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「その計画の数値。達成できる根拠はありますか?編」 N1採用#4 行動計画設計

トラックレコード野崎です。
弊社は「企業の面白いを届ける」をビジョンとした採用支援事業「TECH HIRE」を展開しています。NHKさん、クックパッドさん、モノタロウさんなどのエンジニアをはじめとしたハイクラス人材の採用業務を支援しています。

この度、弊社の活動を通して導き出した手法「N1採用」の方法論とツールをまとめたキットを公開することにしました。開発途中・現在進行形で変化をしている段階ではありますが、多くの方に試していただくことで、改善速度を早めることを目的にしています。

↓本キットの利用申し込みはこちら↓

このnoteでは「N1採用」のツールの使い方を全9回予定でご紹介します。

1. 全体像の紹介 → 記事はこちら
2. ペルソナ → 記事はこちら
3. メッセージ設計 → 記事はこちら
4. 行動計画設計 → 記事はこちら
5. 求人票開発 → 記事はこちら
6. スカウトテンプレート開発 → 記事はこちら
7. 候補者ピックアップ → 記事はこちら
8. スカウト送付と活動・評価ログの収集 → 記事はこちら
9. PDCAのマネジメント方法 → 記事はこちら

ということで、今回は第4回の「行動計画設計」についてご紹介します。

行動設計のステップで伝えたいことは3つ

行動計画設計のステップで絶対に伝えたいことはこの3点で、これさえインプットいただければ、もう以下のページはスキップでOKです。
空いた時間でコーヒー豆でも挽きましょう。

① 事前のリサーチを怠らない

複数のダイレクトリクルーティングの媒体がある中で全ての媒体を使えるわけではありません。候補となる媒体からの絞り込みを行う際に、これまでの経験や噂だけで評価せず、定量的に媒体のポテンシャルを評価しましょう。

後ほども紹介しますが「ゆるめの検索条件」と「きつめの検索条件」でヒットする人数をリサーチしましょう。(媒体の担当者に調べてもらうこともできます)
これによって、この媒体で何名くらい採用できるかの目処も立てることができます。

一言:事前調査をやりきることで、自信が生まれる

② CVRは媒体単位・職種単位で変更しよう

計画を設計する際に、複数のCVRが登場します。
返信率、面談セット率、選考転換率、通過率、内定受諾率など。これらを設定するときに、媒体や職種によって違いがあることを理解しましょう。

特に職種によっては返信率、面談セット率の数値は変わります。また媒体でも総じて転職意欲が高い媒体とそうではない媒体によって数値が変わります。これらの数値に違いがあることを理解した上で、目標達成に必要な行動行動量を計画しましょう。

一言:緻密に数値を予測することで、採用活動の成功確率を上げる

③ 計画は週・月単位で見直す

計画設計において最も重要なことは、この計画は常に変化することです。
一度立てた計画も、実績次第で変更が必要になります。

1. 各種CVRの当初見積もりに対する実績
2. 行動量の当初見積もりに対する実績

当初の見積もりと実績の差分を踏まえて、CVRをあげるためのアクションをとるか、行動量を増やすためのアクションをとるかの検討と意思決定を週単位・月単位の頻度で行いましょう

一言:週単位で行動を改善することが採用成功の近道です

伝えたいことのまとめ

ここで言いたいことをまとめると「あなたが立てたその計画の数値。本当に達成できる根拠はありますか?自信ありますよね」ということを問いてるのだと思います。

自信をもった計画をつくりましょう。


N1採用キット「行動設計」でできること

ではN1採用キットの紹介に移ります。できることを3点にまとめると

  1. 利用すべき媒体の比較表を簡単に作成できる

  2. 採用目標から必要な行動量を自動的に算出できる

  3. 採用達成にために必要な週次の行動量を自動的に算出できる


では利用手順について解説します。

1️⃣ ペルソナ設定シートに記載されているキーワードを利用し、各媒体で検索を行い、算出されたプール数値を媒体提案シートに入力します。
(媒体の担当者に依頼することでリサーチしてもらえます)

