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なぜ貴方は一歩を踏み出せるのか?

寒いなぁ…雪でも降るんじゃないかなぁ…タイヤまだ交換してないなぁ…コンビニのおでん食べたいなぁ…でも家出るのやだなぁ…

この引きこもり野郎が!!

はい、僕です。
こんにちは、虚弱体質ひきこもりおぢさんのノンビンです。
普段リモートワークをしている私は、必要がない限り外に出ません。(なんだかんだそこそこ外出しますが…)
ただふとした時に、コンビニに行きたくなります。
特に用事があるわけではないのですが、おでんが食べたかったり、カフェラテが飲みたかったり、ライフガードが欲しくなったりと、理由は千差万別です。

ノンビンだってコンビニに行く


この日も理由は覚えてませんがコンビニに出かけました。(メロンソーダ飲みたいとかだったはず)
立ち読みとかをするわけでもないので、滞在時間は長くても五分?程度です。
私の他には立ち読みしてるおぢさん、プリキュアのオマケ付きオヤツを選んでる子供と「ほら早く選びなさい」と急かすお母さん、アルコールを選んでるおじいさん…

田舎コンビニの情景を堪能しつつ、欲しいものを手に取りレジに向かう。

「あ、カフェラテ飲みたい」

これはよくある突発性の欲求・・・

が、まさかこの選択をしたことでこんなにモヤモヤする事になるとはこの時は想像もしていなかった。

みなさんにはコンビニのカフェラテを購入することを想像してもらいたい。
コンビニによって作ってもらえる店舗もあれば、コップを受け取ってコーヒーマスィーンまで向かい自分で作るところもある。
ただ、どちらのパターンも共通の事がある。
そう、

待機時間が存在する

という事だ。
今回はこの待機時間がノンビンの命運を分けた。

待機時間といってもレジから移動&カフェラテゲットまで合わせても、いいところ1-2分といったところだろう。
その短い時間に何が発生するのか?
・コンビニ強盗
⇨いや、だとしたら1番にヤラれる自信がある
・火事
⇨さすがにニュースになる
・お腹痛くなる
⇨1番可能性があるけど、今回はそれではない

はい、今頭にあるのそれ正解!


人の出入りがある


みなさん流石です、全員わかりましたね。
そう、人の出入りが発生する可能性があります。
と、言っても私が住んでいるのは田舎なのでそこまで頻繁にインアウトがあるわけではないのですが…

実際にカフェラテを作ってる間に発生したインアウトは
・プリキュアを選び終わった親子(OUT)
・専門か大学かわからないけど学生2人組(IN)⇦NEW

この2件である。
「ねーねー、開けて良い?」「家に帰ってからにしなさい!」とノンビン家でもよく聞く会話でコンビニからアウトする親子、それと入れ違いにインする学生。

A君「就活でどこの企業受けるん?」
B君「新潟市の企業かな?地元なんて土方しかないろ?」
A君「そんなことねぇからwでもよくわからんけど土方だけはやだわ、マジ無理」
B君「確かに・・・でもうちの親父土方だしなぁ・・・」

こんな会話をしながらコンビニに入って来る学生たちを横目に、カフェラテが完成してコンビニをでる僕

車のエンジンをかけようとした時に


ん?

なんかノンビンの心に靄がかかった。
なんかモヤモヤする
エンジンをかけ車を走らせようとするが

でもなんか引っかかった
でも何が引っかかったのかわからない
でもわからないし、まぁいいかって諦めようかと思った
でもなんか気持ち悪い
結局悩みながら家に帰った

家に帰っても悩む

うーんうーんと悩みながら家に帰る。
お昼寝してた子供が起きてた。

唸りながら帰ってきた僕をみて
長女「お母さーーーーん!お父さんウンウン言ってる!!!またうんこだよーーーー」
妻「ねぇちゃんとトイレ行って」

初めて知った、ノンビン家では悩む = うんこしたいってことになるらしい。
遊びに来る人は悩みを抱えたまま来ると、そのままトイレに通される可能性があるので気をつけてほしい。

と、トイレの話は些事なの置いておいて
僕の悩みは解決していない

何に悩んでいるのかわからない

これが実は意外とストレスになる。
何に悩んでいるかわからないのに、モヤモヤが取れない。

指がチクチクするから、トゲでも刺さってるかな?ってチェックしても傷もトゲも何もない時を想像して欲しい。
いや、チクチクするけど原因わからない・・・
とりあえず触ってみたり、つねってみたり、冷やしてみたりと、色々対応しようとするが結局原因はわからないことが多い。

その状況が心の中で起きている。


僕は何に悩んでいるのだろ?

