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メヒコ旅行記②Puerto Vallarta, Mexico 旅の備忘録

メキシコ西部の観光地、プエルトバヤルタに来てから6日が経った。

注:スペイン語はLLの発音がジャなので、本来はプエルトバジャルタが正しい読み方なのだろうが、GoogleMapsではプエルトバヤルタ表記なので、それに倣うことにする。

幸いひどい下痢などには(まだ)見舞われていないものの、フィリピンなどで身に覚えのある胃痛と、慢性的な頭痛、倦怠感に、ここ数日悩まされた。幸いこの一週間は宿で仕事をする予定にしていたので、せっかくのバケーションが…という罪悪感は大分薄れた(もちろん仕事のパフォーマンスは死ぬほど落ちたのだが)。

だいたい、旅の初期と後期は体調を崩すものだ。初期は、気温や食べ物への不慣れから。後期は、旅の疲れから、である。よって、旅の初期と後期は余裕を持ったスケジューリングが必要なのだ(言い訳)。


さて、6日も経てば前回買った格安のSIMデータ残量も底を尽きるというもの。それに加え、体調不良による薬や、食事の情報も得られた。洗濯も済ませ、次の街へ出る準備は万端。以下に、備忘録を記す(2023年4月現在)。

*以下に記す$は全てメキシコペソを指す。1墨$ = /米$18 ほどの計算


SIMのチャージ

OXXO cellの購入を行った場合、セルラーデータのチャージはOXXOのレジで行える。OxxocelのアプリをDL(日本のApple accountでもOK)すると、メニューからどのようなプランがあるかを参照できる。参照できるだけで、オンラインで購入はできない。どうなってるの。

プランにはPaquette Oxxo Cel 100 - 500などデータ量に応じた料金プランがあり、OXXOのカウンターでこれこれこの分だけチャージしたいと言えば、店員さんが電話番号を元にチャージをしてくれる。この電話番号が間違っていると元も子もないので、入念にチェックすること。

何度もチャージするのも面倒くさいなあと思い、とりあえず$300分をチャージ。執筆時はチャージから10日ほど経っているが、データは余っている。まあこの辺は個人の使用量に順ずると思うので、あまり参考にせず。私は部屋でWifiを使用し、外ではピクミンとGoogle mapsをフルで使用していた。たまにアプリの更新などもした気がする。

旅行者にとって、メキシコ現地で購入するSIMはこのOXXOとTelcelが二大巨頭のように見受けたが、気軽にチャージできることを考えたらOXXOがいいと思った。一度に必要な分のセルラーデータを買ってしまうのであればどちらでも不便はないと思う。 


洗濯

Airbnbのおっちゃんが宿の洗濯機を貸してくれないと言うので、地元の洗濯屋さんを探す。洗濯、乾燥した後畳んで返してくれるタイプの洗濯屋と、自分で洗剤も入れて回す洗濯屋があると思うが、宿の近くに前者があったのでそちらを頼ることに。

料金は重さによって決定されるが、両手で抱えられるほどの洗濯量で私は$60だった。朝の9時頃に出して、16時には取りに来れると言われた。

半券と引き換え
この量

個人的な意見だが、このタイプの洗濯屋は洗濯物の一部がなくなることも多い。その場で確認できればそれに越したことはないが、無くなって地味に困るようなものはそもそも洗濯に出さないか、街を移動する前に紛失していないか確認すること。洗濯物の点数をあらかじめ把握しておくと良い(洗濯屋によっては点数も確認して、領収書に書いてくれるが、全ての場所ではない。)

自分で回すタイプの洗濯屋に行くことを想定している場合、旅行前にパック型の洗濯洗剤を2、3個、持参しておくと便利。


薬(腹痛・下痢)

メキシコに来て最初の1週間ほど、胃のあたりの鈍い痛みに悩まされた。アメリカ生活ですっかり平和ボケ(衛生面に限る)。歯磨き時のうがいを水道水で行なってしまったこと、あるいは、缶のソーダと共に出されたコップの氷に心当たりがあった。とにかく大きなボトルの水を購入し、うがいはボトル水にすぐさま切り替えたが、数日経っても鈍い痛みが引かない。幸い下痢はないが。

薬局へ出向き、薬を入手することにした。薬の参考にしたのは、日本語ブログのいくつかの記事で見かけた「Treda」「Eskapar compuesto」「Riopan」の3つ。欲しい薬があるとは限らないが、候補の薬画像をスマホに保存しておく。重要なのは成分なので、その辺りを把握できるならしておくこと。

メキシコ全土なのか、ここプエルトバヤルタに限ったことなのかは分からないが、薬局は驚くほどある。1ブロックに2店あることもしばしば。そして多くは夜遅くまで営業している。ありがたい。訪れるたびにステロイドを勧められるのはなぜなのか(コミッションかな)。パンプアップはしてないです。

仕事が夜まで長引いたため、宿から出て1ブロック先の薬局へ。22時を回っていたのでどうしようかと思われたが、この痛みをできるだけ長引かせたくない。少し悩んだ後、やはり出かけることにした。

余談だが、プエルトバヤルタのあるここジャリスコ(Jalisco)州は周辺の州に比べて平均所得の高い地域である(ほか、平均所得の高いトップ5の州は、アメリカ合衆国を国境を境にするところばかり)。観光地であることも相まって治安が良さそうと踏んで出かけたが、できるだけ夜、特に1人での外出は避けた方がいい。道中のゴキブリも日中より活動が盛んだ(本音)。

さて、薬局に到着しカウンターで腹痛向けの薬の写真を見せると、この薬はないと言われる。代わりにこれ、と、1カプセルあたりNifuroxazide 400mgが含まれる薬(感染性下痢症などのための抗菌剤)とMetronidazole 500mgが含まれるタブレット(ヘリコバクター・ピロリ、アメーバ赤痢等嫌気性菌などの抗菌)を勧められる。この2つで写真の薬1つ分だと言われどちらも購入し服用したが、後で家人に聞いたら前者だけで十分とのことだった。医者がそう言うなら従おう。

パッケージ
成分。画像翻訳が役立つ。

症状が治っていようが、とにかく5日分の服用を済ませること、と釘を刺されたのでそのようにしたが、3日ほど経つころには腹の調子も大分良くなったように思える。プラセボかもしれない。いずれにせよ治ってよかった。



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