自分が気づく、誰かが気づく~婦人科に行くってこと

きりまる、というYouTuberがいる。
現在25歳の彼女のYouTubeは10代20代向けのファッションとかコスメ、そして恋愛指南ものばかり。その世代(の女子)にはものすごくささり、街中では彼女をオマージュしたファッションをちらほらみかけるが、一方、その世代と無縁な存在であるわたしは
「あー、大分ローカル情報番組で一緒に登場してるお姉さん(とたまに出る推し2)をボロクソにしてる子か、ふーん」
という程度であった。

そんな彼女が突然こんなYouTubeを投下した。

えっ?きりまるちゃん?まじで?
きりまるちゃん、もともと生理痛がひどかったので低用量ピルユーザーだった?
それの定期検診の流れで子宮頸がんが見つかった?
そして子宮頸がんの手術受けるって?

あたしゃ、コンビニ飯やお菓子だけ食べて生きてて、お姉ちゃんに悪口言ってるだけの若い子だと思ってたよ(もう完全きりまるちゃんに土下座必須レベル)

きりまるちゃん、もともと高校から看護師養成コースに通っていて、医療的なこととは関係が深かった。だからこそ彼女が病院、婦人科通院するのも自然な流れなのかもしれないし、そこで婦人科の病気が見つかった。
きりまるちゃんやわたしに限らず、女性の体を持つどの世代のひとにも婦人科にアクセスできる環境が必要だ。

きりまるちゃんと逆に婦人科にアクセスする機会を失ったケースもある。
パートナーの腹痛が胃腸系の不調だと思ってたら、彼女が婦人科につながったときは末期の卵巣ガンでそのまま看取らざるを得なかった。
胸が薄かったせいか仕事を優先し、乳ガンにかかったことに気づかず亡くなった。

彼女らが定期検診、いや婦人科にアクセスできれば命が助かったかもしれない。彼女らの婦人科へのアクセスを怠ったことだけを責めてはいけない。女性の相手を持つパートナーにも、相手に婦人科へ適宜アクセスすることが必要であることを伝える、もしくはアクセスできるような仕組みが欲しいのだ。
それをし向けるのはパートナーじゃなくても、家族だっていいし。

婦人科自体を安易にエロに結びつけるのではなく(そうしちゃうと婦人科行かないひと、行けないひと増えちゃうよ)、女性しかない器官がおかしい時に行くところ、という認識をみんな持つようにがんばって拡散しよう。

さて、こんな駄文を書いた中年独身女性だが、なぜか婦人科にアクセスできている。私の場合は過去のダイエットで生理が止まったことがあり、その流れで婦人科に通うようになった。最近は更年期の薬もらったけど、1年近くさぼってるから今月中に行こうかなあ。ついでに子宮頸がん検診も。

余談(令和5年5月18日(木) 23:32追記)
きりまるちゃんが推し2を「バブみ男子」認定した回がよーやくアップされたので記念にはりつけて置こうっと♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?