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映像作家 伊達忍さん

こんにちは。
宮崎県立芸術劇場の企画制作係スタッフSです。
前々回の記事から、このプロジェクトのメインアーティスト3名の紹介をしています。
最後の今日は、映像作家の伊達忍さんです。

伊達忍さんは1996年、宮崎県のご出身です。
伊達さんの詳しいプロフィールがこちらです。

自主制作映画、宮崎県内アーティストのMV、企業PR映像などを制作。
映像制作会社勤務を経て現在は映像制作チーム「jumpcut」にてオリジナル作品を多数発表。
【WORKS】ベランパレードMV「メモリーズ」、The Bimboes「black bard」、アーツカウンシルみやざき「石川浩司 宮崎を叩く」都農町移住定住促進サイト 100年の誠実都農町 HP動画制作、環ROY参加型パフォーマンス『Fine Game』/環 ROY ソロ・パフォーマンス宣伝広告動画制作など。

以上のように宮崎県を中心に活躍されている方です。

伊達さんは3月、4月のフィールドワーク、6月の現地打合せにも参加されました。今はまだ詳しくは話せませんが、その中で都井岬の風景やフィールドワークの中身も一部撮影されています。

私は4月のフィールドワーク、6月の現地打合せに参加しました。ここでちょっとその時のエピソードを書かせてもらいます。

フィールドワークでは、様々な場所をまわり、いろいろな人たちに話を聞きます。伊達さんはその時の様子を、出来事を逃さないようにカメラを向けていらっしゃいました。

そんな中、ドキドキする事がありました。前々回の記事に書きましたが、4月のフィールドワークの時に春の嵐がきてしまったのです。フィールドワークは車で各所を回るのですが、車を降りると雨に風雨に打たれることも多々ありました、、、

そんな中、夜の都井岬灯台に向かいました。安全に注意しながら車を進め、都井岬灯台前の駐車場に停車。伊達さん、スタッフTさん、私は風雨の中でしたが恐怖は覚悟の上(少し好奇心もあります)、車から少し離れました。都井岬灯台は都井岬の中でも山を除いた場所の中では一番と言っていいほど高さがある場所。南側の海から打ちつける風は皆さんが想像される以上に強烈です。それは雨か霧かはもう分からないくらいに横殴り(本当にこの言葉がぴったりです)の風が吹いてきます。ここでしか、いや、ここでこの日にしか体験ができない、黒いなにか(霧であって欲しい)が途切れも無く崖下から襲ってくるのです。このような状況の中なので、スタッフTさんと私は手前でSTOP(限界)、しかし、伊達さんは霧深い奥の道に消えていったのです。「伊達さん大丈夫ですか!」と声をかけても暴風で声はかき消され、もう「戻ってきて、、、」と心の中で叫ぶしかできませんでした。冗談抜きで書いてます。
その後、無事伊達さんも戻ってきて、車内にて念のため全員の無事を確認。私は帰ってきた伊達さんを見て心の中で、「凄すぎる、、、」と心底思いました。これは全て伊達さんのために用意された極めて稀な瞬間なのだと勝手に思いました。

前々回に「私達も興奮と恐怖が入り乱れて一同夢を見たかのような夜を過ごしました。」と書きましたが、本当にこの言葉のごとく、灯台に行った事実が信じられないくらい、夢のなかにいた時間でした。その時は恐怖で心がいっぱいだったのですが、今になって思い返すとそんな岬の姿もアーティストの方々と感じることができてよかったなと思います。

そんな撮影のプロ、伊達さんの撮影した作品がどのようなものに仕上がるか今から楽しみで仕方ありません。
私も微力ではありますが、しっかりとサポートできればと思います。

最後になりますが、伊達さんは宮崎県立芸術劇場のプロジェクトに多数関わってくださっています。そのことについては、スタッフTさんが後に書いてくださると思います。

これでこのプロジェクトのメインアーティスト3名の紹介を終わります。
また次の投稿も楽しみにお待ちください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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(宮崎県立芸術劇場スタッフS)

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