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推しシリーズ「アンチャーテッド」

今回は、個人的にお勧めしたい
「アンチャーテッド」シリーズを紹介させて頂こうと思います。
記事中のゲーム内画像についてですが、過去作から最新作までちゃんぽんで使用しているので、統一感がない点だけはご留意下さい。

ここだけの話、GW中から書いていてタイトルが「GW中にお勧めしたいシリーズ作品」だったのは内緒だぞ☆彡
では、早速ですが始めていきます。



はじめに

本作は外伝作品を含め、全5作がリリースされており、PS3/PS4/PSVITAの3機種にまたがってリリースされています。

ちなみに本作ですが、2022年に映画化されているので、遊んだ事はなくても見た事はあるという方もいるのではないでしょうか?

ネイトの行方不明の兄"サム"と、同時に財宝を求め、ネイトとサリーは行動を共にする事になる。
ゲーム版とは設定の違いが見られる。

映画スパイダーマンで有名な"トム・ホランド"の主演、再びのソニーピクチャーズとのタッグとして大きな話題になってましたよね。
その映画版も全世界で興行収入が好調だったようで、続編の噂が流れてきたりと、ゲーム版同様の成功を納めたようです。

話が逸れてしまったので戻りますが、ここからはゲーム版の説明をしていきますね。

第1作目の「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」は、開発ノーティドッグ・販売SCEより2007年12月6日にPS3専用タイトルとしてリリースされました。

ノーティドッグ開発の前作「ジャック×ダクスター」から大きな作風の転換を果たしています。

開発のノーティドッグは、「クラッシュバンディクー」や後に「ラスト・オブ・アス」を開発したGOTY受賞常連スタジオであり、例に漏れなく本シリーズもGOTYを獲得しています。

2作目の「アンチャーテッド黄金刀と消えた船団 」では、ゲーム業界内で最も権威ある賞の一つとも言われる"DICEアワード Game of the Year"を受賞しています。

日本版独自の味のあるイラストパッケージ
海外名「Uncharted 2 Among Thieves」で
国内版には無いナンバリングが振られている。

その他には、DICEと同格と言われている"VGA""GDC"等々でもGoTYを総ナメにしており、2は歴史に残る作品であるといえます。
続編の3と4でもGoTYを獲得していますし、とにかく凄まじいシリーズなんです。

DICEアワードGoTY(AIAS)
初回は、N64作品「ゴールデンアイ007」が受賞し
近年では、「バルダーズゲート3」や「エルデンリング」が受賞している歴史ある賞である。

ジャンルとしては、「アクションアドベンチャー×TPS」といった感じで、毎回の物語の核となるトレジャーハントの道中では"謎解き要素"も含まれてくるといった具合です。



最大の特徴

本作の特徴、GOTY獲得を成し遂げた最大の長所といえば、リアルタイムでの"映画的演出"だといえます。

作中シーンの"倒壊するビルからの脱出シーン"を例にさせてもらいますと…
「倒壊前⏩️ムービー⏩️倒壊後」といった過程で進行し演出する作品が殆んどという中で、本作はムービーを挟まずにプレイヤー操作のまま、倒壊最中の脱出の臨場感を味わえるようにしているのです。

崩れ落ちるビル内
主人公から敵・家具類の全てが建物外に投げ出されていく。

当時のマシンパワーや常識からすると技術・演出的にも、とてもチャレンジングな事をしている作品といえます。
他には、"焼け落ちる古城からの脱出"や"谷底に落下する列車からの脱出"など、緊迫した場面の迫力を味わえるのが、本作の特徴・魅力の一つと言えるでしょう。

落下寸前の列車の客車
一瞬の判断ミスが命取りとなる状況で
絶望的な演出が挟まりながらの脱出となる。

昨今の作品では、リアルタイムでの演出は当たり前になっていますが、その当たり前になる以前に業界内に大きな影響を与えたのが、本作「アンチャーテッド」だといえるでしょう。



物語としては

主人公ネイサン・ドレイク(通称:ネイト)は、師匠であり相棒のビクター・サリバン(通称:サリー)と世界を股にかけたトレジャーハンターとして活動していた。

本作の名コンビ、ネイトとサリー
国内版声優の東地氏と千葉繁氏の掛け合いがたまらない。

活動の中で、ヒロインであるエレナ・フィッシャーとの出会いや、生き別れの兄弟との再会を果たしていく事になる。
基本的に適役は毎回総入れ替えであり、追い求める宝も毎回違った物となります。

ただ主人公を始めとした周辺人物は、シリーズが進む毎に仲を深めていく様子が描かれているので、ナンバリング順でのプレイをお勧めしたい。

本作ヒロインのエレナ
シリーズが進み技術が進歩する毎に、どんどん美しくなる彼女を楽しめる。

毎回の物語の核となる"トレジャーハント"に関しては、他作品だが「トゥームレイダー」「インディ・ジョーンズ」を想像してもらえると分かりやすいかもしれません。
ジャングル/雪山/砂漠の遺跡やナ○スドイツの足跡を辿ったりと、「インディで見た事ある!」と言いたくなるような、心踊る題材が目白押しなのも、本作の魅力ともいえます。

