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手帳いろいろ

手元に過去のダイアリーが溜まってきたので振り返り。自分で製本したものが多いんですけど、なんだかんだで代表的なメーカーのに一度は手を出していますね。

1.ロルバーン。冒頭のマンスリーカレンダーが印刷されている部分以外は方眼罫線のみ。 
2.糸綴じソフトカバーの手製本。B6サイズ。
3.トラベラーズノートを転用。中面の印刷はない無地のもの。 
4.糸綴じソフトカバーの手製本。A6サイズ。今も数年かけて使っている。 
5&6.同じく糸綴じソフトカバーA6サイズ。
7.ほぼ日手帳の英語版。A6サイズ。

初期のころ使っていたのがこの手製本ノート(No.2)です。最初から手製本かよ、ハードル高いよ、っていう感じですが、ハンドメイドノートを大量につくっていた流れで(それなりに需要があったので以前はminneで販売していました。いまはもうやってないけど、ライフライクボックスなどの紙ものイベントに少し出しています)、手帳を使ってみようかなーという気を起こした記憶があります。このかけがえないのない日々を記録しよう、とかそんなたいそうな目的があるわけではなく、ミュージアムの半券とかショップカードを貼り付けるなにがしかがあると、しまい場所が決まって便利だな(ものの住所を決めるは収納の常識)、という程度です。もともと、予定は記憶できるし、どうしてもの場合は付箋に書いて壁に貼り付けとくから手帳いらない派だったので。打ち合わせでも何もメモしないし…

ドイツのちっこい日めくりカレンダーを日付がわりに貼り付けて使っていました。このノート、判型はでかい(B6)んですが、たしかに日めくり使うならこれくらいのサイズが要りますね。写真はシール用紙にプリンターで印刷して貼り付けています。シール用紙は、マットタイプより光沢タイプのほうが、いかにもご家庭のインクジェット印刷ぽくならなくていいです。
例によっていろんな紙綴じ込みタイプのノートなので、写真だけ貼ったりしてもそういうデザイン?みたいな感じにまとまります。年賀状でもそうですけど、筆まめでないひとは、あまり書かなくていいデザインにするの大事。だいたい満足したのか、このあと数年くらい手帳レスな年が続きました。このノートも後半ページを余らせています。手帳レスな年は、その余ったページになんか貼り付けてます。

そもそも見せる用の日記なんぞ書いていないので、ぎりぎり見せられるページを探すのが大変でした。見せる用日記つくっても面白そうですけどね。ただそれほぼ仕事みたいになる…

ほぼ日の英語バージョン(No.7)。ほぼ日手帳には興味がなかったんですが(お言葉が書いてあるから…)、英語ならあんま気にならないし、ソニアパークさんならまず間違い無いだろうと思って。1日1ページ用意されているのですが、そんなに書くことがないので早々に持て余し気味。こういうの、いっぺんやってみると自分の傾向がわかるのでよかったです。やらなければいつまでも夢を見るので。

それで、ほぼ日手帳で学習したこと(1日に1ページもいらない…)を次に活かそう、と思って、こういうのなら続くのでは、ということを実験してみる。

1ヶ月見開きだと足りない、1日1ページもいらない、というわけで見開き2週間として、大きめの写真や紙ものがあっても置けるように、片ページに2週間の日付をまとめるという手を使ってみました(No.6)。じつはこれでもスカスカなページあるんですよね…ほんと日記とかやるのに向いてないんです。
案の定、年跨ぎのページは何も書いてなかったのでいいサンプルが撮れました。日付は月ごとに区切らず、ぜんぶ通しでつながっています。家のプリンターで印刷したのですが、片ページに日付をまとめて通しにすると、印刷が最小限で済むというメリットもありました。ときおり水玉やストライプなどを地紋に印刷したページなども用意しています。なにか貼るとき楽しいので。

