天邪鬼なストリッパー。

僕を一言で表すと「天邪鬼なストリッパー」だ。
別に評価はされなくてもいいけど、取り敢えず脱がせてくれと。

天邪鬼。
そうなんだ天邪鬼。
黒いカラスを白いというヨノナカで「それ、鳩だろ」と言う人だ。
右だと行ったら上を見るし、前だと行ったら左に動く。
流行りものは廃れるから乗っからない。
乗りたいとも思わない。
必要ない空気は読む必要もない。

まあLINEが猛威を奮っているわけですが、僕は家族との会話にしか使わない。
絵文字もスタンプも使わない。
文字か通話だけ。
年齢層があまりにも限定されるポケベル世代だけど、そのころからそう。
ゴテゴテした記号なんか使わない。
「メシイクゾ ノムラ」くらいなもんだ。
必要と感じないから。

実に天邪鬼。

読書感想文で「気に入らないこと」を書き連ねて。
これは感想を文章化したものでしょ?
教員が求める「感動した」とかそういうの要らないから、僕が感じたことを破綻なく書き綴るのが「感想文」ってやつでしょ?
読書は「書籍」に限るの?
と、朝日新聞社のAERAを読んだ感想文を叩きつけた。
確か原稿用紙10枚弱だった。
馬鹿だよな、エロ漫画の感想文にすればよかった。
30年弱前の自分に言いたい。
遊人の校内写生で読書感想文を書けと。

で、ストリッパー。
こういうことを書くこと自体が「裸を晒す」ことと同義でしょうよ。
脳内を惜しげもなく公開しているわけだから、本名で、面を出して。
20年ほど前に札幌に遊びに来た時、デリヘル呼んでワッショイワッショイしたら毛ジラミになった、くらい余裕ですよ。
恥ずかしくともなんとも無い、事実だから。

そりゃあTPOくらいは弁えますよ。
初めて食事に行く女性にそんな話はしませんってば。
無難な恥の話に抑えますよ。
自分で陰毛を剃るなんて虚しいし、山手線に乗っても股ぐらを掻きむしりたいほど痒いなんて話しませんよ。

完璧な俗人ですから、聖人君子の対極に居ますから。
誇りより恥のほうが滅茶苦茶多いんですよ。
それを言ってしまえるから、ストリッパーなんです。

ただ、ねえ。
ストリップも芸事ですから。
服脱ぎました、股をパッコーンと開きました。
それだけじゃツマランでしょ。
裸を見せるにも積み重ねが必要なんですよ。
如何にして心のチンコを勃起させるかは考えていますよ。
芸事ですから。
所詮はオナニーだけども、世に出す以上は「魅せるオナニー」じゃないとイけないんだ。

駿台予備校の学生証で浅草ロック座に入りました、17歳で。
その話を女子も含めてどうやって笑わせるか、とかね。
これも事実だけど。

他の人のnoteは、アレだね。
正しいね。
と言うよりも、間違ってはいないね。
じゃあ面白いかと言われれば、そうでもない。
まだまだ読み足りていないせいもあるけども。
noteは健全すぎるのか、なんなのかよくわからないけど。
そんなに琴線に触れるものには出会ってない。

狂気がある人に惹かれてしまうのですよ。
どうかしちゃってる人。
YouTubeよりニコ動、しかもプレミアム会員を12年ほどというマゾヒストだけども、作り手の狂気はニコ動の方が上だと思う。

おすすめはIZ氏という投稿者。
どうかしちゃってる。
投稿する度に休め休めとコメントされるほど、闇が深い。
参照:https://www.nicovideo.jp/watch/sm32815955

好きなミュージシャンもどうかしちゃってる平沢進氏。
何を言いたいのか煙に巻いて、ツイートは恥と言いながら水曜日定休で21時からきっちり1時間ツイートする。
勿論、音楽もどうかしちゃってる。
参照:https://twitter.com/hirasawa

最近「どうかしちゃってるな」と強く感じた人はエロ漫画家の井雲泰助氏。
41歳の春、買っちゃいましたよエロ漫画の単行本。
今日の午前中に、楽天ブックスで。
参照:https://twitter.com/iqmo_t
3ページほど引用しましょか。

卑怯でしょ、こんなの。
笑うに決まってんじゃん。
キレッキレですもん。
どうかしちゃってるもんなあ。
狂気だもんなあ。

基本的にあ〜こりゃ正しいなというものには惹かれない。
どっぷり世代というのもあるけど、ダウンタウンのごっつええ感じも狂気。
日曜夜8時、家族団欒の時間帯に箱ヘルだのデリヘルだののコントが流れる。
ダウンタウンを認識したのはもっと前、お笑いスター誕生の辺りだけども
「花子さんが八百屋さんでリンゴを買いました。どうでしょう?」
とか、当時の漫才の主流と全く違う場所にいた感じ。

共通しているのは「計算された狂気を自然に演じる」ということ。
単に狂ってるだけじゃ、狂っているだけでしか無く、ちゃんと「どれと比べてどのくらい狂っているのか」をハッキリ意識しているところ。
それを自然に演じること。

僕も近いのかもしれないけどね。
さっき会社訪問したのだけども、無難な話をする気なんて無いから、まず話を聞いた上で「どういう刺激がほしいのか」を考えて、相手の想像を超えた答えをする。
計算して狂って、なおかつ破綻なく会話をする。
そうやって相手に印象をつける。

これもストリップなんだよね。
無難な正装の答えじゃなくて、仕事的にエロいことを想像させる答え。
仕事的にエロいことというのは、魅力的で儲かりそうで新しいこと。
ほうほう、それでそれで!?とさせること。
単純にぶっ飛んでるだけじゃダメ。
手順と仕込みをちゃんとやって、その上で。

天邪鬼なストリッパーはこうやって生きているのです。