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ブロンプトン カスタムホイール 静音化 その後



再び大きなラチェット音が…

フリーハブボディにグリスを充填して静音化する対処を行いましたが、60km   程走行した後、再びラチェット音が大きく鳴っていることに気がつきました。対処前の乾いたラチェット音とは違って、心なしかちょっと湿った感じがしますが、押し歩きしたときの音も周囲を気になるレベルでした。

状態確認

やっぱりだめか、意外と効果は短かったなという思いですが、このまま終わらせるのもな…と思い、再度、フリーハブボディを取り外して状態を確認してみました。

フリーハブボディの軸付近からはみ出たグリス。外にはみ出たものは走行時に出てきたものですが、取り付け時に外側のベアリングと黒いゴムのシールの間に入っていたものが出てきたのか、ハブとの接面部に充填したものが出てきたものかわかりません。
フリーハブボディの外周とハブの接面からもグリスがはみ出ています。まわりに飛び散っている様子はありませんでした。

ハブ側はほとんどグリスが残っていません。うっすら付着している程度です。フリーハブボディがはまるので、グリスが残る余地は無いのでしょう。組みつけ時に、たっぷりグリスを満たしてフリーハブボディをはめましたが、ほとんど無駄にはみ出ていたのだと思います。
外周のギザギザにグリスがついていないのも、爪があたって回転しているためだと思いますが、音が静かな状態ではどうなっていたのか気になります。

カラーがはまった状態
カラーを外した状態

奥に見えるシールドベアリングの内側はきれいです。
爪のある内側の外周の凹みにはグリスが溜まっています。

前回、グリスを拭き取った状態

フリーハブボディの爪と板ばねは外れて落ちるので、無くさないように注意が必要です。

前回、グリスを拭き取った状態

フリーハブボディとハブの接面にオイルシールなどが入っていればいいのですが、フリーハブボディの外周に細いリングが入っているだけです。このハブではここからグリスが溢れるのは仕方ないようです。

再びラチェット音が大きくなった原因を考える

静音化の効果がなくなった原因として以下のことが考えられると思います。

  1. グリスがハブの外に出て減った。

  2. グリスが柔らかくなって静音効果がなくなった。

上記の写真で確認したように、グリスはある程度外側に出ていました。フリーハブボディの爪とその可動域にはほとんどグリスがありませんでした。激しく動くこととハブとの接面であることから、仕方ないかと思います。その他の外周部分は少し付着している程度ですが、ハブとの間隔を考えると、少なくなっているのか判断が難しいです。
グリスが柔らかくなる事象については、永続的に柔らかくなる場合と、高温になって一時的に柔らかくなる場合があると思いますが、翌日確認したときも音が大きくなっていたので、一時的なものではありませんでした。
グリスを触った感じはすこし柔らかくなっている印象です。
結局、主な原因はどちらなのかよくわかりませんが、両方の要因が影響していると思います。

今後は…

静音化はほとんど諦めていますが、グリスを変えて組みつけました。
液体ガスケットでグリスが出ないようにとも考えましたが、回転するところなので、擦れてクズになってトラブルの元になりそうなので、やめておいた方がよさそうです。

今回のグリスは半透明

ほとんどあふれるのにまた、グリスを満たしすぎました。

今回はここにグリスをつけませんでした。
グリスがあふれています

ちょっと試走後、 フリーハブボディとハブの接面部からグリスがあふれています。もしかしたら、組みつけ時に少しシャフトの締め付け具合を調整したので、そのときにはみ出たのかもしれません。この状態でもかわらず静音化されていました。

今回は、自動車用でエンジンの組付けにも使われるグリスを使用しました。
静音化はだめでも、潤滑、防水、防錆等の効果はあると思います。

SUPER ZOIL GREASE
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