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この「夢」でいいのかな?・・・不安になったときの7つのチェック

生きていると、やりたいことや、なりたいものが色々と出てきます。
子供の頃の夢をそのまま追いかける人もいるだろうし、頻繁に夢や希望が変わる人もいると思います。

「これ!」と思って何かを始めるとき、最初はとてもやる気があります。
もちろん、わからないことばかりで不安だったり、いざ始めてみると要領がつかめなくて苛々することも多かったりしますが、一般的にはある種の高揚感に包まれているのではないでしょうか?

そうやって、試行錯誤しながら進めていると、ある時点から、
「これでいいのかな?」
「他のことをした方がいいんじゃないかな?」
「やっぱり私には無理かも」
・・・そんな疑問が幾つも湧いてきます。

それに拍車をかけるように、周りにいる人たちから、
「大丈夫?」
「調子どう?ちゃんとうまくいってる?」
「確かにそれも大事かもしれないけど、でも・・・」
といった、微妙なコメントをもらったりもします。

言う方としては、決して悪気はないだろうし、むしろ心配してくれているのだと思うので、その意味では、とてもありがたいことだと思います。
でも、そんな風に言われると、こちらとしては余計に「これでいいのかな?」感が強まって、不安になったりするんですけど・・・。

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「私、これでいいのかな?」という疑問が生まれたら、次の7つの項目をもう一度確認してみてはどうでしょうか。

(1)自分の「なぜ」は何?
(2)その「なぜ」は、どうして自分にとって大事なの?
(3)最終目標である「理想の姿」は?
(4)「どう」進めて行くか、計画は? 
(5)具体的に「いつ」、「何」をするの?
(6)必要な人、物、情報の確認と確保は?
  
(これを上記(4)と(5)に繋ぐ)
(7)日常生活は最低限大丈夫?(家賃、光熱費、生活必需品費、等)

この7つのうち、
(1)から(3)は、自分の意志を強く持つために必要です。
これがないと周囲の意見や忠告に惑わされたりします。
困るのは、周囲が善意から色々と言ってくるときですよね。良かれと思って言われると「そうかな・・・」とつい流されてしまいそうになります。
自分がどうしてそれをしたいのか、相手にきちんと説明できるくらいに、自分の夢(構想)を言語化できていれば大丈夫じゃないか、と思います。

(4)から(6)は、ほとんど普通の仕事と変わらないと思います。
ドライな作業ですが、夢を実現するからには現実的である必要があるので、避けては通れません。
noteでもいろんな方が、どうやって夢の実現のために計画を立てて実行してきたか書いていますし、そういう事例はとても勉強になります。

(7)も大事ですよね。
これがある程度確保されていないと、結局は生活するお金のために、不本意な方向へ進んだりします。そうすると、当然ながら自分の夢を追うのは難しくなってしまいます。
「お金がないからできない」っていう言い訳は(できるだけ)したくないですよね。

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『夢を手に入れるために』でも書いたのですが、本当の「夢」は、自分の内側から湧き出る本質的な欲求から来る、と私は思っています。
なので、その夢を諦めることは、言い換えると(程度の差こそあれ)自己否定に繋がってしまうような気がするのです。

自分にとって大切な夢を諦めるときに、身を切られるように辛かったり悲しかったりするのは、きっとそのせいじゃないかな、と思います。

大事なのは、本当にその「夢」が、自分の人生を賭けるほど大事なものなのか、それとも、それはいっときの「憧れ」でしかないのかを、見分けるところではないかと思います。

「人生何度でもやり直しがきく」とは言いますが、仮にやり直しができるとしても、失った時間はかえってこないし、時間ほど貴重なものもないような気がするんです。
だから、自分が「なぜ」それを実現したいのか、というのを自問して明確にし、納得の上で時間とエネルギーをつぎ込む意識は必要じゃないか、と思うのです。

そのあとは、今度はそれを「どう」実行に移すか計画を立てて、「何」をするか、具体的な„to do“に落とし込む作業をするだけです。
(この「だけ」がなかなか難しいんですよねぇ・・・)

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あと、大事なのは「自己責任」だろうと思います。

自分の「なぜ(理由、意図)」がはっきりしたら、それを「やる」と決めるのは他の誰でもない、自分自身。
だから、そこに「できない」はないし、「間違い」もない、と思います。

必要なのは「覚悟」。

自分の決定に責任を持って全力で行動する。
それが夢の実現、ひいては成功への鍵じゃないかと思うのです。

なかには「見るだけ」の夢もあります。
でも自分にとって本当に大事なら、その夢は「見るもの」ではなくて「叶えるもの」だと思います。

「この夢でいいのかな?」と不安になったときこそ、自分の「なぜ」を思い出して、そこから地味に、継続的に行動を起こしていくしかないんだろうと思います。


20年以上の海外生活に終止符を打ち、2020年後半には日本へ帰国します。サポートは皆さんとお会いするときのお茶代として還元させていただきます。