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久しぶりのブルべ BRM102牛窓200㎞

R東京の恒例になっているお正月ブルべに参加してきた。2023年の春頃から腰の調子が悪く、腰椎分離すべり症と診断されてから200kmオーバーのライド、つまりブルべは自重していたので久しぶりのブルべだ。最後に参加したのはいつだったかな?と思い返したら2023年の1月末、紀伊半島600㎞を三船さんと一緒に走ったのが最後だった。そして、今回のブルべは三船さんも参加されるようなので、「ブルべ再始動にはちょうどええやんけ!」という事で、グランドオープンの翌日に臨時休業という謎ムーブを決める事にした。

ブルべの前日はいつもの場所へ初日の出ライド。雨が降っていたが三船さん他ツワモノ達が揃う。

事前準備

R東京のお正月ブルべは姫路をスタートして、牛窓へ行く200㎞と鷲羽山に行く300㎞の二本立てで、過去にどちらも出走した事がある。日生から西の道は自動車専用道があったりして少し走りにくい印象を持っているが、主催のT村さんは地元がこの辺りらしく、流石だなという小道を取り入れたルートが特徴だ。

コースとキューシートの確認

何はともあれコースの情報の確認から。海岸のアップダウンなど小さな上りはあるが、長く続く峠はない。風向きの影響はあるが、凡その通過予定時刻をキューシートに記入して、雨と汗対策でラミネート加工して持参する。良く知らない地域だとストリートビューなどを駆使して下見をする事もあるが、今回は既知のルートだったのでとりあえずGARMIN EDGEにルートとPCなどのデータを入力して、ナビゲーションに任せて走行する事に。

日中は暖かいが、それ以外の時間はかなり冷え込む。誰が名付けたか「瀬戸内のシベリア」
途中でお昼ごはんをゆっくり食べて11時間でゴールする予定だったが…

持参する荷物、服装

冬に瀬戸内海を走った事があるサイクリストは知っているが、とにかく寒暖の差が激しい。晴れ予報だったので、下は-3度、上は15度くらいと予想して、暑くなっても走れる装備をベースに朝一の冷え込みの中、体が温まるまでをやり過ごす方法を考える。最低気温をベースに服装を選ぶと保温インナーと防風ジャケットの組み合わせでシンプルに済むが、これでは日中の日当たりが良いところやアップダウンがこなせない。そして、日が落ちて寒くなってきたときに汗冷えする可能性もあるので、ロングライドではNGだ。今回はジャージの上にウィンドブレーカーを2枚、背中とお腹に貼るカイロを忍ばせてスタート。気温が上がるにしたがって少しずつフレームバッグに収納していく算段だ。


スタートは午前6時で気温は0℃くらい

全てがうまく行くとは限らない

スタートしてからの橋の上の金属が凍っているように見えたので、慎重に走るが、網干を過ぎる頃に気が付いたら一人旅になる。(三船さんはホテルの朝食を食べるために時間をつぶして寄り道しているらしい😐)徐々に気温が下がっていくが、アップダウンで体が温まってきているのでカイロとウィンドブレーカーを剥がしていく。予想通りに通貨チェックポイントの火之浦トンネルで-2.2℃を記録。3年前は-5℃だったので、今日は暖かい。その後も風向きも良かったのでグロスave.が24km/hくらい。チェックポイントのコンビニでは地元のおっちゃんと談笑するくらい余裕だ。余裕でお昼ごはんを食べれそうなペースだが、早すぎたせいで空腹感がゼロ(笑)。長船サービスエリアで備前カレーを食べたかったが、いい感じのペースなので日生で昼食に切り替えて、そろそろ三船さんに追いつかれるかな?と思いながら先を急ぐ。(後で聞いた話ではこのタイミングで三船さんは牛窓でパンクしていたらしい)それから日生に着いたが、カキオコのお店は店外にまで並んでいるレベルだったので、時間はあったがわざわざ並んでまで…という気がしたので、JR日生駅横の中華料理店に決めた!と決意する。3年前にもカキオコを食べ損ねて入ったが、お正月でも開いていて程よいボリュームと丁寧な調理で好印象だ。だ。だが、開いてへんやんけ😿正直、最高のコンディションで中華料理を食べるために補給を制限していたのでこのショックは大きい。ゆっくり昼ごはんを食べるのが目的だったのに、結局しばらく先のローソンでランチ代わりのLチキを立ち食い。今回は気温の予想もドンピシャでイージーだと思ったが、やはり簡単なブルべはない、という事だろうか。


牛窓の牛と窓。ここからは気温が10℃以上でうっすら汗ばむ。


そしてピリオドの向こうへ

ランチを逸した後は糸の切れた凧のように風の向くままに走って最後のPCのコンビニへ到着。ここでようやく推定1時間ロスしている三船さんと合流。ここからペースを持ち直して10時間以内でのゴールを目指す。三船さんと走る時は使用している機材をくまなくチェック、また走り方や細かい所作も観察する。圧倒的な経験値と走行距離がそれらに説得力を持たせているし、実際に勉強になる事が多い。そんな事や明日からの営業の事を考えていたら、ゴールのコンビニから4㎞ほど、三船さんを置き去りにオーバーランしてしまった(*_*;結果的に10時間ちょうどでゴール。

使用した機材は昨夏に完成したmacchiのオーダークロモリフレーム。
グラベル系のフレームだが、オンロードのツーリングも十分にこなせるオールロードに仕上げた

久しぶりのブルべで腰の違和感はあったものの、最後までペースを落とさずにゴールできた。いつもはノリと勢いで走ってしまうが、今回はしっかりパワーメーターと心拍計を参照しながら走った成果だろう。次回のSR600で10回目の表彰がかかっているが、もう少し200㎞のブルべに参加して勘を取り戻しておきたい。

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