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【終演報告】「トップノート〈ラベンダー〉」


三栄町LIVE×劇団25、6時間プロデュース公演「トップノート〈ラベンダー〉」


両班合わせて全16公演、無事終了しました!!
沢山の応援、誠にありがとうございました✨



7月の「死んでもアオハルってやんよ‼️」が悔しくも公演中止となってしまい、こうして終演のご報告ができることの貴重さを改めて噛み締めております。
劇団の黒川さんや金川さんをはじめ、今回何名かの方と続けてご一緒できたのも個人的にとても嬉しいことでした。



本作は花と香りを添えた高校生たちの青春の物語。
学生さんには「分かる」、大人は「こんなことあったな」に加えて親目線で見てしまう部分も沢山あったのではないでしょうか。



自分語りします。
実は私、中学1年生の頃にほとんど1人で教室の花のお世話をしておりました。春菜……!?
まあこれ、最後は全クラスで1番鉢の花が長持ちして褒められたっていう誇るべき思い出なんですけど。


でもきっとそんな風に思えるのは、友人が優しくて誰も気にかけてくれなかったわけではなかったから、というのが大きいです。
そして花のお世話をするという名目で早めに学校へ行って、同じく早めに登校する好きな人をこっそり見ていた……という記憶が強くて……
淡〜〜〜〜〜〜!



ただ今回私はそれをする側の高校生ではなく。
その高校生たちを見守る"大人"の澪ちゃん先生の役でした。


澪も若い先生なのでまだまだ未熟なんですけどね(このことは感想でも結構いただいて嬉しかったです)。
当日パンフレットにも書かせていただきましたが、それでも未熟なりに前へ進もうとする彼女はとてもかっこ良いなあなんて思っています。

10年後が楽しみです。きっと、もっと素敵な先生になっていると思います。




ところで先日ツイートをしたのですが、数年前、女子高生米沢は澪ちゃん先生と同じ歳の女の先生にお世話になっていまして。

「舞姫」の授業にテンションが上がっている私にすぐ気づいたり「筒井筒」の男にツッコミを入れたりもする真面目な国語の先生でした。


澪のことを考えながら、あのときあの先生も悩んだり悔しがったりしていたのだろうか……なんて考えていました。当時の数々のやんちゃが申し訳なくなります。


あの頃は遠い大人に見えていたけれど、気づけば私も当時の先生に近い年齢になっていました。
法律とは別の、大人と子どもの明確な境界ってどこにあるんでしょうね。



なんて「トップノート〈ラベンダー〉」は振り返るとこんな青春時代の思い出が一緒に沢山出て来ちゃうような作品です。


私は昔、陽依であり春菜であり由実でした。
そして澪ちゃんになりました。


色んな人が、形は違えど似たような道を通ってきていると思います。
青春は未熟で、戻れないことが眩しくて切ない。


説明や役のことは割愛しますが、胸を掴むような懐かしさがふんわりとお客様にも広がっていれば良いなと思います。


劇団25、6時間様、そして三栄町LIVEの皆様、この度は本当にありがとうございました。
改めてお礼申し上げます。


黒川さんの丁寧な演出とご指導、稽古から約2週間の本番の中で日々変わっていく共演の皆様のお芝居など、学ぶことが沢山でした。
でもそれだけではなく、座組全体がとても明るくて居心地の良い空間でして。
皆に会うのが毎日楽しみでした。ありがとうございます。



そしてご来場くださった皆さまに配信をご視聴くださった皆さま!
この度は一緒に青春を見届けてくださりありがとうございました💐


少しずつ昔を思うことは無くなっていくのかもしれないけれど、この作品が、ふと立ち止まって後ろを振り返る時間のきっかけになれば幸いです。
立ち止まって得られるものって結構多いと思うので。



あと物販!初体験なブロマイド(浴衣好きなので初がこれで嬉しい)・チェキ!ご購入いただいた皆さまありがとうございました……!
いつかプレミアがつくよう頑張ります😘

そしてじいあさん、Rさん、Nさん、サークルさん、御三方様
応援花ありがとうございました💐嬉しいです。この感謝忘れません。





……私、俳優にならないなら教師になりたかったんです。本当に。
今回、自分が選ばなかった道を作品を通して覗けた気がして何だか泣いてしまいそうな嬉しさがありました。
これもまた"戻れないもの"の1つだからかもしれません。


ありがとうございました!終演!


B班 黒栄澪役 米沢のぞみ


追記:
すごくどうでも良いことなのですが、作中丸々令和の人間を演じたの、実はお仕事でお芝居を始めてから初だったことに気がつきました。びっくり。色んな意味で。

Bチーム!
クラス写真
衣装4種あるのに結局これしか撮ってなかったわ
近いうちに死んだらどれかを遺影にするね

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