誰のための仕事?

自分が教えている教科の楽しさを伝えたくて、私は教員になりました。
採用された頃からずっと感じているモヤモヤがあります。

生徒指導のあり方についてのモヤモヤです。もう採用されて20年以上経つというのに、ずっと考え、自分に問い続けています。

特に頭髪やスカート丈の指導…。同僚と話しても「嫌だけど、まあ仕事だからね」と。私もそう思って学校としてみんなでやると決めた指導だからやるのは当たり前なのかも、そう自分を納得させて、ここまで来てしまいました。

でも、これっていったい誰が望んでいる仕事なんだろう?仕事というのは、誰かの困り事を解決したり、誰かを幸せにするためにするものでは?スカート丈を指導することを望んでいるのは誰?親?こども?教員?社会?

学校は社会の要請を受けて、こどもたちを育てる場。だからそのために必要と思われる様々な仕事をするわけだけど、その社会というのは、本当に頭髪やスカート丈の指導をそこまで望んでいるのだろうか?

そう私たちは思い込んで、仕事だからやらなきゃと突き進んでいないだろうか?

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