子供とご飯を食べてもモヤモヤ
肩車して遊んでもモヤモヤ
プリキュアの敵役として、倒されたりしてもモヤモヤ
妻に「ねぇ本当にさ、お腹痛いならトイレでしてね」ってまた便意と勘違いされてもモヤモヤ

んーわからん!!

その状態でお風呂に入った。
子供は全部済ませて先にでたので、湯船に浸かりながら、一人でゆっくり考える。

コンビニに行ってからのことを思い出して、何が原因か洗い出してみる。

プリキュアのおもちゃか?・・・違う
お酒を買うおじいさんか?・・・違う
立ち読みするおじさんか?・・・これも違う
レジ打ちがスピーディーな店員か?・・・いや、話に出てきてない
カフェラテを買ったことか?・・・よくあることだ
学生二人の会話か?・・・ん?

学生の会話を聞き流して車に乗ってからモヤモヤが始まった。
もしかしたらこれなんじゃないか?

もう一度考えてみよう!

A君「就活でどこの企業受けるん?」
B君「新潟市の企業かな?地元なんて土方しかないろ?」
A君「そんなことねぇからwでもよくわからんけど土方だけはやだわ、マジ無理」
B君「確かに・・・でもうちの親父土方だしなぁ・・・」

そうこの会話だ。
この子達からしたら、なんて事はない日常の会話なんだと思う。 でもノンビンの心に靄がかかった。
本当になんてことのない会話、特段田舎に限らなくてもある会話かもしれない

多分これが引っかかったんだ。
原因が特定できたら、何がモヤモヤの要因かも見えてきた。

あぁこの子達、ブルーカラーをバカにしてるんだ・・・

いつからかわからないけど、確かに


ブルーカラー < ホワイトカラー


みたいな風潮があるってのもわかっている。
でもそれってちゃんと自分で考えて行き着いた感覚なのだろうか。
周りやネットがそう言っていることに流されているだけではないか?
ブルーカラー =「肉体労働」= ネガティブなイメージ
ってなっているだけじゃないのか?
本当にこの子達は、やったことがあって否定しているのだろうか?

偉そうなことを言うが、僕自身はブルーカラーと言われている業種の仕事をやった訳ではない。
大きな理由としては、貧弱弱っカスやろうだからだ。
ただ、「道路の工事」や「橋を作っている」ような友人もいる。
自分にできないことや、持っていないスキルを持っている人は尊敬できる。

少し話はずれるが、僕は仲間たちと二年連続で日本橋の0里から、箱根湯本駅まで100キロ歩くということを実施している。(もう二度としたくない)

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実際に自分で歩いて見て、江戸時代の参勤交代がいかに大名にとって負担になっていたのかを体感することができた。

よくやってたなぁ昔の人は・・・

なんて簡単に考えて、自分も100キロ歩いたことで同じような過程をやり切った気になっていた。
僕たちは、先人が培った経験や知識から、生み出された文明の利器にどれだけ助けられていたからこそ、歩き切れていたのだ・・・

・綺麗に整備された道
小さな丘陵を越えるための適度な傾斜の坂道
山をスキップできるトンネル
船を渡さなくても川を越えることができる橋
海からの強風から守ってくれる防風壁

ただ歩く
自分の力だけで歩き切っていたと思っていた

でもこんなに自分の見えないところで、先人や縁の下の力持ちたちに助けてもらっていた。

便利への感謝は最初だけ、
慣れると当たり前になり、
存在して当然となる


普段生活していて、インフラに対して真剣に考えたり、真剣に感謝したりという機会は少ないのかもしれない。
地方であってもわざわざ山の中に足を踏み入れない限りは、道路や水道など整っている。

