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【前編】浜松市佐久間地区の関係人口を増やす #佐久間ダム際ワーキング の商材開発・マーケティング支援 ~大見さんの想いをカタチに~

はじめに

こんにちは。株式会社NOKIOO 未来共創ワークです。
Webサイトを起点としたマーケティングバリューサイクルのすべてのプロセスにおいて、お客様の課題を解決するマーケティングソリューションを提供しております。

この記事では、これまでにNOKIOOがお手伝いさせていただいた案件の実例をご紹介。
本日はNOKIOOが携わらせていただいた「 #佐久間ダム際ワーキング 」プロジェクトにフォーカスし、お話しさせていただきます!
(今回紹介するサイトはコチラ) 


今回お話しを伺ったのは「 #佐久間ダム際ワーキング 」プロジェクトの発起人である大見さん(静岡新聞社・静岡放送)。
浜松市天竜区にある佐久間地区を盛り上げるべく奮闘されています。

大見拳也さん。

佐久間地区は静岡県浜松市の北部に位置する、天竜川と赤石山系が南北に連なる高峻な山岳地帯の一角にある土地。
自然豊かで人情溢れる温かい場所です。

今回のテーマでもある「 #佐久間ダム際ワーキング 」プロジェクトとはいったいどんなものなのか?
まずはこちらを簡単にご説明します。

佐久間ダム

佐久間地区には、天竜川をせき止める「佐久間ダム」があります。
規模は堤高155.5メートル、堤長293.5メートルとかなり大きな規模を誇ります。

そんな佐久間ダム周辺で実践できるのが「 #ダム際ワーキング 」という新しい働き方です。

#ダム際ワーキングとは
ダムおよび近隣のカフェや宿泊施設などで仕事しつつ、自然の中でリフレッシュする新しい働き方。リモートワーク、ワーケーションの一つの形態として注目されている。

#ダム際ワーキング(Powered by あまねキャリア)

佐久間ダム周辺にある電源を完備したワーキングスペースで個人ワークやチームでの研修を行い、“ちょっと息抜きしよう” “リフレッシュしたいな”といった際には佐久間地区にある自然の中や歴史ある旅館などで羽を伸ばすことができます。

#佐久間ダム際ワーキング 」プロジェクトを通して、佐久間地区の魅力をたくさんの人々に届けるとともに、新しい働き方を浜松の地方から広めていく。
そんな目的を持って、このプロジェクトは走り出しました。

前置きが少々長くなってしまいましたが、
今回は前編として (※内容が盛りだくさんだったため、全2回に分けて記事を配信いたしますmm)
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1.大見さんが佐久間で#ダム際ワーキングを行おうと思った背景
2.実際にNOKIOOが行ったこと
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についてお話しさせていただきます。

1.(大見さんが)佐久間で#ダム際ワーキングを行おうと思った背景

大見さんは佐久間地区のご出身。

現在、佐久間地区の“出ていく人が増え、来る(戻ってくる)人が減っている”といった課題を解決すべく、様々な活動に取り組まれていらっしゃる大見さん。
そういった活動の原点はどこにあるのでしょうか?お話しを伺いました。

佐久間地区もお祭りの様子。写真は「竜神の舞」。

子どもの頃に見た夏祭りの風景を思い出しながら「祭屋台を引き回したりする、大人たちがなにより楽しそうで...。高校を卒業したら、大人グループに仲間入りできるので、それが待ち遠しかったのを覚えています」と楽しそうに話す大見さん。

「(原点は)19歳の夏」にあったと言います。

大学進学とともに上京した大見さんは、大学1年生だった19歳のときに初めて、地元佐久間地区へ帰省しました。

ちょうどその時期は夏祭りの時期。いよいよ、憧れていた“大人グループ”に仲間入りできる年齢でした。

しかし、「盛り上げるぞ!」と意気込んでいたのも束の間。
大見青年が目の当たりにしたのは、「若者がいない」「佐久間の伝統を継承していく人がいない」ためにかつての活気が失われつつある地元の現状でした。
“大人グループ”に入ってみて初めて、わかったことでした。

「めちゃくちゃ寂しくなりましたね。このままでは佐久間の祭りが、それだけじゃなくて佐久間地区自体がなくなってしまうのではないかと、すごくショックに思ったのを覚えています」。