アクの強いキャラクター達の宝を巡る熾烈な争い、世界各国を巡るロケーションの豊富さ・密度の濃さは、一度味わってみて損はないと思います。

広がるネパールの美しい絶景
リマスター化されてるとはいえ、元がPS3作品とは思えない細部の作り込みである。



アクションについて

他作品で例えると、「アサシンクリード」のような身軽な移動・クライミングが可能であり、主人公はもはや道ではない道を越えて進んでいく事になります。

壁づたいに移動するネイト
目的地がどこだろうが彼には関係なし!

TPS部分としては、カバーアクションが導入されており、壁越しからの駆け引きある銃撃戦が楽しめます。

環境物破壊要素も盛り込まれてるため、カバーに入ったからといって安全とは限らない。

身を乗り出しての精密射撃は当然として、銃のみを出し精度を犠牲にした"ブラインドファイア"もあったりと、状況に応じた使い分けが生き残りの鍵になるといえます。

"ブラインドファイア"
身を隠せるが弾がバラけてしまうため、使いどころが重要。


少し話は逸れてカメラワークの話になりますが、皆さんは「バイオハザード4」「ギアーズオブウォー」を遊んだ事はあるでしょうか?
あれは、カメラワークが常時キャラクターの肩越しからの視点、いわゆる「肩越し視点TPS」と呼ばれているのですが、今作はちょっとだけ違っています。

簡単に説明すると、今作は通常時のカメラワークが引き気味で主人公中心なんです。

アンチャーテッドでは、通常時は中心カメラワーク、ADS(銃覗き込み)時は肩越しのズームカメラに切り替わるといった仕様です。

肩越しズーム画面
武器によってはスコープを覗いての狙撃も可能だ。


格闘要素も盛り込まれており、作品によって多少の違いはあるものの、基本は"□△ボタン"で簡単コンボを繰り出せノックアウト出来ます。
複数のモーションが用意されていて、パンチやアッパー・銃を使った殴打等もあり、視覚的にも爽快感を感じるアクションとなっています。

揉み合う主人公と敵兵

他には個人的に本作で好きな要素の一つといえば"ステルス"でしょうか。
クライミングを駆使した崖下からの落下キルや背後からの首折り等が可能であり、詰め将棋のように戦略を立ててのノーアラートでの攻略を目指す事もできるのです。(ステージによっては無理ですが)

足元から忍び寄っての引きずり落としキル!

アクション関係は大雑把にではありますが、上記の通りです。



謎解き要素について

謎解き要素に関しては、それほど多いわけではなく全体の1~2割あるかないか位でしょうか。
謎解きは、パズルのような物からクライミングを駆使して動作する物など、シリーズを通して様々な仕掛けが用意されています。

手帳に纏められたヒントを手がかりに謎解きを進めていく事になる。
ヒントを元に仕掛けを移動させるネイト
仕掛けが完成し開かれる地下道
苦労が実った瞬間である。

私事で恐縮ですが、筆者はこういった謎解き要素が苦手なので、難解な問題に当たってしまうと凄く苦痛に感じてしまう場面もあったりします。
そこだけが、個人的に唯一「アンチャーテッド」で苦手な部分だといえるでしょうか。



音楽面

筆者は普段、ゲーム記事で音楽面は言及しないのですが、本シリーズの音楽だけはどうしても触れておきたい。

作曲家Greg Edmonson氏の生み出した、楽曲の数々が本当に凄いんです!
本作の"映画的演出"という長所を最大限に引き出す曲の数々を作曲しており、アドレナリンほとばしる名曲揃いなのです。
特にメインテーマの「Nate's Theme」は名曲です!
Spotifyで聴けるので、シリーズファンの方は是非とも聞いてもらえたらと思います。

ただ残念ながら最新作4では、
作曲家が変更されてしまったのですけどね・・・



終わりに

長々と説明をしてしまいましたが、作品の内容と魅力について、ここまで自分なりに紹介をさせていただきました。

最後に全5作品の遊べるハードやリマスター作品等の簡単な紹介をして終わろうと思います。

PS3の1~3までがリマスターされ纏められた
PS4「アンチャーテッドコレクション」
4&DLCがバンドルされたPS4/PS5向け
「アンチャーテッドトレジャーハンターコレクション」
PSVITA専用タイトル
「アンチャーテッド地図なき冒険の始まり」
※開発ベンドスタジオ(デイズゴーンの会社)

コレクション2作品はサブスクのPSカタログで遊ぶ事が出来ますので、もし気になった方がいらっしゃったら、是非とも遊んでみてください。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます!

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