その次の年、このスマホ時代、1日1枚くらいは写真を撮るだろう、と想定して、写真ファーストで設計してみたのがこれ(No.5)。1見開き1週間で、区切りに上寄せで正方形写真を貼り付ける(角ガイドあり)と、下がちょうどメモ欄になって、ポラっぽくなるという。位置を固定しているので、とにかくレイアウトを考えなくてよいのが最大のメリットでした。書くところも少ないし。見開きだと8枠置けて、1週間だと1枠余るので、そこが備考スペースにも使えるし。

写真のサイズがだいたい4センチ角くらい。写真を撮ってない日は、雑誌の切り抜きとか、ニュースとか、ネットでみかけたかわいいものとかを貼り付けたりとかしてました。それでも空白の日があります。

結論として、わたしみたいにダイアリーの素質がないひとは、見開き2週間か、写真固定で見開き1週間くらいが最適、てとこでしょうか。A6サイズソフトカバーでつくると、一般的な文庫本カバーをはめられるので、汚れよけとか、気分でガワを変えたりなども可能になります。製本できなかったら、無印の文庫ノートを使うという手もあります。

気に入って買っておいたけど使い途をなかなか思いつかなかったトラベラーズノートを、ダイアリーに転用してみた年もありました(No.3)。このときは、通し日付をプリンターで印刷したものを、ノートの小口側に貼って使いました。トラベラーズノートは縦の長さがちょうどA4の横幅と同じ210ミリなので、横長にずらっと配置して短冊みたいに切っていくと楽です。小口側に貼ると、ノド側をフリーに使えるし、いざとなれば隣の週に越境できるという猶予があってよかった。1ページ1週間として、ちょうど1年分のページ数があったので(計算されてる?)、無駄もなかったです。まあ、素直に日付入りのトラベラーズノートを使ってもよいかと思います。

紙を貼り付けたぶん、そこだけ厚みが増すんですが、わたしはどのみち写真や紙を貼り付けるのを前提にしていたので、むしろ段差がなくなりました。書くのがメインだと気になるかもしれません。
紙はわら半紙使いました。全ページに貼り付ける場合は、薄手の紙選ぶといいです。本文用紙と違う色味の紙にすると、貼り付けた感も出なくていいです。

1回だけ気まぐれにロルバーンだった年もありました(No.1)。A6サイズをメインにするならこれでもよかろうと。ロルバーンのいいとこは、ページが余ったら外して、メモなど他のことに使えるとこですね。貼り付けたもので膨らんでも、ページを抜くことで厚さも調節できる。ページたっぷりあるけど、じつはダイアリーのページ余らせる傾向のあるかたに向いているかもしれません。罪悪感がない。

前の方にマンスリーある以外はただのロルバーンなので、スクラップブック的に使うのみですね。
ロルバーンの場合、後ろの方にビニールポケットがわりと多めについているので、一時的なしまい場所にも困らないというありがたみあります。

いま使ってるのはA6サイズの手製本ノートで、何年間かかけてだらだらと使っているものです。ほぼ、スクラップブックに貼るほどでもない紙もののしまい場所です。今年は、年明けにネットプリントで配布してたタグカレンダーを次ごとに貼り付けて、いちおうの区切りにしてます。

写真の日付をたよりに、数ヶ月分をまとめて整理する方式で。これだと年に10日くらい日記書けばいいので、やる気のないひとも続きます! この状態見るに、つまり3月からやってないので、この写真撮ったあとまとめました。

以上、あまりダイアリーを書く気がない人間の試行錯誤でした。なんでそこまでして、っていう感じですが、完全になしにしちゃうと、微妙な立ち位置の紙もの(柄は趣味ではないけど記念になるものとか)を残さなくなるし、しょうもないスナップも撮らなくなるので、なにかしらあったほうがいいんですよね。いまは写真に日付が残っているので、あとででっち上げようとすればどうにでもなります。便利な時代です。
あと、過去の手帳を見てて思いましたが、どこかわかりやすいページに、その年あったこととかはまったこととかを、簡単に箇条書きにしてまとめておくと、冊数増えても探しやすいですね。


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