ヴーカ・ヴーカ〜恋の筋肉〜」。推しくんの衣装には好きなものが多すぎるから、こういう形でも見納めができて嬉しかった。そのあと推しくんがことあるごとに「It’s training time!」と唱えるとヴーカが始まる「無限ヴーカ」なる茶番が始まった。やっぱこれだよな、ウチらって。推しくんは最後の方完全に息を切らしていて、でもめちゃくちゃ楽しそうだった。しかも最後の方にサプライズで「事務所に眠っていた、昔ライブのセットに使った鳥のパネルに寄せ書きをしたもの」という難しい文脈のプレゼントがあった。推しくんはまた少し涙ぐんで、そしてまたヴーカをした。鳥のパネルをゆらゆらさせ、ヴーカを踊らせようとする推しくん。ほんとに31歳?萌え萌え30代男性保存協会の運営が黙ってないよ!と思った。

・最後捌けていくとき、推しくん以外のメンバーが学ランを脱いでスタンドマイクにかけて去っていく。この時はぼんやり、いい演出だなーとしか思っていなかった。

・ダブルアンコールはハイタッチあり、いつもの「Chance for Change」。推しくんは近くに来なかったので、その分超絶イケメン!ゆうひ〜!!のコールを叫んでNちゃんと笑い合った。このアンコール・ダブルアンコールの流れ、あまりにも「いつもの」すぎて、つまりそれは推しくんがいつもの自分たちで楽しく終えたかったのだということを意味した。推しくんはグループを、そして本気でバカをやる熱さやがむしゃらさを本当に愛していたのだ。いやそれは知っていたけど、本当の本当に大大大大大大大大大好きだったのだ。愛がデカすぎた。

・そしてハイタッチを終えた(4階席まで行っていた!)推しくんは息を切らして、本当にヒーヒー言いながらステージに戻って来た。2推しくんが「移動キツくない?って聞いたらキツいけど嫌じゃない、って」と教えてくれて、また愛が溢れた。そしてステージを上手、下手、中央と皆で礼をして周り、最後に推しくんがマイクを通さず肉声で「ありがとうございましたーッ!」と叫んで一礼する。

・問題はここからで、推しくん以外のメンバーが全員推しくんに笑いかけながらステージからいなくなり、推しくんだけが残された。スポットライトが当たる。

・推しくんはどこか優しい目をして学ランをゆっくりと脱ぎ、マイクスタンドにかけた。Tシャツ姿になって、最後にもう一度真っ直ぐにステージを見てお辞儀をし、そこから去っていく。推しくんが置いて行った学ランにピンスポットライトが当たり、しばらくして幕は下ろされた。

↑これの3.4枚目。

・この演出が胸に刺さって抜けなくなってしまい、もう拍手しながら泣くこと以外なにもできなかったし、他のオタクたちもみんなそうだったと思う。トレードマークの学ランを脱いで置いていくところを、私たちに見せること。それは推しくんの覚悟だった、と思う。
グループらしさを愛して、それを最後の曲まで貫き通した推しくんが、居心地のいいそこを去って夢に向かって進んでいく。その覚悟を、こんな美しい形で見せてくれてありがとうと思った。あとでネットで知ったのだが、この演出は推しくん本人がやりたいと言い出したらしい。普通の成人男性は学ランを着ない。そんなこと知っているけど、あ、推しくん本当にボイメン辞めるんだ。と、この時初めて「実感」した。

・客電がついてからもひとしきり泣いたが、不思議と心は晴れやかだった。いや、やっぱ辞めてほしくなかったな、とも思ったけど……推しくんの覚悟と、そしてこれからもグループで得たものを大切にしながら役者としての夢を叶えていきたいという宣言に、思った以上にポジティブな気持ちになれていた。

