シャンディガフみたいな優しい歌を

シャンディガフみたいな優しい歌を

終わる頃には聞いていたい

訳もなく急に涙が頬をつたうその夜に

いつかそのまま消えて薄れていくものが

此処じゃないのは知っているから

シャンディガフみたいな優しい曲を

眠れぬ夜をいつか優しく撫でる様に

歓喜の夜が
いつか悲しみの朝に変わってしまっても

過呼吸になりそうな日々の隙間で

少しの間ほんの瞬きでも

この侘しさがやわらかくなって

優しく滲んで

淡く消えていってしまっても

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自由律俳句

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