新人看護師さんが効率よく勉強する方法

こんにちは、ふくしまです。看護師歴10年のノマドナースです。

わたしは看護学校を卒業して5年間、急性期病院の血液内科・循環器内科に勤務していました。

どうにか5年間、急性期病棟で看護師を続けられましたが、看護師になりたてのときは、勉強する範囲が広すぎて何から手をつけていいのかさっぱりわかりませんでした

勉強はしないといけないから、参考書を読んではみるものの、臨床と知識がつながらないこともよくありました。


・「勉強しなくちゃ」と頭ではわかっているけど、どう勉強していいかわからない
・勉強方法があっているのかわからない
・臨床で実際に使うイメージができないからやる気が出ない

私が新人看護師のとき思っていたことです

そんな私が病棟看護師を経験して、「こう勉強したら臨床で役立つな」と思った勉強方法をまとめました。

このnoteをオススメする方
 ・1年目の看護師さん
 ・成人病棟勤務の看護師さん
・臨床で役立つ勉強方法が知りたい
・勉強の優先順位を知りたい
・効率よく勉強したい

(私が血液内科勤務だったので、例え話に血液内科の話がよく出てきます。血液内科の看護師さんはよりイメージしやすいと思います。)

あまり役に立たないカモ・・・ 
・新人看護師さん以外
・病態など専門的な医療知識を知りたい看護師さん
・オペ室、救急外来など病棟以外で働いている看護師さん

わたしが実際に経験した情報をシェアすることで、新人看護師時代を少しでもラクに楽しく過ごすお手伝いができれば幸いです。

1. 実践の中でわからなかったことから調べていく

参考書で1から順番に勉強するのも素晴らしいですが、そういう勉強ができるのは学生の時だけだと思うのです。

新人看護師の時はそんなゆっくり勉強してられないですよね。勉強したことと実践がつながらないと、モチベーションも上がりません。

新人看護師さんが意欲的に勉強できるかどうかは、「実践するところがイメージできるか」にかかっています。

となると、実践でわからなかったことを調べた方が効率がいいな、と思うわけです。

【臨床でわからなかったことから調べるメリット3つ】
・勉強した知識が臨床ですぐ実践できる
・わからないままにしておいても絶対また同じことが出てくる
・勉強の成果が分かりやすくでモチベーションが上がる

実際に活用してるところがイメージできるかが大切です


例えば・・・・

【 G-CSF製剤 】

   わたしが血液内科に勤務していた時によく使われていた薬です。

さらっと調べて手に入るG-CSF製剤の知識は
 ・抗がん剤治療をして骨髄抑制が起こってる患者さんに使う
 ・好中球を増やす

ぐらいじゃないでしょうか。

でも、そのままじゃ患者さんに説明できないですよね?

患者さんに説明するなら
・なぜ骨髄抑制が起こるの?
・なぜ好中球を増やさないといけないの?
を理解していないと説明できないハズ。

そこで、なぜ骨髄抑制が起こるかを調べ、造血の仕組みを知り、血液の解剖生理がわかるのです。

本の一番最初にある造血の仕組みから勉強しても、「この知識、いつ役に立つわけ?」と思いませんか?(私は思ってた)

でも、臨床で感じた「なぜ?」から勉強していくと、知識が臨床と繋がります。

そうすると患者さんにできることも増えるし、モチベーション上がるので、臨床でわからないことから勉強していくのはオススメ。

具体的な方法(私が新人看護師の時やっていた勉強方法)
・業務中にわからなかったことをメモしておく
・業務が終わってからサラっと調べる
・家に資料がなさそうな時は病院の図書館に一瞬寄ってかえる

紙に書いて勉強するのが一番いいけど、時間ない時はただ読んで「へ〜」って理解するだけでもいいです。

次にどうやって調べていけばいいのか、具体的な方法をお話していきます。

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