・最後の特典会。長蛇の列で、なんと開演前に特典券が完売するほどだった。運よく全体の1/3くらいで並ぶことが出来て、意外とすぐに自分の順番が来た。剥がしが死ぬほど早いのは昼で分かっていたので、とにかく今の気持ちを端的に伝えようと息を整える。推しくんは2階の吹き抜けから下の階を覗いていて、その横顔が美しくて整ったはずの息は秒で乱れた。Tシャツでの撮影だったため、あれが本当に最後の学ランだったのだと思うとさらに胸がきゅっとした。

・まずはツーショット。さすがに疲労を考慮して椅子に座っての撮影だったが、この椅子がなんか……近かった!肩が当たって変に緊張する。昔はこれくらい平気だったのにね。ポーズの指定をするために推しくんの方に顔を向けると、その表情は昼と違って清々しく、やりきった人のそれだった。さっきまで泣いていた目は澄んでこっちを見ていて、本当に綺麗だった。

・以下接触レポ(昔は律儀にこういうのを毎回記録していた)

「(グループ名)と(推しくん)のこと、好きでいられて本当に良かったって思いました」
「うん……ありがとう」
「だから、これからの(推しくん)のことも応援させてください」
「ぜひお願いします!」
(真剣な目で、めっちゃ深々とお辞儀されてビビる。剥がし)
「ねーまたねって言ってもいい!?」 
「ふふ、いいよ!」
「またねー!!」
「またね!」

・「言ってもいい?」なんて聞かれたらはいとしか答えられないだろ!というのはまあそうなんですけど、それでも「また」があって、笑って終えられたのが本当に嬉しくて、会場を出てNちゃんと合流したら体中の力が抜けてその場(会場敷地内の広場的なところです)で座り込み号泣してしまった(その様子を写真に撮られていたが、かなりShibuyaMeltdownの様相だった)。推しくんの事が大好きだったよ、と繰り返し言うだけのロボットになってしまい、毎回「だったじゃないだろ、好きだよだろ」と訂正される。それは本当にそうで、このまっすぐで美しいひとの人生を、私はこれからも見ていたいと思ってしまっていた。

・流石に休憩、と思って入ったプロントでクリームソーダを喫する。色はもちろん青。夜も深くなってプロントもバー営業になっていたが何故か隣の席が親子連れ(子どもは小学生くらい)で、それでも私はお構いなしに泣きまくるので申し訳なかった。

・推しくんに出会わなければNちゃんと友達になることもなかったんだと思うとまた涙が止まらなくて、推しくんが私の人生に与えてくれたものを考える。次から次へと浮かんできて、キリがなかったので途中でやめた。

・新幹線に乗るNちゃんを見送って、私も電車で家へ帰る。その間にもたくさんのことを考えたけど、結局最終的には推しくんの顔が、歌とダンスが、表情が、自然体で自分の気持ちを大切にするところが、そしてグループを愛していたところが大好きだなあ、という気持ちにたどり着いてしまった。推しくんが私の好きな推しくんでいてくれる限り応援したい。推しくんに抱いていた夢を諦めたくない。そう心から思った。(保険として、私は手紙でも本人の前でも応援します、ではなく応援させてください、と言う言葉を選ぶようにしている)

・久しぶりに会う元オタクたちや卒業を知った知人たちで「辞めたら特撮ワンチャンあるよ!」と言ってくれる人がめちゃくちゃ多くて、私はその度にいや〜そんな上手くいかないっすよ、と言いながらもどこかでそれが本当になったらという気持ちをずっと捨てられなかった。だから、ちゃんと言わせてください。特撮……できれば戦隊かライダー……それかアクション系の舞台……とかに出てください!!!頼みます!!マジで!!

・本当に、一番かっこよくてかわいくて無邪気できれいで美しい人でした。13年もアイドル(厳密には違うけど)やってくれてありがとう、私たちの救世主でいてくれてありがとう。大好きです。

同じ顔がいっぱいでちょっと怖いね!

・ここに推しくんのポスト貼りたいんだけどいまだに何もポストしておりません。リポストらしてるけど。多分自分自身のは31日までしないと思う。

・……………そういうところも、好きだよ^^

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