「自分がどうにかしないといけない」。
そんな思いを抱えながらも学生生活は忙しなく過ぎていきました。
就職活動中もずっと軸となっていたのは“佐久間”への気持ちでした。
「佐久間のことを思い浮かべると、エントリーシートがスラスラ書けて。面接も自分の言葉で話せたんですよね。自分の人生の軸は佐久間にあるんだなと感じました」。

そして、大学卒業後は静岡新聞社・静岡放送に就職し、がむしゃらに働く毎日を過ごしました。
毎日の仕事に忙殺されながら走り続けていたとき、ふと「あれ?今やっていることは(もともと自分がやりたかった)佐久間のためになってる?何もできてないじゃないか?」といったことが頭をよぎりました。
そんなタイミングで当時の上司からかけられたのが「お前は佐久間をどうにかしたいんだろ?何で会社を利用して本気でやらないの?」といった言葉。
その言葉に火がついた大見さん。

佐久間地区に人々が足を運べるような様々な企画を次々に主催するようになりました。
結果として、社内でも徐々に“大見さん=佐久間地区”のイメージが浸透していきました。

あるとき、社内の人から紹介されたのが「 #ダム際ワーキング 」を推進する第一人者、沢渡さん(あまねキャリア株式会社・浜松ワークスタイルLab所長)でした。
「佐久間には佐久間ダムがある!」ということで意気投合し、「#佐久間ダム際ワーキング」プロジェクトが始動することとなりました。
すごい行動力です。

#ダム際ワーキング 」を足掛かりとして、佐久間地区に訪れてもらう。
一度足を運んでもらい佐久間地区の魅力を体感し「また来たいな」と思ってもらう。
口コミを広げ佐久間地区に訪れる人を増やし、佐久間地区で暮らす住民たちとの輪をどんどん広げていく。

この一大プロジェクトにNOKIOOもジョインさせていただきました。

2.実際にNOKIOOが行ったこと

沢渡さんはNOKIOOの顧問を務めてくださっている関係もあり、
その繋がりからWEBマーケティング分野にかかわるところをNOKIOOにご依頼くださいました。

主に担当させていただいたのはWebサイト制作やプロモーションに使用するチラシや幟のデザイン。
佐久間地区を永続的に繁栄させていくにあたり、その顔となる“#ダム際ワーキング”を第一のコンテンツとして発信していくこと」を念頭に置き、コンセプト設計から携わらせていただきました。

制作したサイト。気軽に足を運んでもらえるようにキャッチーなコンセプトを掲げる。

Webサイト制作においては、実際の作業に入る前に、企画設計MTGを約4回にわたって実施。
◆プロジェクトにかかわるステークホルダーの整理
◆ペルソナ像の具現化
◆カスタマージャーニーワークを行い、ユーザー行動の洗い出し
◆コンセプト決め
◆サイトマップと配信コンテンツのブラッシュアップ
などを行いました。

大切にしていたのは「ただただ佐久間地区や#ダム際ワーキングについてを紹介する」Webサイトにするのではなく、「 #ダム際ワーキングを商材として佐久間地区を繁栄させていく上で 、今後も運用していくことを見据えた」Webサイトにすること。
新規サービスの立ち上げ(0から生み出す)におけるWEBマーケティング支援を全面的にご支援させていただきました。

大見さんからは「ぼんやりと思い描いていた“#佐久間ダム際ワーキングをどのように周知させていくか”をNOKIOOさんが言語化してくれたと思います」と嬉しいお言葉をいただきました。
NOKIOOの強みは頭の中にはあるがなかなか言葉に落とし込みにくい課題を抽出し、言語化すること。

ともに伴走しながら、「 #佐久間ダム際ワーキング 」プロジェクトを進めていただきました。


少し長くなりましたが、前編はここまで。

後編(後編はこちらとなる次回では、
★サイト制作の裏側を詳しく(企画設計などについて)
★完成したアウトプットについて
★今後どのようにWeb サイトを活用していくのか
についてご紹介したいと思います!

インタビュアー|吉田遥那(yoshida haruna)
ライター|松下佳乃子(matsushita kanoko)

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