今の若い人だけじゃなくて僕くらいの世代でも、生まれた時からインフラはあって当たり前、ないことが害悪とすら思われている可能性も否定できない。

道路だけじゃなく、ガス電気水道ももちろん、みんなが住んでいる家やアパート、会社の事務所などがあるビル、電車に乗るための駅や線路なども生活する上で大切な基盤である。(自宅とかはインフラと呼ばないけど)

衣食住に関わる大部分が含まれ、生きていく上で必要かつなくてはならないものとなっている。

究極に尖った話、世の中の若者の全てがブルーカラーと言われている業種を嫌悪し、ホワイトカラー業種を選択したとしたら・・・五十年後くらいには家も立たないしビルも作れないし、道路も直せない。


北斗の拳やマッドマックスのような荒廃した世界になってしまうのではないだろうか・・・

(まぁ実際にそんなことほぼあり得ないし、海外のプロフェッショナルがきっと日本にきてくれると信じているが。)

ただ、若者にこのような思想が伝播してしまったら、将来インフラを支えてくれている人たちの全体総数が減ってしまう可能性は否定できない。

そうなった場合に、今当たり前と思っている便利は減っていくだろうし、便利の範囲も狭くなったり制限もかかってしまうのじゃないだろうか。

今君達が当たり前に踏み出している一歩も、君達がバカにしている人たちによって踏み出しやすくしてもらっているということを知った上で、発言してもいいのではないかとおもう。

ただ、ホワイトカラーがインフラに関わっていないかというと、そういうわけではない。
ただただがむしゃらに作ればいいわけじゃなく、精密な設計や、分析され必要な資源の算定などがあった上で作られているものではある。

じゃあお前は何を言いたいんだ?って思った人もいるだろう。


そう、僕は何を言いたいんだろ・・・

モヤモヤしていた原因がわかったことで、自分自身は満足している。
その原因も分析できて、スッキリしている。

その上で言えるとしたら、

自ら視野を狭くして、考える前に選択肢を減らすのは勿体無い


と思う。


もし君達が無いと言っている土方と言われている人たちが、年収2000万とかだったりしたら本当にそんな風に思わなかったんじゃ無いだろうか?
実際のところ従事する人たちの全体数が減ってきたら、希少価値に変わり、そうなってくる可能性もあるのでは無いだろうか?

うーむ夢がある。

好み、センス、スキル色々な条件があったりする中で、どんな職につくかは結局自分で選択するしか無いが、その選択肢を広げる努力に時間を使える人は素敵だなぁと思える。


僕の理念である「結果的に目指して」というのも一つの選択肢である。
選択肢をどれだけ伝播し、共有することができるかが、大切だと信じで行動できればなぁ・・・いやそうしないとダメだな。

ただ、一つだけ気をつけないといけない

選択肢を押し付けるな


選択肢とは、選ぶ候補であり、「これを選べ」と押し付けるものでは無い。
きっと世間で老害と言われている人たちは、これを無意識にやっているのでは無いだろうか。
「良かれと思って」という善意からくるために、余計タチが悪い。
自分自身悪いことをしているつもりがない、いいことをしているのだから受け入れて当たり前だと思っている。

そりゃ聞き手は聞くことを拒否するわ

(老害についても何処かのタイミングで書こうと思う)

と、だらだら話してしまったが、モヤモヤは取れたし、学生の彼らのおかげで、自分でできることをできる範囲でやりつつ、できる範囲を広めていき、知ってもらう努力をしようと再認識できた。


リゾートワークやマルチワークも自分らしい選択であり、それをいいと思う人が増えてくれれば嬉しい。
今度も新しいことへの挑戦から、夫婦喧嘩の仲裁までなんでもできることはやっていこうと思う。

文章下手なのに書くのは好きなんだなぁというのも再認識。

長文でしたが、読んでいただきありがとうございました。

ノンビンについて

なんてことないお父さんですが、サポートいただければ幸いです。サポートの利用については新しいことへのチャレンジに利用しようと思います。