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踊っていたい 揺れていたい

借りてた漫画もくたくたになって
聴きすぎた曲で眠れるようになった
君とのことはいつだって隣にあるけど
投げたボールは返ってこないまま

悲しくなって分からなくなって
喉の先まででた言葉を必死に飲み込んだ
朝がきたらまともなことが言える気がして
眠りに頼る日だってあっていいよね

冷えた空気 新しい私
まっさらな音を届けたいよ
君の声で聞きたいよ
なんでもいいんだ 
いたずらな言葉で 
ただ
踊っていたいんだ


忘れてきたカバンの中何が
入ってたかさえも思い出せないまま
いつだってなんとなく過ぎていく
露の残った綺麗な朝だ

君の文字を探したけれど
相槌さえも見当たらなくて真っ白く
隠れた言葉になんの意味もないよ
選んでくれたものだけを
今日も投げていく

冷えた空気 生ぬるい私
汚れたこの手を見てほしいの
君の声は届けられずとも
もどかしくて
せつなく短いこの3文字に
ただ 
揺れていたいんだ


……


朝のメモ。

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