見出し画像

田舎の大手メーカー勤務のサラリーマンが週末フリーランスを始めてみた

2年目サラリーマンの私が、ついに副業ビジネスとして2021年1月1日個人事業(プログラミング案件の受注、作成)を立ち上げます。スーパー保守的だった私が、新たな挑戦として事業を始めるにいたった経緯を紹介します。なかなか事業化に踏み込めない人の助けになれればと思います。


初期スペック

学生時代は大学院まで機械系を専攻していました。現在は、田舎の大手メーカーで2年目(26歳)サラリーマンしてます。給料や業務内容に特に不満があるわけでもなく、わりと充実した仕事生活を送っています。
プログラミングについては、学生時代Pythonをかじっていて、社会人はMATLABなどなど。メインの業務として使っているわけではなく、効率化や可視化のツールとして使っているくらいなので、そこまで言語レベルは高くなかったです。


週末フリーランスを始めたきっかけ

理由はいくつかあるんですが、タイミングよく物事が重なって副業ビジネスを始めるに至りました。

・勤務先が「働き方改革」の一貫として副業(個人事業主含む)を許可
・直近のボーナス査定に不満があり、仲の良い上司(38歳)に軽い気持ちで愚痴をぶつける
・その上司が学生時代起業した経験があり、副業の事業化を提案
・相談や調べごとを進めていくうちに個人事業立ち上げるメリットが大きいことを実感
・トライアル期間としてクラウドソージング(仕事案件マッチングサイト)に登録して、いくつか案件を受注、納品
・ある程度収益性があることが確認できたので、正式に個人事業の立ち上げを決意

本当にタイミングと人脈に感謝です。会社制度が変わったのと、上司の提案がなければ、事業化なんて案は思いつく訳もなく、小遣い程度の副業(雑所得)くらいしかやってなかったと思います。


個人事業立ち上げのメリット

インパクトの大きい順に並べていくと、自分目線ではこうなります。

1. 節税
2. リスクがほぼ0
3. 売り上げによる経済的自由度のアップ
4. プログラミングスキルの向上
5. ビジネスが学べる


事業によってや人によって、メリットの内容・順番は変わってくると思うので、あくまで参考程度に。

1. 節税
節税という言葉の響だけ聞くとあまりいいイメージを持たないかもしれませんが、おそらく金融リテラシーの高い方だったら当たり前のことかと思います。
簡単に言ってしまえば、副業にかかる生活費や設備購入費を経費として計上することで、支払う税金を少なくできます。もちろん脱税はアウトですが、副業に必要なAV機器の購入費や、お家の一部を副業として使用していれば家賃の〇〇%を経費として計上することは可能です。
また、まだやってないのでなんとも言えませんが、上司の話を聞いたりや自分で調べてみたりすると、クラウド会計ソフト等を使えば、そこまで面倒な処理を自分で行うことなく、確定申告等できるそうです。
詳しくはこちらをご覧ください。非常に分かりやすく副業による節税が解説してあります。

ちなみにこの人の金融リテラシー、スーパー参考になるのでよかったら本もどうぞ(笑)


2. リスクがほぼ0
これは私のケース特有のものかもしれません。
まず金銭的リスクでいえば、本業である程度年収を確保しているので、今回の事業失敗しても、今までの生活に戻るだけでノーリスクです。初期費用についても私の場合は、プログラミング案件の受注ですので、PCひとつあればことたります。もともとPCは持っていたので、初期費用もほぼなしです。
また、立ち上げに伴って従業員を雇うわけでもないので、自分がこけても他人に迷惑かけることなしです。(今後雇う可能性はあるかもしれませんが)

3. 売り上げによる経済的自由度のアップ
節税は、支出を減らすのに役立ちますが、副業による売り上げは、インカムのアップ、経済的自由度の向上につながります。あくまで私の考えというか夢ですが、ここで得られた事業所得を株式投資や不動産投資に回して、将来不労所得を得ようという魂胆です。
ちなみに、トライアル期間3週間ほどで受注した案件は、合計およそ9万円(3件)になります。運がよかったとも感じていますが、月収10万円くらいならすぐいけそうだなと思っています。(皮算用です)
初めて案件とれた時に工夫したことはこちらをご覧ください。提案時のポイントを細かく解説しているのでためになるかと思います。今後の売り上げについてもいつか書こうかなと思っています。


4. プログラミングスキル向上
これも私の性格あってのことですが、プログラミングを学びたいと思ってもなかなかやる気が出ません。ただこれまでの人生、勉強については「お金」か「責任」が発生するとモチベーションが上がる性格だったので、勉強のきっかけとして案件の受注が自分に適していると思いました。実際に、自分で予算や納期の提案をして計画を立てて実行するので、案件に「責任」を感じ、確実にやる気がでます。というよりやらなければという意思の方が強いです。

5. ビジネスを学べる
お客さんと直接交渉やお金のやりとりをすることで、ビジネスの端くれを学べるのではないかと思っています。
現在勤めている会社はいわゆる大企業でして、非常に良い環境だなと感じる一方で、一社員としては、お金の流れ、お客さんとのビジネスのやり方はほとんど感じることができません。言葉は悪いですが、きっと数年経って慣れてくると、ビジネスに対する感覚が麻痺してきて、大企業に貢献することしか考えられなくなるのではないかなと思っています。私の企業も都会にあるわけでもなく、非常にコミュニティの閉ざされた環境ですし、実際、起業経験のある先輩も、「ここにずっとおると麻痺してくるで」と言っていました。


実際に開業届書いてみた

実際に開業に必要な書類書いてみたんですが、めちゃくちゃハードル低いです。一応事業として認められる条件はありますし、承認されるかは別として、こんなに個人事業立ち上げるの楽なんだなと思ってしまいました。
実際に個人の事業化に必要な書類は以下の2点です。

・開業届
・青色申告

詳しく解説しているのは、やっぱりこの人。こちらをご覧ください。

あと最近はすごいですね、無料で開業手続きが行えるサイトもあるんです。正確には、ちょっとした質問に答えるだけで書類を自動作成できて、マイナンバーカードを読み込めるICカードリーダーがある場合は自宅で完結、持っていなくても税務署に郵送か持ち込みの手前までやってくれます。完全無料で。どうやってこのサイト金儲けしてるんかなと思ったんですけど、書類作成後に、同サイトのクラウド会計ソフト購入してみては?という流れになっていたので面白いビジネスモデルだなと感じてます。ちなみにそのサイトはこちらになります。

まとめ

これまでの人生、かなり保守的に生きてきた気がするので、ちょっと変わったことに挑戦してもいいかなと。何が起こるか分からない世の中、会社の外で別のコミュニティを持ち、大企業依存型から、全方位型にシフトしていこうかなと思っています。
開業してからのこともまた書いていこうかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?