蚊の運動神経が良かったのだと思う【日々のこと】

私は運動音痴です。足はそこそこ速かったですし、それなりに跳べもした。懸垂だって多く出来たのにスポーツになるとからきし。なぜだか上手に動けないのです…

武井壮さんの運動理論が好きです。スポーツをする以前に体を思った通りに動かす訓練をすべきだという、あの理論です。例えば目を瞑って腕を真横に90度上げてみる。自分としてはちゃんと上げたつもりでも大抵2,3度は上下にズレてる。真横のつもりでも少し前だったり、逆に後ろだったり。こういった感覚のズレが必ずあると。それらを細かく修正して思った通りに体を動かせる訓練をまずはすべきなんだと。そうすればおのずとどんなスポーツであってもある程度はこなせると言う。

なるほど、確かに。
私は運動音痴ではなく訓練不足だったのだと自分を励ましています。

ブーン・・・

先ほどから蚊が飛んでいる。暑いだけでも鬱陶しいのに蚊がいると尚のこと鬱陶しいです。

パンッ!

捕らえたと思いましたがブーンと聞こえる。逃がしたようです。ふと手を見るとちゃんと重なっていない。縦にズレて横にもズレて、見知らぬ人のスピーチ後にする社交辞令的拍手のような設置面積が4分の1となった手合わせになっています。ズレるにしてもズレ過ぎ。これでは逃がしても仕方がありません。

パンッ!

多少は改善されましたがやっぱりズレてます。そして逃がしてしまう。確率でいけばあと2回。さすがにそれくらいで仕留めたいです。

パンッ!パンッ!

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
ブーン・・・

私はやっぱり運動音痴です。

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