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あなたって素っ気ないよね。

あなたはこう言われたことありませんか?
私は何回かあります。

でも決して他人に興味がないという訳ではありません。
新聞を取っていた時は即座に『人生相談』欄を読んでいましたし、某掲示板で誰かのぶっちゃけ話を読むのが結構好きなんですよ。あとは周りの人間を観察しますし、ツイッターで話題になっている人生お悩みをテーマにしたツイートを見るのも好きなんです。たまにそのツイートにリプしちゃいます。

それでも私は他人に何度か、クールだねとか冷めているねとか言われます。
まあ別にいいんですけどね。
あなたに素っ気ないと思われても私の人生に何も支障はない。

まあ恐らく私が他人からクールに見えるのは、ある程度距離を置きたいからなんでしょうね。
何故私が他人と距離を置きたくなったのかは後で話します。


先程述べた通り、私がお悩み相談系を熱心に読んだりするのは、面白いからです。
皆は何に悩んで、その時どう風に考えて行動するのか、それに対してどう見切りをつけるのか、その出来事をバネにして次にどう活かすのかを見て私は参考にしています。

他の人の体験談を読むって楽しいですよ。
たまに他人のエッセイを読むのが好きではないと言う人がいますが、その考え方は非常に勿体ないと思います。

他人の振り見て我が振り直せ。

といいますしね。他人の失敗談を見て自分も注意しようと思うものなのです。

そんな私でもやはり他人の忠告を無視する時があります。それは上手く私を動かそうとする魂胆が見え見えな相手に対してです。そういう思惑って分かるんですよ。

そういう部分が私にはあるので、それで素っ気ないと言われるかもしれませんね。でも私自身はそれでいいと思っています。
はっきり言って勝手に期待されても困りますから。

さて何故私が相手との距離を置きたいと強く思うようになったのか。


それは私が高校生の時です。私にやたらと問題の答えは何かと聞いてくるクラスメートがいたのです。彼女は英語の問題を私に聞いてきました。(他の教科でも聞いてきた気もしますが、そこら辺あまり覚えていません)
最初は自分が導きだした答えを彼女に教えていました。

英語の授業では、生徒に一人一人当てて答えを聞いてくる感じの授業内容でした。私も必死でした。ちゃんと答えたくて。きっと彼女もそうだったのでしょう。だから私にいちいちこの問題の答えは何か聞いてきました。それに対して私は答えていました。

しかしそれが無理だと思ってきたのです。いや困ったら出来る範囲では助けていましたよ、その時は。でも毎回聞かれるとキツイんですよ。それにワイ英語苦手なんですよ。
それでも彼女は私に聞いてきます。

ある日私は本当にその答えが分からなくてはっきり分からないと彼女に言いました。それに自分のことで手一杯でしたから。でも彼女は食い下がって聞いてくる。

…聞いてた? 分からないって言ったじゃん!
って心の中で言いました。

いま思うと
親切心で彼女にしていたことが、彼女の考える姿勢を奪っていたんですね私。

当時の私は彼女に素っ気なくなりました。
私は彼女から何度聞かれても分からないと答えました。(分かっていても敢えて答えなかった時もありました)
すると彼女はだんだん私に冷たく当たるようになりました。(いじめってほどではありませんでしたが)


私は悟りました。
親切にしてあげるのにも限度があると。
優しさには限りがあるのだと。

すがってきても困るものは困るのです。
だからわたしは他人と距離を置くことにしたのです。

どんなに素っ気ない、冷たいと言われようとも。
その人の人生までは背負えないのです。
人生はちょっと言いすぎかもしれませんが、相手に対して私は一切責任を負えかねます。
かなりキツイ言い方になってしまいましたが、助けられる範囲というのは、かなり限られるのです。

本当に大切に思う相手なら違うのですが、それ以外の人はそこまで助けることが出来ません。
冷たい言い方かもしれませんけどね。

長くなってしまいましたが、今でも私は某掲示板やツイッターでお悩み系を見かけるとその文章を読んでは楽しんでいます。
やはり人間って面白いですね。

…その彼女とはどうなったかですって?
卒業の日になったら彼女から私のところにやってきて「色々ありがとう」って言ってきました。私も適当に返事をしました。(なんて言ったのかは忘れちゃいましたけど)

念のために言いますが、その彼女には素っ気ないとは言われていませんからね。
…正直に言うと彼女だけではないです。
他にも色々面倒くさい人に出会ってだんだん自分の中で、ああ他人と距離を置きたいなと強く思うようになっていったのです。

まとめに入りますが、
人間は見ていると面白いですが、関わるとどちゃくそ疲れますね。ってことです。

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