27歳、スナックを立ち上げます。
※スナックと言っても飲食店ではありません。(いずれは本物のスナックもやりたい)
ブランディングやマーケティングの世界で活動すること5年。
それなりに経験や場数も踏んで、キャリアも少しずつ形成されてきたなかで、次の30代を見据え自分に何ができるかを問う時間が多くなった。
SNSも発達し、自らの表現の場も昔より格段と増えた分、クリエイティブの世界で生きる人間たちにとっては、さらなる活躍の機会が獲得しやすくなったと思う。
一方私はというと、クリエイティブの世界にはいるが、具体的なアウトプットを生み出せるデザイナーやクリエイターではない。
故にわかりやすいポートフォリオで伝えきる事はできない。
いわばもっと根っこを考えるディレクター、プランナーとして、自分の個性も活かしつつ、なにをアウトプットできるだろうかと、かれこれ1年近く考え込んでいた。
・
・
そんな27歳、アラサー手前。
周囲の人たちからこんな言葉を投げかけてもらえることが増えてきた。
「Nonoちゃんって、自他問わず本当に言語化能力がすごいよね。」
「なんだか、本当にママみたいな包容力がある。なんでも話しちゃうし、相談したくなるというか、すごい初対面から落ち着いて話ができる空気感がある。」
有り難い褒め言葉である。
でも確かに言われてみれば、昔から誰かの身の上話や、キャリアなど、なにかと相談話に乗ったりすることも多かったし、話し終える頃には皆がすっきりと腑に落ちた表情で帰っていった。
言葉やコミュニケーションについて考えることが好きで、だから今の仕事に就いてることもある。
あぁそうだ。
私にできること、そしてこれだけ情報ツールが発達しても尚、世の中に足りていないもの。
『対話ができる場所(環境、機会)』だ。
SNSでも不特定多数の人と繋がり、会話はできるが、それらはあくまで一方的な発信に対するオーディエンスからの「リアクション」であって、目的をもって交わすコミュニケーション=対話ではない。
そして、そうした機会は意外にも多くはない気がする。
いまや、Chat GPTなどのAIツールも進化を遂げ、いずれはクリエイティブでさえも生成できる未来も近い。(というか、この間ニュースでみた)
でも本当に良いブランドや良いサービスは、ある人の意思によって生まれるもので、ロボットやAIから生まれるものではないし、
その種は自分、そして他者との対話のなかで磨かれ、言語化されてはじめて生まれるものだと私は思う。
・
・
企業個人問わず意思を持って自らのアウトプットを届けたいと志す同世代の仲間がたくさんいる。
ブランディングディレクター、コミュニケーションプランナーとして、私はそんな人たちと伴走して力になりたい。
でも、個人で頑張りたい人なら尚更、代理店や専門会社に最初からまるっと相談するなんて難しいしハードルも高いはず。
自分がそのボールを拾える存在でありたい。
そしてこうもっと、カジュアルに接することができて、相手が自然にぽつりぽつりと話してくれるような環境とコミュニケーション…オンラインサロンとかそういうものでもなくて…。
あ。
ここで、私はふと友人たちの言葉を思い出す。
「スナックとかめっちゃできそう。やってほしい。」
これだ。
こうして話は冒頭に戻るが、私の一つのアウトプットとして行き着いたテーマが、『スナック』だ。
もちろん、本物のスナックではないけれど、スナックをモチーフとしたコミュニケーションや温度感なら、私がやりたいことがカタチにできるのではないのだろうか。
なんなら好きなお酒も交わしながら、話を聞いて色々相談に乗れるのではないのだろうか。(私欲がすぎるけれど)
・
何かをはじめたい。前に進みたい。
カタチにしたい。
どんなことを始めるにも、
頭の中にあるもの、
感じている気持ち、
自分の中にあるその意思と価値、
アイデンティティを、
まずは言葉にきちんと落としこんであげることが大きな一歩であり、ブランディングに大切なことである。
「でもどうやって、何から始める?」
「何が足りない?」
こんなときに相談できる人がいたら。
あれこれ壁打ち相手になってくれる人がいたら。
一緒に整理してくれる人がいたら。
そう願う人たちが、もっと気軽に駆け込んでもらえるような存在として、ブランディングのお手伝いをしよう。
そんな想いを込めて、私はこのスナックN.O.(エヌオー)を立ち上げてみようと思う。
ふらっと外へ出て、いつもと少し違う刺激と、
話を聞いてくれるどこか居心地の良いママがいる、
時には見知らぬ常連と打ち解ける、
そんなスナックに遊びに行くような感覚で。
答えが見えず、眠れない夜があるなら。
一緒に長い夜を越えてみませんか、とりあえずお酒でも呑みながら🍸
いつでも相談に乗ります💌
snack mom
Nono
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?