媒体別に「ゆるめ」と「きつめ」の条件でヒットする数を抽出

2️⃣ それぞれの媒体でのプール数、コスト、採用数が自動的に算出されるのでそれを元に利用媒体を判断してください。

媒体別の想定内定数や一人頭採用単価を算出することができます

またこの際、媒体検索時に実際にヒットした候補者の具体的な情報もシートに記載しましょう。ここでは「この媒体にこんな候補者がいるなら、いいね!」という感触を得るためのものです。

3️⃣ 続いて採用目標数を起点とした必要アクション量を算出します。必要アクション量算出シートを利用しポジション・媒体ごとに目標数値を設定すると自動的に必要アクションを算出することができます。

採用目標数を入れると、自動的に必要なアクション量を抽出します

4️⃣ 算出されたアクション量を元に、達成計画シートにポジションごとに媒体の活動量を各担当者に配分調整、各種転換率を調整し、現実的でかつ、目標が達成できる行動計画を設計します。

転換率などを調整して、現実的な計画に落とし込む作業

5️⃣ また達成計画を決定することで、担当者個人の必要リソースも算出されます。それを実際に確保しているリソースの範囲内におさまっているかどうか、リソース管理シートにて確認します。

確保しているリソースと必要なリソースとの差分をチェック

6️⃣ 達成計画入力が完了し、リソースが問題なく確保された後、達成計画の数値(アクション量、面談数、選考数、辞退数、内定数、承諾数など)を進捗管理シート(進捗集計表)に週次の目標として入力します。毎週こちらの数値と比較し進捗の管理を行います。

週単位での目標数が算出されます


この工程におけるChatGPTの活用方法とPrompt例も紹介します

利用シーン:ポジション単位での検索クエリの候補抽出

【Prpmpt】
以下の属性を持ったペルソナを採用したいSaaS企業があります。
ダイレクトソーシングサービス「ビズリーチ」でこの候補者を探すときに、適切な検索軸をクエリで教えてください。

ただし、以下3点に注意してください。
・広域と狭域で、職種・業種・あると良いキーワードの項目幅を広げるようにしてください。
・どの観点で広域・狭域を分けているかの理由を教えてください。
・実在する企業でこのような人材がいそうな会社は、実在する企業名を教えてください。

<ペルソナ>
職種:プロダクトマネージャー
年齢ゾーン:30〜38
年収:約750万円〜1000万円
現職タイプ:大手SaaS企業
前職タイプ:SIer
ドメイン:金融系経験あり
語学力:不問

<ビズリーチ検索クエリ>
職種:
業種:
年齢:
年収:
学歴:
あるとよいキーワード:
実在する企業でこのような人材がいそうな会社:
ーーーーーー

【回答例】

職種:プロダクトマネージャー
業種:IT/通信、金融/証券/保険、広告/マーケティング/PR、専門サービス、その他
年齢:30〜38
年収:750万円〜1000万円
学歴:不問
あるとよいキーワード:プロダクト開発、ビジネスアナリスト、アジャイル開発、データ分析、新規事業開発、
UX/UI、経営企画、マーケティング、フィンテック、金融業界、SIer出身、SaaS、クラウド、人事評価制度、
ワークライフバランス

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お知らせ

弊社の現在のビジネスは、Slackアプリ「Colla」と採用支援サービス「TECH HIRE」です。採用支援サービスは、高度デジタル人材(エンジニア等)を採用したい企業を対象として、上流から実行までの採用活動を請け負うサービスとなっています。


自社で採用活動をやり切るのが難しいという方は、ぜひご相談ください。


人材も絶賛募集中です

また当社で働いてみたいという方も、ぜひご連絡ください。

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https://www.trackrecords.co.jp/techhire/role-expart



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