見出し画像

猫から「生きる」ことを感じた話。

あおぞら図書館をやると必ず最初に寄ってくれるのは我が家のトラキチ君。

7年前に学校帰りのお兄ちゃんについてきてしまい、いつの間にか家族の仲間入り。
世間でいえば保護猫という枠でしょうか。

もとは飼い猫だったようで、だけど外での生活が長いみたいで(想像)
ずっと家の中にはいませんがフリースタイルで
我が家の中だったり外だったりで過ごしている。

トイレは外でしたがるので近所の方にはご迷惑かけていたらすいません、
何かあればすぐ言ってくださいと伝えている。
ありがたいことにご近所猫として可愛がってもらって感謝✨

ノミダニ対策で動物病院でお薬をもらい
トラキチを動物病院に連れていったことはない。病院というハードルが高い、、

時々猫同士のケンカなのかケガをしてくることがあるが今のところ軽いのでやんちゃな子だですんでいた。

でも、この夏は謎のクシャミをして、鼻血もぶちまけてご飯も食べなくなった。
流石に病院いかなきゃなと思ったけれどどうやって連れていくか悩み、結局、我が家の黒柴なっちゃんの件で病院に行った時のついでにトラキチの動画を先生に見せた。

「結構状態は悪そうですね、もしかしたら癌とか長くはないと思った方がいいかもしれませんね」

そう言われて、覚悟をした。涙が出た。
一応、薬はくれたが飲んでくれない。
近所の人が猫の薬の飲ませ方を教えてくれたからバスタオルでぐるぐる巻きにして
私ひとりで必死に飲ませた。
獣医になった気で頑張った。
そのおかげなのか、クシャミはおさまり元気になりホッとした。

が、さらにやらかしてきた。
ある日トラキチの頭に2つケガらしき様子が。
毛がはげおちて皮膚が見えて血まで出ている。
見るに見かねる状態、どうしたらこうなるの?



あまりに見た目がひどくて思わず「うわっ」と声に出してしまった。
そんな私たちの様子を見てトラキチは驚いていた。

自分の怪我のことを自覚していないのかな?
痛くないのかな?
でも、お兄ちゃんだけはそんなトラキチを見ても叫んだり大きな声を出さなかった。
だからなのかケガしている間は
お兄ちゃんの部屋でよく寝てました。

色々あって動物病院に連れて行くのも躊躇してしまい様子をみることしかできない日が続くのですが食欲もあり、いたって普通のトラキチ。

かゆいのか治りかけのカサブタを何度もひっかいてそのたんびまた血を流す。
このままハゲのトラキチになってしまうのかと思い落ち込むわたしたち。

ところがカサブタはだんだん面積を小さくしていきしかも皮膚がきれいになり、そこからうっすらと毛がはえてきたのです。

「トラ!毛がはえてきてるよ!すごい!」
私が自分の姿を理解しているのかいないのか
わからないであろうトラキチに向かって言うと
トラキチはとっても自慢げにしっぽふりふりしています。

トラキチは自分の姿を見なくても自分の状態を理解していたのかな。
私がぎゅって抱くときゅって固まって「にゃっ」と声をだし
しばらくするとぴょんと抜け出して必ず体をぶるぶるっと震わす。
ぶるぶるすることで自分のもとの姿勢に戻しているのかな?

動物の治癒力、たくましさを見て
生きるってこうゆうことだよなって思った暑い夏の猫の話。

館長は最近、獣医さんが考案した「指紋スイッチセルフケア」にはまっています。
私たちは猫のように自分の体を再生できる?

長々と書きましたがこれ
図書館カテゴリではなかったかな、すいません
最後まで読んでくれてありがとうございました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?